6代目インプレッサはハッチバックのみで発表
ロサンゼルスにて開催中の2022年LAオートショーにおいて、スバルが新型「インプレッサ」(米国仕様車)を世界初公開しました。
1992年に、同じくLAオートショーでデビューした初代インプレッサは、スバルが新提案するコンパクトクラスのセダンでした。ご存知のように、後に2.0Lターボエンジンを搭載したWRXシリーズによってスポーティなイメージを強めていきます。
>>【スバル新型「インプレッサ」公開。発売は23年春以降、2.5Lボクサー搭載の「RS」を新設定
今回発表されたのは第6世代となるインプレッサ。インプレッサが5ドアハッチバックの「スポーツ」と4ドアセダンの「G4」をラインナップしていたのに対して、ひとまず新型ではハッチバックが発表されました。
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ベースはクロストレックと共通でハンドリングに期待
フロントグリルやヘッドランプなどのデザインからもわかるように、すでに日本で公開されているSUVモデル「クロストレック」の兄弟車となっています。ルーツをたどればクロストレック(旧日本名:XV)はインプレッサのバリエーションでしたから、当然です。もっとも、この世代ではクロストレックが先行して公開されたということは、SUVやクロスオーバー人気を受けて主役が入れ替わったとも言えます。
主要メカニズムはすでにクロストレックで公開されているものと同様。新世代のSGP(スバルグローバルプラットフォーム)はフルインナーフレーム構造により約10%のねじれ剛性アップが図られ、2ピニオン電動パワーステアリングの採用なども併せて、そのハンドリングが高品質なテイストになっていることが期待できます。
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基本のパワーユニットは2.0L直4ガソリンエンジン
パワートレインは、2.0L水平対向4気筒ガソリン直噴エンジンとCVTを組み合わせたものが基本で、北米では4WD仕様(シンメトリカルAWD)となる模様です。現時点では、マイルドハイブリッド機構が備わるかどうかは明言されておらず、2.0Lエンジンの最高出力は米馬力で152hpと発表されています。
2.5Lエンジンを積んだ高性能グレード「RS」に注目
注目は、新グレードとして「RS」が設定されることでしょう。
昔からのスバリスト(スバルファン)であれば初代レガシィや、かつてインプレッサの北米仕様に「RS」というスポーティグレードが設定されていたことを思い出すかもしれません。ヘリテージに沿った由緒正しいグレードが復活するのです。
パフォーマンスを差別化するために、RSグレードには2.5L水平対向エンジンが搭載されます。その最高出力は米馬力で182 hp。FRスポーツカーであるBRZの228hpには及びませんが、十分にパワフルなエンジンといえるでしょう。トランスミッションはCVTとなりますが、パドルシフトや8速マニュアルモードを持つタイプを組み合わせるそうです。
アクティブトルクスプリットAWDの制御が刷新されたのもトピックスのひとつ。同様の進化を遂げたクロストレックの印象でいえば、駆動力によってハンドリングやコーナリング性能の向上が実感できるレベルになっていました。スバルらしいドライブフィールを味わえる一台に仕上がっていることが期待できるのが、新型インプレッサというわけです。
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クロストレックで好印象を得たフロントシートにも期待
そうしたスポーツドライビングを、文字通り支えてくれるのが新構造のフロントシートでしょう。仙骨を押さえることで、骨盤を支えるシートはクロストレックでも採用されていますが、これもクロストレックの試乗で体験したように、ロールやピッチングといった車体の動きをものともせず体を支えると同時に、乗員の快適な乗り心地も期待できるものとなっているはずです。
新型インプレッサの北米市場への導入は2023年春以降を予定しています。その後、世界各国市場に順次導入されるということです。
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文:山本 晋也
写真:
1~14枚目:新型インプレッサ RS※北米モデル
15~18枚目:新型インプレッサ スポーツ※北米モデル
19枚目:クロストレック
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みんなのコメント
相変わらずのシンメトリカルAWDとCVTでアイサイトが若干進化するだけ。
現行ユーザーはホッとするかもしれませんが、正直面白みに欠けるって言うか買い換えたいって気にさせないって言うか。
スバル独自のDCTやHVで驚かせてほしい。
窓空間位、水平に空けたらどうなんだスバルなんだから。後方もカメラ頼みの視界しかない造りは何ら他社と変わらないので「ゼロ次安全」などというスバル標語はもう使えないよ。