■アウトドアに向いているクルマの条件は?
新型コロナ禍で自粛生活が続いていることから、密を避けられるアクティビティとしてアウトドアレジャーを楽しむ人が増えています。
数年前から「ソロキャンプ」などが話題になるなど、少しずつ盛り上がってきていますが、この新型コロナ禍になって勢いが加速。アウトドア関連などの施設は盛況といわれています。
キャンプ以外でも釣り自転車などの人気に再び火がつくなど、かつて1980年代に大流行したアウトドアブームを超えるほど人気を集めている状況です。
一方、最近は環境に優しいクルマが増え、舗装路を快適に走ることを前提にした「エコカー」が主流。
一般的なクルマでもアウトドアに行くことは可能ですが、せっかくだったらルックス的にも性能的にも海や山に似合うクルマで楽しみたいものです。
アウトドアで求められる性能として考えられるのが、悪路走破性です。決して4WDである必要はないかもしれませんが、十分なロードクリアランスがあり、多少のデコボコ道でも走り抜ける能力があるクルマとして、やはりSUVが相応しいでしょう。
また、ボディに加えて車内が多少汚れても問題ないタフさも欲しいところです。
ソファのような座り心地の良いシートではなく、多少の雨や雪、泥なども気にならない機能的なインテリアや使い勝手の良いラゲッジルームが備わっていると便利です。
走行性能としては、ハイパワーというより低速でもトルクフルで粘り強いエンジンが理想的。
電気自動車(EV)も増えていますが、充電ステーションがまだまだ少なく、いざというときに給油だけで済む利便性や、多くの荷物を積載しても前へ進むパワーの必要性を考えると、現状はガソリン車やディーゼル車がアウトドアに最適だといえそうです。
では、これらの条件を兼ね備えた、アウトドアに似合うクルマにはどんなモデルがあるのでしょうか。
●トヨタ「ハイラックス」
最近の日本ではあまり馴染みがありませんが、ピックアップトラックは世界中で需要の高いジャンル。そのなかでも1968年から歴史を積み上げてきたトヨタ「ハイラックス」は、「ランドクルーザー」と並び、世界中から愛され続けている名車です。
日本では「はたらくクルマ」のイメージが強いモデルを敬遠する傾向が強く、ピックアップトラックもそのイメージが根強かったのですが、近年のアウトドアブームでは大きな荷台を備えたピックアップを「SUT(スポーツ・ユーティリティ・トラック)」と捉える人が増えました。
そこで改めてハイラックスにも注目が集まっています。
現行ハイラックス(8代目)は2015年に海外で登場。2017年には日本市場から一時姿を消した2004年以来、13年ぶりに日本へ導入されました。
海外では2人乗りの「シングルキャブ」や2人乗り+荷物置きスペースがついた「エキストラキャブ」などもありますが、日本ではもっとも利便性の高い5人乗りの「ダブルキャブ」のみをラインナップ。
ボディサイズは全長5335mm×全幅1855mm×全高1800mmと、存在感のあるスタイルが特徴で、2020年のマイナーチェンジでよりワイルドなデザインを身につけました。
搭載されるパワーユニットは、排出ガスをクリーン化した2.4リッターディーゼルターボエンジン。最高出力は150馬力と控えめですが最大トルクは40.8kgmもあり、パートタイム式4WDの駆動方式でトルクフルな走りを実現。2tを超える大型ボディをグイグイ前に進める力強さを持っています。
なお、ハイラックスは、貨物車扱いの1ナンバー登録となっており、税金は安いのですが、車検を毎年受ける必要があります。
■タフさと利便性を備えた「道具感」が魅力
●日産「エクストレイル」
日本の道路事情にマッチしたミドルクラスのボディと優れた走行性能で、ロングセラーとなっているSUVが日産「エクストレイル」です。
乗用車ベースでありながら悪路走破性に優れ、濡れた道具などを載せてもお手入れがしやすい防水フレキシブルラゲッジなども装備。
初心者から熟練ドライバーまで納得できる、使い勝手とスタイルを両立させた人気モデルとなっています。
初代エクストレイルの誕生は2000年。当時はまだクロスカントリーベースのSUVが多いなか、ホンダ「CR-V」やトヨタ「RAV4」などとともに、乗用車ベースのSUVの人気をけん引。
直線基調のエクステリアは実用性が高く、「道具」としての割り切りを感じさせる潔さを感じさせるとアウトドア指向の強いユーザーにも高い評価を得ました。
2007年には初代のイメージを踏襲した2代目へと進化し、日産が誇る4WDシステム「オールモード4×4」を搭載しているほか、防水仕様のインテリアも継続採用されています。
そして2013年には現行型となる3代目が登場しました。ルノーとの共同開発となるエンジニアリングアーキテクチャ「CMF」を採用し、全長4640mm×全幅1820mm×全高1715mmにまでボディを大型化。グラマラスなエクステリアへと刷新されました。
搭載されるパワーユニットは、登場当初は2リッターガソリン車のみでしたが、2017年のマイナーチェンジで2リッターガソリン+モーターを組み合わせたハイブリッド車も追加投入されています。
また早くから衝撃時の被害を軽減する「エマージェンシーブレーキ」をオプション設定(のちに標準化)するなど安全性能も充実するとともに、運転支援システムの「プロパイロット」も設定し、高速道路での快適な走行を実現しました。
北米では、兄弟車の「ローグ」が4代目へとフルモデルチェンジして2020年に発売。中国でも新型エクストレイルとして4代目が公開されており、日本市場への新型導入が期待されています。
●スズキ「ジムニーシエラ」
小さなボディでも、卓越した悪路走破性を誇る本格四駆がスズキ「ジムニー」です。
現行モデルは2018年にフルモデルチェンジした4代目。歴代モデルと同じくオフロード走行にも耐えうるタフさを実現するラダーフレーム設計になっており、駆動方式は副変速機も搭載したパートタイム式4WDを採用しました。
軽自動車規格のジムニーに加え、オーバーフェンダーとサイドアンダーガーニッシュを装着し、1.5リッターエンジンを搭載した「ジムニーシエラ」もラインナップしています。
ジムニーシエラの特徴は、全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mmというコンパクトなボディに、トルクフルな1.5リッターエンジンを組み合わせたことにあります。
軽のジムニーは軽量かつコンパクトなボディと強靭な足回りで道なき道を走破できる本格派ではありますが、唯一の弱点が高速巡航性。
扱いやすさと経済性を両立し、性能も十分高いものの、660ccのエンジンは高速走行が苦手です。
その点ジムニーシエラは、1.5リッターエンジン搭載なので高速走行も問題なく、オンロード性能も求める人にはオススメです。
現代のクルマに不可欠な、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能をはじめとする「スズキ セーフティ サポート」を装着して高い安全性も魅力のひとつといえます。
アウトドアでも、オートキャンプやグランピングではなく、舗装されてない道を進んだ先でのソロキャンプや、渓流釣りなどを楽しむ上級者にとっては、これほど心強いパートナーもいないかもしれません。
※ ※ ※
新型コロナ禍が落ち着く気配を見せませんが、たまには息抜きもしたいところです。
その点、クルマでの移動やアウトドアレジャーは、少人数であれば密になりにくく、いまの状況にマッチした楽しみ方だといえるでしょう。
新しい生活様式が求められる時だからこそ、アウトドアに最適なクルマの需要は今後も高まっていくものと思われます。
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みんなのコメント
ハイラックスは4ナンバーにしないと売れないよ