車にかかるお金&維持費 [2023.09.22 UP]
最新プリウスの燃費は良くなったってホント?実際どうなのか、調べてみた
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5代目プリウスは燃費が良くなった?
「21世紀に間に合いました。」というキャッチコピーと共に、1997年に誕生したトヨタ・プリウス。センセーショナルなデビューから25年余りが経ち、今やハイブリッドカーの代名詞的存在として、世界でその地位を確立しています。
そんなプリウスが世間を騒がせたのは今年1月のこと。待望のデビューとなった5代目はスポーティなデザインを大胆に取り入れ、誰も予想できないほどのイメージチェンジを果たしたのです。
一方で従来ウリとしていた燃費性能については「従来型を上回る低燃費を達成」としており、「クラストップレベル」を謳っていた過去モデルに比べるとアピール度は控えめ。実際のところ、燃費性能はどれほど良くなったのでしょうか。
今回はそんな5代目プリウスの燃費性能を、先代モデルと比べてみました!
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現行型・5代目プリウスのグレード別燃費をチェック!
5代目プリウス
さっそく、現行型である5代目プリウスのカタログ燃費から見ていきましょう。
ちなみにカタログには「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という区分での数値も掲載されていますが、今回は基準となる数値をピックアップしています。
グレード名ハイブリッド(2WD)ハイブリッド(E-Four)PHV(2WD)Z28.6km/L26.7km/L26.0km/LZ(オプション装着車)31.5km/L29.2km/L30.1km/LG28.6km/L26.7km/L–G(オプション装着車)31.5km/L29.2km/L-U32.6km/L30.7km/L–X32.6km/L30.7km/L–平均値30.9km/L28.9km/L28.1km/L
現行型(60系)プリウス カタログ燃費
現行型は最上位グレードの「Z」のみPHV(プラグインハイブリッド)を設定。「X」は法人向けグレードです。また、「E-Four」はトヨタが導入している電気式4WDシステムの名称です。
2WD仕様のハイブリッド車がリッター30km超えを達成している点に注目。2WDに比べて燃費性能が落ちるとされる4WD(E-Four)仕様でも、平均28.9km/Lという高い数値です。
PHVの平均値も28km/Lを超えており、総じてプリウスが燃費の良いクルマと呼べる内容となっています。
気になる現行型プリウスの実燃費は…!?
では、現行型プリウスの実燃費はどうでしょうか。調査の結果、以下のような数値が出ました。
ハイブリッドPHVサンプルA23.48km/LサンプルE32.98km/LサンプルB22.32km/LサンプルF29.90km/LサンプルC25.88km/LサンプルG36.41km/LサンプルD23.80km/LサンプルE24.34km/L平均値23.96km/L平均値33.10km/L
現行型(60系)プリウス 実燃費
ハイブリッド車は5つのサンプルから、平均23.96km/Lという数値に。燃費達成率は80.1%となっています。
一方のPHV車は3つのサンプルすべてでカタログ燃費を上回り、平均33.10km/L・燃費達成率117.8%という驚異的な数値になりました。
実燃費でリッター30km超えを達成したPHV車のインパクトが強いものの、ハイブリッド車のリッター24kmに迫る数値も十分に高いもの。改めてプリウスの実力を感じさせるデータでした。
先代モデル(50系)のカタログ燃費と実燃費は?
4代目プリウス
続いて、先代の50系プリウスの燃費を見てみましょう。まずはカタログ燃費から。
(ハイブリッド)2WD(ハイブリッド)E-FourPHV(2WD)Aプレミアムツーリングセレクション27.2km/L25.4km/L-Aプレミアム30.8km/L28.3km/L30.3km/LAプレミアム(オプション装着車)--26.2km/LAツーリングセレクション27.2km/L25.4km/L-A30.8km/L28.3km/L30.3km/LA(オプション装着車)--26.2km/LSツーリングセレクション27.2km/L25.4km/L-S30.8km/L28.3km/L30.3km/LS(オプション装着車)--26.2km/LSセーフティパッケージ--30.3km/LSセーフティパッケージ(オプション装着時)--26.2km/LE32.1km/L--平均値29.4km/L26.9km/L28.3km/L
先代(50系)プリウス カタログ燃費
続いて、実燃費のまとめです。
ハイブリッドPHVサンプルA22.90km/LサンプルA28.63km/LサンプルB21.97km/LサンプルB36.37km/LサンプルC24.58km/LサンプルC30.27km/LサンプルD20.13km/LサンプルD28.76km/L平均値22.40km/L平均値31.01km/L
先代(50系)プリウス 実燃費
先代プリウスのハイブリッド車の実燃費は平均22.40km/Lで、燃費達成率は80.0%。PHV車は現行型同様に実燃費がカタログ値を上回り、燃費達成率は109.6%となっています。
先代と現行型の実燃費を比較してみると、ハイブリッド車は22.40km/L→23.96km/Lで1.56ポイント上昇。PHV車は31.01km/L→33.10km/Lで2.09ポイント上昇となり、燃費性能の向上が数値として表れる結果となりました。
プリウスなら先代モデルも狙い目!中古車もチェックして賢いお買い物を!
今回の結果を見ると、燃費性能そのものでは現行型にはかないませんが、先代プリウスの実力も高いことが改めて分かりました。ガソリン価格の高騰も気になる今日この頃、ハイブリッドカーの購入を検討する際には現行型プリウスはもちろんのこと、先代モデルを中古車で手に入れるという選択肢も良いのではないでしょうか。
2023年9月現在でグーネットには9800台以上のプリウスが登録されており、あなたの希望に見合う一台がきっと見つかるはず。次の愛車探しの際には、グーネットでお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか。
プリウスの中古車登録台数:9,807台(2023年9月現在)
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みんなのコメント
どの値がどの組み合わせの燃費か全く読めぬ
嘘つき電気屋さんや、欧州のストロング?ハイブリッドの
付け入る隙は有りませんね。
この燃費でプラスアルファーとは、恐れ入りました。
これだけの燃費性能が有れば、BEVの存在価値も薄れるな。
生涯ライフサイクルで試算すればBEVなどHVの足元にも及ばない事は明らか。
この事実が、分からない貴方は調べてみなさい。
真実は1つですから!