現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 激レアなホンダ「ライフピックアップ」を「NSX」のパールホワイトで全塗装! 総生産1000台少しの希少車をカスタムして楽しんでます

ここから本文です

激レアなホンダ「ライフピックアップ」を「NSX」のパールホワイトで全塗装! 総生産1000台少しの希少車をカスタムして楽しんでます

掲載 5
激レアなホンダ「ライフピックアップ」を「NSX」のパールホワイトで全塗装! 総生産1000台少しの希少車をカスタムして楽しんでます

激レア中の激レアモデルのライフピックアップ

総生産台数が1000台ちょっとと言われている、激レア中の激レアモデルを発見しました。それが、なぜか大きな軽自動車ナンバーを装着したホンダ「ライフピックアップ」です。1974年に生産終了したライフピックアップは大きな軽ナンバーがつけられる以前のクルマ。本来装着していないはずの大きな軽ナンバーなのはなぜなのか、その理由を探ってみました。

「ガチャピン」と呼ばれたマツダ「ポーターキャブ」を日産「チェリー」のオレンジにペイント! もとは消防車として活躍した個体でした

後部を荷台にしたステップバンの派生モデル

大阪港湾部の築港赤レンガ倉庫脇にある広場で開催された「360だョ!全員集合 in OSAKA」会場で発見したのは、生産台数も少ない希少車、ホンダ「ライフピックアップ」だ。

ライフピックアップは、1972年に登場した「ライフステップバン」をベースに後部を荷台としたピックアップタイプの派生モデルで、翌1973年に登場した。すでにホンダには「TN」シリーズという軽トラックが存在していたが、こちらはベースのステップバンがFFなので、荷台を低く、フラットにでき、荷物の積み下ろしが楽というメリットがあった。そのため都市部など狭い場所での小口デリバリー需要増加に合わせて開発されたと言われている。ところがセミボンネットタイプのステップバンをベースとしたことで、荷台が狭く積載量も軽トラックに及ばなかったことから販売はあまり振るわなかった。

オーナーはこのレアモデルばかり2台連続で乗り続けるツワモノ

オーナーの池田さんは、以前にも別のライフピックアップに乗っていたそうだが、より状態の良いこの個体と出会い、今から8年ほど前に入手したそうだ。

じつはホンダは1975年1月からの軽自動車の規格改正に合わせて1974年にTNシリーズを残して軽自動車市場から一時撤退してしまうため、ライフピックアップはたった2年で生産を終了してしまう。総生産台数も1000台ちょっとと言われており、激レア中の激レアモデルだ。

そんなライフピックアップを2台乗り継いだ経験を持つ池田さん自身もかなり珍しいと言えるだろう。そしてもうひとつ、このライフピックアップには珍しい歴史があることを池田さんから教えてもらった。

生産終了後も登録されずにいたため大きなナンバーがつくことに

「このクルマ、大きな軽ナンバーが付いているでしょ? 大きな軽ナンバーは1975年1月からスタートするので、1974年に生産終了したライフピックアップには本来つかないものなんですよ」

話を聞くと、おそらくどこかのショールームで登録されないまま眠っていた過去があるようで、初年度登録も1976年、つまり生産終了から2年間も登録されずにいたということになるのだ。状態が良かったのもこの休眠期間が関係しているのかもしれない。

そんな状態の良いボディは、「NSX」のパールホワイトでペイントされ、ハヤシレーシングアルミホイールを装着している。そのほかダッシュパネルを木目調にしたり、センターメーターをホワイトフェイスに変更したりと、カスタムを楽しんでいる。

こんな記事も読まれています

なつかしい昭和のスズキ「サンバー」を美しくレストア! 板金屋から引き継いで、ホワイトリボンタイヤで見事にオシャレな1台に仕上げました
なつかしい昭和のスズキ「サンバー」を美しくレストア! 板金屋から引き継いで、ホワイトリボンタイヤで見事にオシャレな1台に仕上げました
Auto Messe Web
初代「シルビア」乗りがダイハツ「フェローMAX」で旧軽カーイベントに参加! 70年代当初は珍しかった軽カーのFF車とは
初代「シルビア」乗りがダイハツ「フェローMAX」で旧軽カーイベントに参加! 70年代当初は珍しかった軽カーのFF車とは
Auto Messe Web
昭和生まれの「バモスホンダ」を当時ナンバーで引き継ぐ奇跡。生粋のバイク好きが選んだ趣味グルマは家族も大満足でした
昭和生まれの「バモスホンダ」を当時ナンバーで引き継ぐ奇跡。生粋のバイク好きが選んだ趣味グルマは家族も大満足でした
Auto Messe Web
ホンダの「ミッドシップ“軽トラ”」登場! めちゃ楽しそうな「モトコンパクト」もセット! 極上すぎる「アクティトラック」米で落札
ホンダの「ミッドシップ“軽トラ”」登場! めちゃ楽しそうな「モトコンパクト」もセット! 極上すぎる「アクティトラック」米で落札
くるまのニュース
光岡自動車が100台だけ販売した「K-3」とは? 1人乗り原付カーを自分で組み立てる「キットカー」でした【マイクロカー図鑑】
光岡自動車が100台だけ販売した「K-3」とは? 1人乗り原付カーを自分で組み立てる「キットカー」でした【マイクロカー図鑑】
Auto Messe Web
話題沸騰! 旧車オーナー注目の「電動クーラー」は19万8000円から! 非力なコンパクトカーやマイナー車種にも装着できます
話題沸騰! 旧車オーナー注目の「電動クーラー」は19万8000円から! 非力なコンパクトカーやマイナー車種にも装着できます
Auto Messe Web
ホンダの人気バイク「カブ」シリーズ! 共通点と違いとは
ホンダの人気バイク「カブ」シリーズ! 共通点と違いとは
バイクのニュース
EV小型トラック用タイヤにスポーツカー向け以上のこだわりが…エコ性能が高まれば、送料だって安くなる!?【Key’s note】
EV小型トラック用タイヤにスポーツカー向け以上のこだわりが…エコ性能が高まれば、送料だって安くなる!?【Key’s note】
Auto Messe Web
ホンダが新型「赤いプレリュード」公開! 劇的復活の「真紅スタイル」に反響多数! 「うわー欲しい!」「これは興奮する」令和の”モテ車”爆誕なるか!? 米で登場
ホンダが新型「赤いプレリュード」公開! 劇的復活の「真紅スタイル」に反響多数! 「うわー欲しい!」「これは興奮する」令和の”モテ車”爆誕なるか!? 米で登場
くるまのニュース
丸目レトロな「黒顔“軽トラ”」新型内装を初公開! パカっと開くルーフでめちゃ広い! 「車中泊」も楽しい「ファニーライダー」とは
丸目レトロな「黒顔“軽トラ”」新型内装を初公開! パカっと開くルーフでめちゃ広い! 「車中泊」も楽しい「ファニーライダー」とは
くるまのニュース
まさに日産「スカイラインGT-R」のワゴン版!「ステージア オーテックバージョン260RS」のエンジン載せ替えだけじゃないチューニングとは
まさに日産「スカイラインGT-R」のワゴン版!「ステージア オーテックバージョン260RS」のエンジン載せ替えだけじゃないチューニングとは
Auto Messe Web
いまデコトラ乗りが命をかけるボディ&シャシー塗装! 乗用車とはまったく違う「色の流行」が存在する!!
いまデコトラ乗りが命をかけるボディ&シャシー塗装! 乗用車とはまったく違う「色の流行」が存在する!!
WEB CARTOP
超レトロ顔「軽バン」実車公開! 丸目ライトの「エブリイ」が“超カッコイイ”! 極小すぎる「アメリカンVAN」登場
超レトロ顔「軽バン」実車公開! 丸目ライトの「エブリイ」が“超カッコイイ”! 極小すぎる「アメリカンVAN」登場
くるまのニュース
ん、ホンダ車なのに日産認定中古車!? 33年落ち初代NSXが日産で買えんの!? しかも1年走行距離無制限保証付きで販売中のなぞ
ん、ホンダ車なのに日産認定中古車!? 33年落ち初代NSXが日産で買えんの!? しかも1年走行距離無制限保証付きで販売中のなぞ
ベストカーWeb
「最低地上高」とは何を指す? 測定ポイントや何センチまで大丈夫か、車検に通る基礎知識のまとめ「車高調の場合の測定はどうする?」
「最低地上高」とは何を指す? 測定ポイントや何センチまで大丈夫か、車検に通る基礎知識のまとめ「車高調の場合の測定はどうする?」
Auto Messe Web
トヨタ「レビン/トレノ」の熟成モデルといえば「AE111」でキマリ! ヘリカルLSDが搭載されたホットモデルでした
トヨタ「レビン/トレノ」の熟成モデルといえば「AE111」でキマリ! ヘリカルLSDが搭載されたホットモデルでした
Auto Messe Web
アバルト「695」が740万円! 理由は「トリブート フェラーリ」だったからでした…購入するならまずは日本の中古市場から探しましょう
アバルト「695」が740万円! 理由は「トリブート フェラーリ」だったからでした…購入するならまずは日本の中古市場から探しましょう
Auto Messe Web
ホンダ「ライフ」は酒1本と交換で入手! 35年所有するAT車のメンテはなぜ自分で行うようになった?「長距離自走してイベントを楽しんでいます」
ホンダ「ライフ」は酒1本と交換で入手! 35年所有するAT車のメンテはなぜ自分で行うようになった?「長距離自走してイベントを楽しんでいます」
Auto Messe Web

みんなのコメント

5件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2420.02794.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

600.05900.0万円

中古車を検索
NSXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2420.02794.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

600.05900.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村