2018年も師走を迎え、新年に向けてもうひと息といったところだろう。こうなると気になるのが年末年始の渋滞情報。
例年恒例となっているネクスコ各社による20km以上の渋滞予測。特に2018年は12月29日(土)~新年1月6日(日)までと日の並びがよく、大きな渋滞になるか分散されるかが大きな見どころだ。
さらに万が一渋滞に巻き込まれてしまった際の対策法を、数々の渋滞現場を切り抜けてきた自動車ライターの永田恵一氏に聞いた。渋滞は左車線のほうが流れるってほんと!?
文:永田恵一、ベストカーWeb編集部/写真:AdobeStock
■下りは12月30日から、上りは1月3日までが渋滞のピーク
2018年から2019年にかけての年末年始は日の並びがいいのも特徴。一般的に年末年始の休暇は12月29日(土)から始まり、1月4日(金)から仕事始めという企業も多いだろう。
しかし企業のなかには1月4日を特別休暇とし、1月6日(日)までを年末年始休暇とするケースもみられ、高速道路利用者が分散することが考えられる。
上記が各区間の渋滞予測だ。2018年の年末年始も2017年とほぼ変わらない。あえて挙げるなら下りの最長渋滞がやや短く(30km→25km)なり、上りの最長渋滞がやや長く(35km→40km)なった。
ただ混雑のピークは下り線の12月30日は変わらないものの、上り線は1月4日~5日まで20km以上の渋滞が残るのが特徴だ。
前述のとおり1月6日まで休暇を取る人が多く、帰宅ラッシュが分散しているのだろう。渋滞予測の使い方は書いてある時間帯を避けることにある。
深夜や早朝の運転となると危険も増えるが(後述)、事前にルートの選定などをしっかりして年末年始の渋滞を回避する術を見つけておきたい。
■そもそも渋滞を回避するには何時に出発すべきか
(TEXT:永田恵一)
そもそも渋滞にハマりたい人は居ないわけで、はじめに渋滞を避けて移動できる時間帯を考えてみたい。まず考えがちなのは深夜帯の走行。
もちろん深夜に走れば渋滞に巻き込まれる可能性は非常に低く、ETCの深夜割引も確実に受けられるが、視界が悪くなり事故の可能性も増えるなど、リスクを考慮してこの記事では深夜の移動は勧めないことにしたい。
【下り線の混む時間】
まず下り線から見ていこう。渋滞の多くは午前中であり、午後になれば解消はしなくとも緩和していることがほとんどである。
早めの昼食を済ませた後、具体的に言えば11:30くらいの出発を勧める。早朝に出発するのは、程度はさておきとして午前2時ころから渋滞が始まっているケースも多い。
早起きする割に得るものは少ない傾向なのであまり勧められない。
【上り線の混む時間】
基本的に午後から始まる上り線の渋滞は、たいてい23時から0時には解消しなくとも緩和していることが多い。
この傾向を考えると遅めの時間の出発、イメージとしては夕飯をユックリ済ませたり、温泉にでも浸かり21時くらいに出発するとかなり渋滞を避けられるだろう。
また上り線が午前中に渋滞することは少ないので、 こちらは早朝に出発するという手もある。
■渋滞にはまったら左車線へ移動がいいかも!?
(TEXT:永田恵一)
まず先行車と2秒の車間を取ることを実践したい。これはネクスコが推奨しており、2秒の車間を取るとまず事故防止の可能性が広がる。
さらに割り込みや、前走車の加減速に伴うブレーキランプの点灯が減り、結果的に渋滞が減ると言われているためだ。車間を詰めれば詰めるほど渋滞は伸びると意識した。
また走行する車線にも大きなヒントがある。一般的には渋滞中もっとも流れが早いのは左車線と言われている。
インターチェンジ入口から入ってくるクルマも多いが、インターチェンジ出口で出るクルマもいるからだが、これは筆者の経験上も同様の感想だ。
流れている車線に進路変更したくなる気持ちもよく分かるが、最終的な所要時間はどの車線もあまり変わらないものなので、労力を考えるとあまり進路変更をしないのが吉だろう。
また合流車線では「待っている人より先に行くのは悪い」という罪悪感のようなものがあるのか、合流車線の手前で合流するドライバーが多い。
しかしこれでは合流車線内で渋滞が発生するケースも多いから、合流車線での先端での合流を忘れないようにして欲しい。
なお渋滞を迂回するのに高速道路を下りて一般道を走るというのは、高速道路が通行止めやひどい事故渋滞でもない限り避けたほうが無難だ。
■渋滞に突入したら休憩しつつも快適に過ごそう
(TEXT:永田恵一)
渋滞に入ったらもうあれこれあがくよりも、家族や同乗者とたくさん話をするいいチャンスと捉えるのがいいだろう。
確かに後席の子供に「DVDを見せておけば静かにしてくれる」というのも分からなくはないが、こんな時こそが家族の絆を深めるいい機会だと思う。
とはいえ同乗者が寝てしまって孤軍奮闘のパパの場合は、予測不能な面白いトークにしばしば出くわすAMラジオがBGMにはお勧めだ。
またここ数年急増している停止まで対応する先行車追従型のアダプティブクルーズコントロール付きのクルマなら、運転の構えと周囲の監視をしながら渋滞をクルマにサポートしてもらうというのが今ドキなのかもしれない。
眠気覚ましも渋滞の必需品。体調が正常なら、眠気覚ましにはカフェインを取るといい。カフェインはコーヒーなどに入っているが、液体では睡眠打破、錠剤ではトメルミンという商品が強力。
レッドブルやモンスターエナジーもリーズナブルだ。しかし、それでも眠い場合には休憩するしかなく、仮眠や眠れなくても15分ほど目をつぶるだけでもだいぶ変わることが多い。
また仮眠後にはクルマから降りてちょっとした体操で体を動かしてから運転した方が、体がシャッキとして安全だ。繰り返しになるが眠くなったら寝るしか解決策はない、ということは覚えておきたい。
そんな眠気を寄せ付けないためにも1回の運転は最長で2時間までとしたい。根拠はプロのトラックや高速バスの運転手さんの休憩義務だろう。
基本的に「2時間運転したら10分以上休憩」という規定がある。もちろん個人差や同乗者もいるだろうから、1時間置きでも1時間半置きでもいい。
無休憩でいけるところまで、と思っているとサービスエリアにたどり着くまでに何時間も渋滞で過ごす可能性すらある。
いずれにしてもドライブ前にはタイヤの残り溝や空気圧の確認や各部の点検を行い、必要ならスタッドレスタイヤなどの滑り止めも用意して、くれぐれも安全運転で快適なドライブを楽しんでほしい。
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