ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは今シーズンの開幕2戦を、スタート時にポジションを落としたことによって苦戦を強いられており、第3戦アメリカズGPではジャンプスタートによるライドスルーペナルティを科されてしまってもいる。
現在ビニャーレスはランキングでは12位まで沈んでおり、3位につけるチームメイトのバレンティーノ・ロッシの1/3以下のポイント数と、大きく離されている。そして、ヤマハのサテライトチーム、SRTのフランコ・モルビデリにも上を行かれているのだ。
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彼はアルゼンチンGPで、他のライダーをオーバーテイクするために、彼の通常の走行ラインをアジャストする必要があると語っていた。そして、この問題はホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)にも馴染みのあることでもあった。
ヤマハからMotoGPにデビューしたロレンソは、彼自身もキャリア初期にポジションを維持することに苦戦しており、他のライダーの後ろでコーナリングをすることは難しかったと話している。
「マーベリックがスタート時のクラッチで苦戦していることは理解できる」と、ロレンソは話す。
「彼がフロントロウに居るかどうかの問題では無い。彼は常にポジションを失っているんだ」
「僕もMotoGPクラスのキャリア初期には、こうした問題を抱えていた。ポールポジションやフロントロウを獲得しても、スタートが悪くて1列分ポジションを失ってしまう。これは難題だ」
「自分の走るラインは他のライダーと比べてかなり異なっていた。誰かの後ろを走っている時は、ミスを犯した場合に備えて、ある程度距離を取って接触しないようにしなければいけない。そして、ブレーキはより速くかける必要があって、タイムを失ってしまう。安全マージンを取るためにね」
「恐らくこれがマーベリックの身に起きていることだ。彼はひとりで走行することと、レースをリードすることを好むだろう」
今季これまで、14ポイントしか獲得できていないにもかかわらず、ビニャーレスは力強いレースペースを示している。3戦全てでウォームアップセッションのトップ4に入り、カタールではポールポジション、アルゼンチンでは2番グリッドを獲得している。
また、11位に終わったアメリカズGPのレース後にビニャーレスは次のようにコメントしている。
「レース当日は素晴らしかった。タイヤ選択は正しく、フロントのソフトはびっくりする程の物だった。正直に言ってスタートして、既にジャンプスタートだと認識していた。だからリスクを取らなかったんだ」
「とにかく、今回は前向きなレースだった。開幕戦と第2戦では、僕らは問題を抱えていたが、先頭を走れるペースはあったから、ミスを犯さないようにして、問題を明らかにすることが必要だった。先頭こそ僕らが居るべき場所なんだ」
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