2025年3月20日~23日(現地時間)、WRC世界ラリー選手権第3戦サファリ・ラリー・ケニアがケニアの首都ナイロビ近郊で行われる。雪のスウェーデンから灼熱のケニアへ、ラリーは前戦とはまったく異なる条件下で開催される。
開幕戦、第2戦を連勝したトヨタがシリーズをリード
開幕戦のラリー・モンテカルロではトヨタのセバスチャン・オジェが優勝し、同じくトヨタのエルフィン・エバンスが2位を獲得。続く第2戦ラリー・スウェーデンではエバンスが優勝し、勝田貴元が2位を獲得するなど、トヨタが2戦連続で1-2フィニッシュを達成。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
さらに、パワーステージとスーパーサンデーでも獲得可能な最大ポイントを2戦連続で獲得したことにより、トヨタがマニュファクチャラー選手権ではランキング2位のヒョンデに大きな差をつけて首位に立っている。
また、ドライバー選手権でもエバンスが首位、オジェが2位、ロバンペラが3位につけるなど、トヨタはシリーズをリードする絶好のスタートを切った。
2025年 WRCマニュファクチャラーズランキング(第2戦終了時)
1位 トヨタ 120
2位 ヒョンデ 72
3位 Mスポーツ・フォード 25
2025年 WRCドライバーズランキング(第2戦終了時)
1位 E.エバンス(トヨタ)61
2位 S.オジェ(トヨタ)33
3位 K.ロバンペラ(トヨタ)31
4位 T.ヌーヴィル(ヒョンデ)29
5位 O.タナック(ヒョンデ)26
6位 勝田貴元(トヨタ)25
そして迎える第3戦サファリ・ラリーは今シーズン初のグラベルイベント。トヨタは過去にこのラリーで2回ポディウムを獲得しているエバンス、2022年と2024年に優勝しているカッレ・ロバンペラ、2021年に2位に入賞した勝田貴元の3台をワークスエントリーする。とくに勝田は前戦ラリー・スウェーデンで最後まで優勝争いを演じるなど絶好調で、サファリ・ラリーを得意としているだけに大きな注目が集まる。
一方のヒョンデはこのラリーとの相性こそ良くないが、昨年は最終日までティエリー・ヌーヴィルがリードするなどこの過酷なグラベルロードで高い戦闘力を示しており、あとは生き残りが試される消耗戦をどう凌ぐかが課題となる。ヒョンデはこれまでの2戦と同様、ヌーヴィル、オイット・タナック、エイドリアン・フルモーの3台で挑む。
常に大きなリスクが迫る他に類を見ないグラベルラリー
サファリ・ラリーはWRCの中でも独特なキャラクターを持つラリー。草原を駆け抜けるハイスピードな道、「フェシュフェシュ」と呼ばれる軟らかい砂に覆われた道、岩や石が転がる荒れた道、大きな段差があるトリッキーな道など変化に富み、ひとたび雨が降ると路面は一気にぬかるんで非常に滑りやすくなる。
深い水たまりや砂の海ではクルマのエンジンが水や砂を吸い込みやすくなる。そのため、サファリ・ラリーでは「シュノーケル」と呼ばれる筒状のバイパス装置を装着することが許されていることからも、このラリーの特殊性がうかがえる。
2025年のサファリ・ラリーは昨年よりも走行距離が大幅に増え、ステージの総走行距離は383.10kmにも及ぶ今シーズンの「WRC最長のラリー」となる。
ラリーは3月20日、首都ナイロビからスタート。初日はサービスパークが置かれるナイバシャ近くで2つのSSが行われ、21日の金曜日から本格的に競技が開始される。
競技2日目の21日金曜日は、ナイバシャ湖周辺での「ロルディア」「ケンゲン・ジオサーマル」「ケドング」という定番のステージに加え、今大会最長となる全長31.40kmの新ステージ「キャンプ・モラン」が行われる。4本のステージはナイバシャでのミッドデイサービスを挟んで、午前と午後に各2回行われ、8本のステージの合計走行距離は157.58kmと4日間で最長となる。
競技3日目となる22日土曜日は、エレメンタイタ湖の周辺で「スリーピング・ウォリアー」「エレメンタイタ」「ソイサンブ」という定番の3ステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。
競技最終日となる23日日曜日は、「ムザビブ」の再走ステージとなるSS17に続き、「オセレンゴニ」と「ヘルズゲート」のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。今大会の最終ステージとなるヘルズゲートの2本目、SS21はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。
ステージは全21本で合計383.10km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1381.92kmが予定されている。
[ アルバム : サファリ・ラリー・ケニア プレビュー はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
約272万円! ホンダ「“4人乗り”フリード」がスゴい! 後席2座&独立キャプテンシートの「快適ミニバン」初設定!「謎のビズグレード」どんなモデル?
なぜフェラーリ「F40」は燃えるのか!? ガソリンタンク交換だけで“1000万円コース”の驚愕維持費と炎上リスクとは
王者「アルファード&ヴェルファイア」にライバル誕生! 2026年登場の「日産の新型LLミニバン」はアルヴェルの牙城を崩せるか?
「可哀想すぎる…」フェラーリが納車1時間で炎上! 「最悪火災に至る恐れ」で過去にリコールも… 高速道路で火災、対応はどうする? 元警察官が解説
東京駅の地下ホーム以外にも 乗り換えが遠い首都圏JR駅3選 もう別の駅じゃん!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?