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これ本当にトラック!? カッコよすぎる商用車5選

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これ本当にトラック!? カッコよすぎる商用車5選

■思わず「かっこいい!」と言ってしまいそうな商用車5選

 日本で商用車というと、真っ先にトラックやトヨタ「ハイエース」、「プロボックス」、ほかには軽トラックが思い浮かびます。

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 これら商用車に求められるのは、頑丈であって耐久性があり、使い勝手もよくて燃費がいいことが挙げられます。一方、世界に目を向けると、商用車でありながらも意外と優れたデザインのモデルが多数存在します。

 そこで、世界中の商用車や働くクルマのなかで、かっこいいと思えてしまうモデル5車種をピックアップして紹介します。

●メルセデス・ベンツ「ウニモグ」

 メルセデス・ベンツは高級車ブランドですが、数多くの商用車も生産しています。大型トラックから小型ピックアップ、バンまで多種多様です。

 この「ウニモグ」は特殊な車両で、いわゆる多目的作業車に分類されます。とにかく高い車高と巨大なタイヤが特徴で、見るものを圧倒する存在感があります。

「ウニモグ」はトラックのボディが基本になります。4輪駆動車で排気量5.1リッターの直4ディーゼルエンジンを搭載し、最大斜度45度の斜面を登る能力のほか、高い悪路走破性を誇っています。

 ボディは巨大で全長6m、全幅は2.3m強もあるので、日本の道では走る場所を選んでしてしまいますが、本来は道なき道に分け入って走るクルマですから、日常の使い勝手は考慮されていません。

 日本でも消防車両や警察車両、除雪車にも使われており、災害時や悪天候で威力を発揮します。

●ルノー「カングー」

 ルノー「カングー」というと、ワゴンタイプで後部スライドドアのミニバンですが、本国フランスや欧州ではバン用途が多く、日本のワンボックスカーのような使われ方がされている商用車でもあります。

 ボティタイプは3種類あって、ショート、ミドル、ロングと、全長によってわかれています。なお、日本で発売しているカングーはミドルです。

 ショートは3ドアで、ミドルとロングは後部スライドドアの5ドアで、日本では販売さいていませんが「カングー ZE」という電気自動車が存在します。

 黒い素地のバンパーは、コストダウンの目的がありますが、逆に外観のデザインを引き締めるアイテムになっており、このへんのデザインはさすがフランス車ではないでしょうか。

●フォード「スーパーデューティ F450」

 アメリカにおいてピックアップトラックは、税金や保険の額で優遇されているため、トップセールスを続けています。

 ピックアップトラックをあえて乗用車のように使う人も多いので、デザインは洗練され、内装も豪華に仕立てられているモデルもあります。

 ベストセラーのピックアップトラックのなかでも、フォードのFシリーズはとくに売れていて、その最高峰に位置するのが「スーパーデューティ F450」です。

 特徴としてはリアがダブルタイヤとなっていて、積載や牽引にで力を発揮します。大きく張り出したリアフェンダーによって、全幅は2.4m、全長も6.7mあり、アメリカならではのサイズとなっています。

 エンジンは6.2リッターV8ガソリンと、6.7リッターV8ディーゼルの2種類で、最上級の「F-450 リミテッド」の価格は日本円で970万円ほどと、かなり高額なトラックです。

■これ本当にトラック!? オーストラリアのスーパートラック

●日産「NVカーゴ」

 日産はこれまでも北米で積極的に商用車を販売しています。トヨタやホンダはピックアップトラックがメインですが、日産はバンも複数ラインナップしています。

 なかでも箱型のいかにもバンの「NVカーゴ」は、シンプルながらもユーティリティに優れており、さまざまな用途で使われています。

 ボディタイプは、標準ルーフとハイルーフがあり、さらにマイクロバス的に使えるワゴンもあります。

 エンジンは4リッターV6と5.6リッターV8のガソリン車のみで、ボディサイズは全長6.1m、全幅2m強と、やはりかなりの大柄です。

 ちょうど日産「キューブ」を大きく長くしたようなイメージで、デザインのバランスはなかなかのものです。ボンネット部分含め四角で構成されたボディは、他のモデルにはない特徴となっています。

●ホールデン「ユート」

 あまり知られていませんが、オーストラリアには100年以上の歴史を持つ自動車メーカー「ホールデン」があります。

 ホールデンはGMの傘下で、数々の魅力的なクルマを作ってきました。なかでも乗用車をベースにしたピックアップトラック「ユート」は、スタイリッシュなデザインで、高性能なエンジンを搭載するなど、まさにスーパートラックとなっています。

 最新型のユートは2007年に発売されました。最大で6リッターV8エンジンを搭載し、トランスミッションは6MTも選択でき、ドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」でも、その俊足ぶりを魅せました。

 しかし、ホールデンは徐々にオーストラリアでの生産を縮小していき、2017年をもって国内生産を終了。現在はすべてのラインナップを輸入に頼っています。

 ユートは海外生産されず、残念ながらラインナップから姿を消してしまいました。

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