中古バッテリーの用途を模索
ジャガー・ランドローバー(JLR)は、EVのジャガーIペイスから回収したバッテリーを再利用するポータブル充電装置を開発した。
【画像】ジャガーIペイスのバッテリーを再利用【ESSとIペイスを写真で見る】 全110枚
電気機器メーカーのプラマックと共同開発したオフグリッド・バッテリー・エネルギー・ストレージ・システム(ESS)は、モジュールや配線など部品の85%をIペイスから流用するという。
最大125kWhの容量を持ち、1週間分の電力を家庭に供給できるとのこと。内蔵ソーラーパネルで充電も可能。充電速度は最大22kWで、ほとんどのEVに対応するタイプ2のコネクターを装備している。
欧州でレンタルを行う予定だが、価格などの詳細はまだ明らかにされていない。
中古バッテリーの供給量は2030年までに年間200GWhを超えると想定されており、230億ポンド(約3兆5400億円)以上の副産業が生まれる可能性がある。
JLRは2039年までにゼロ炭素メーカーになることを目指しており、車載バッテリーを再利用することでできるだけ長く製品を使用し、バッテリー廃棄物を最小限に抑える循環型ビジネスモデルを構築したいとしている。
また、同社はEVメーカーへの転換を進める中で、中古バッテリーの新たな用途の可能性を探っていく姿勢を示している。
今回のポータブル充電装置の技術は、フォーミュラEチームであるジャガーTCSレーシングが最近テストしたもので、ESSを診断機器とピットガレージのバックアップ電源に使用している。
ジャガーTCSレーシングのチーム代表であるジェームズ・バークレイは、次のように述べている。
「フォーミュラEは創設以来、世界初の実質ゼロ・カーボンのスポーツです。ジャガーTCSレーシングは、常に二酸化炭素排出量の改善に取り組んでおり、オフグリッド蓄電システムを使用することで、革新的な再生可能エネルギーのソリューションのテストを行っています」
「ジャガーIペイスのバッテリーを使用することで、この持続可能な循環を完成させ、チームのミッションである『革新への挑戦」を示すことができるのです」
このようにバッテリーの再利用を開始した自動車メーカーは、JLRが初めてではない。テスラは2015年、ソーラーパネルの有無にかかわらず、バックアップ用に太陽エネルギーを蓄える統合バッテリー管理システム「パワーウォール」を発表した。
そして2017年、ルノーはパワーヴォールト(Powervolt)社と提携し、EVバッテリーを家庭用蓄電システムに再利用し、ソーラーパネルを所有する顧客向けにサービスを開始した。
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