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「最新モデル試乗」トールワゴンの利便性とSUVのタフネスさ。プジョー・リフターが「使える」と考えるこれだけの理由

掲載 更新 31
「最新モデル試乗」トールワゴンの利便性とSUVのタフネスさ。プジョー・リフターが「使える」と考えるこれだけの理由

プジョーらしさを徹底追求。BROS車のベルランゴとは別モノ

 昨年年デビューしたプョー・リフターは、シトロエン・ベルランゴと基本コンポーネンツを共有するBROS車だ。そう聞くと細部を除き同じクルマと思うかもしれない。しかし実車を前にすると、予想以上の差別化が図られている配慮に驚く。なおリフターのライバルはルノー・カングーだ。
 表情をプジョーマスクに仕上げるために、エンジンフードまで変えている。サイドに回ると、前後のフェンダーアーチに樹脂製カバーが付き、厚みのあるプロテクションモールはそこから連続した専用造形になる。

「新型モデル試乗」個性派シトロエンの新星。期待のベルランゴは万能か!?

 リフターの全高はベルランゴ比で50mmも高い。スリーサイズは4405×1850×1890mm。トールワゴンとSUVのクロスオーバーというキャラクターだ。タイヤはマッド&スノーのSUV用を装着。悪路で真価を発揮するアドバンスドグリップコントロールを標準装備する(駆動方式はFF)。

 インテリアも独自の演出がなされている。運転席回りは上方配置のメーターと小径ステアリングという、プジョー流レイアウト。センターパネルはグリップコントロールのセレクターが配置され、後方にコンソールボックスを備える。

1.5リッターディーゼルは力強い! 快適性良好、オフロードも守備範囲

 後席は2対1分割式(ベルランゴは3分割式)。ワゴン作りが得意のプジョーらしく、使い勝手を重視している。助手席も折りたため、ラゲッジスペースは広い。大型ガラスルーフを標準装備し、その中央にはトレイにも使えるスケルトンのバーを配置。楽しいドライブを演出する工夫は万全である。

 パワーユニットはベルランゴと共通の1.5リッターディーゼルターボ。スペックはパワフルな130ps/300Nm。8速ATなので、回転をあまり上げなくても必要な加速が得られる。荷物をたくさん積んでのクルージングも楽々とこなすに違いない。

 高めの車高とSUV用タイヤは、ベルランゴよりもしっかりした乗り心地をもたらす。フランス車らしい快適な座り心地のシートのおかげで、疲れる気配すら感じない。
 操縦感覚は独特。大きな箱型ボディをクイックな小径ステアリングで操るからだ。最初はちょっぴり奇妙だったが、慣れてくるとゲームのような楽しさを感じた。ステアリング操作に応じてノーズが機敏に動くので、街中での取り回しは楽だ。反応に慣れれば山道でも高いアベレージスピードが保てる。

 オフロードは走らなかったが、アドバンスドグリップコントロールが高い走破性を実現していることは確実。これは同じシステムを搭載した3008で確認済みだ。リフターは、道を選ばないトールワゴンである。

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みんなのコメント

31件
  • シエンタがいいと言う奴、どんな感覚だよ。
  • SUV トールワゴンのコンセプト。
    リフター、いいですね。
    あの、強面の「銀面」のミニバンだらけの日本の街に、
    この手の車が、姿を見せると、街の景色も変わるのに・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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