スズキ・アルト 旧型とのサイズ差
スズキ・アルト。1979年に47万円という低価格と、当時の物品税を回避するために商用車登録とした「軽ボンネットバン」という新ジャンルを開拓した。
<span>【画像】似ているようで全然違う! スズキ・アルト新型/従来型を比較【ディテール】 全127枚</span>
そんなスズキのボトムラインを担うベーシックカーの新型、9世代目がいよいよ発表。先代型からどう変わったのだろうか?
まずボディサイズ。すでに先代型は全長、全幅は軽自動車枠いっぱいとなっていたため変更はなし。
一方の全高は先代よりも50mm拡大し、1525mmとなった。
全高は高められたものの、一般的な立体駐車場に入る1550mm以下というサイズはキープしている点は安心できるポイントだろう。
エクステリアのデザインに関してはすでにティザーサイトで全貌が公開されているため、ご覧になった方も多いかもしれない。
親しみやすく愛着の持てる丸みを帯びた柔らかいフォルムとなっており、同社の人気車種であるハスラーを思わせるテイストとなっている。
アルトには派生車種としてデザインを重視した「アルト・ラパン」が存在しているが、新型アルトが柔らかいフォルムを採用したことで動向が注目されるところである。
インテリアも先代型のいかにも実用車、といったものから立体感を感じさせる造形のインパネを採用したこと。
また50mm高くなった全高のおかげで室内高が45mm拡大され、より快適な室内空間を実現。
乗降頻度の多いフロントドア開口高を20mm拡大したことで乗降性を高めているのも実用車としては美点と言えるだろう。
先進安全装備は全グレード標準
新型スズキ・アルトには、全グレードで「スズキセーフティサポート」と呼ばれる先進安全装備を標準装備。
衝突被害軽減ブレーキは先代のデュアルセンサーブレーキサポートから、2つのカメラによって夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートへと進化。
そして後退時ブレーキサポートを始め、前後の誤発進抑制機能や車線逸脱、ふらつきの警報、先行車発進お知らせ機能にハイビームアシストが備わっている。
フロントシートSRSサイドエアバッグとSRSカーテンエアバッグも全車に標準装備されている点も見逃せない。
さらにメーカーオプションで標識認識機能や全方位モニター用カメラ、ヘッドアップディスプレイも用意されている。
ベーシックカーとしての枠を超えた充実装備と言えるだろう。
また、先代型では設定すらなかったディスプレイオーディオを一部グレードに設定。バックモニターの映像が表示できるようになるほか、全方位モニター装着車では狭い道を低速で走行中、自動でモニターにサイド(左側)+フロント映像を表示してくれる「すれ違い支援機能」や、見通しの悪い場所で人などが近づいてくるとお知らせする「左右確認サポート機能」も前後に装着される。
新型アルト、ハイブリッドを搭載
新型スズキ・アルトの心臓部には、先代型にも搭載されていたエネチャージを搭載するR06A型エンジンに加え、待望のマイルドハイブリッド仕様となるR06D型エンジンを搭載。
これによってハイブリッドモデルは軽自動車トップとなる27.7km/L(WLTCモード燃費)という低燃費を実現した。
そこに組み合わされるミッションは全車CVTとなる。先代型に設定されていた2ぺダルMTのAGS(オートギアシフト)や3ペダルMTはラインナップから外されている。
先代型では2021年8月に一足先に姿を消した商用モデルも現状ではラインナップされていない。
また、現段階ではターボエンジン搭載モデルやホットモデルの「ワークス」についてはアナウンスがされていない。しかし先代型も遅れて登場しているため、落胆するのは時期尚早かもしれない。
新型アルトの気になる価格は、最も高額な「ハイブリッドX」の4WDモデルが137万9400円、最も安価な「A」の2WDモデルが94万3800円となる。
先代型の最も高額な「Sアップグレードパッケージ装着車」が129万5800円だったため、およそ8万円ちょっとの値上がりとなる。
パワートレインがマイルドハイブリッドとなったことを考えると妥当なところと言えそうだ。
一方、最も安価な先代型は86万3500円の「F」となるが、こちらはスズキセーフティサポートが非装着となる。装着車同士で比較すると先代型が92万4000円となり、わずか2万円の違い。
こちらもトランスミッションが5AGSからCVTへ変更となっているため、実質同等もしくは値下げということになるだろう。
年々市場が縮小している軽セダンではあるが、ベーシックカーとしてしっかり進化させているスズキには頭が下がる。
特に年輩ユーザーが多い車種だけに、安全装備の標準化などは歓迎すべきではないだろうか。
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