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「スモーキー渾身のジャパン(GC210)が最高すぎる」ハイレスポンスなRB30改6スロ仕様を搭載!

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「スモーキー渾身のジャパン(GC210)が最高すぎる」ハイレスポンスなRB30改6スロ仕様を搭載!

軽快に吹け上がるスポーツインジェクション仕様のRB30改!

魅力的すぎるHGC210ベースのネオ旧車チューンド

「スモーキー渾身のジャパン(GC210)が最高すぎる」ハイレスポンスなRB30改6スロ仕様を搭載!

最盛期のレースシーンにおけるGC10(ハコスカ)等の大活躍により、国民的なスポーティモデルとして知名度と人気を高めてきたスカイライン。そんな背景から、GC210は“スカイライン・ジャパン”というキャッチフレーズで颯爽と登場。1977年の秋のことだ。

デビューモデルは、排気ガス規制強化の影響からシングルカムのNA仕様しか設定されていなかったため人気が高まらず、新エンジンでツインカム攻勢をかけるトヨタから“名ばかりのGTは道を開けろ”と、皮肉なキャッチコピーで攻め立てられる始末。

しかし、1985年のマイナーチェンジで状況は一変。セドリック/グロリア、ブルーバードに続いて日産で3番目のターボモデルを設定し、起死回生が計られたのだ。

そんなGC210をベースに現代のチューニング技術を詰め込んだのが、最高速ジャンキーとして世界中から注目を集めている、トップシークレットのスモーキーこと永田和彦さんだ。GT-Rをはじめとする最先端スポーツモデルのチューニングに熱を入れる一方、実は根っからの旧車好きだったりもする。

「VR32GTーRの製作以降もずっと面白いクルマを作りたくて。当初はケンメリを考えていたんだけど、なかなか良いタマがなくてね…。そこで見つけたのがこのジャパン。スターロード(絶版車専門店)にあったエンジン、ミッションレスの車体を譲ってもらったんだよ」とはスモーキー。

ボンネットに収まっているのは、なんとNA仕様のRB30改。輸出向けのRB30ブロックにはHKSの鍛造ピストンとコンロッドを装着。ヘッドにはRB系最強のRB26用を使い、264度のハイカムも投入する。

燃料供給システムは、RB26の6連スロットルをファンネル仕様で組み合わせ、自然吸気ならではのサウンドとキャブのような見た目を実現。美しさを求めて、リンケージは下側に移設して見えないようにしているのもポイントだ。

タコ足はガンコート塗装を施した6-2-1レイアウトだ。エンジン制御はHKS F-CON Vプロを採用し、最高出力280psを獲得。

点火系は安定性を求めてダイレクトイグニッション化。オルタネーターはRB用を使っている。

ミッションはHCR32の5速を流用。そこからジャパン純正のプロペラシャフトを経てR200デフに繋がる。ドライブシャフトは純正だ。

サスペンションはワンオフの車高調(FR8kg/mm)を装着し、格好良いローダウンスタイルを実現。ブレーキは、フロントにスターロードの鍛造4ポットキャリパーシステムをセットする。

ゴールドカラーのメッシュホイールはワーク製のスターロードオリジナル15インチ(F8J×15 -3 R9J×15 -15)で、タイヤはフロント205/55R15、リヤ225/50R15のポテンザRE-01。

外装は、フロントのチンスポと張り付けタイプのオーバーフェンダーという当時風のカスタムスタイル。リヤに装着されているGTーRエンブレムは、スモーキーのさりげない遊び心だ(C210系スカイラインは本来GT-Rの設定がない)。

室内はフロントシートをブリッドのリクライニングタイプに変更。コクピット周りはパーソナル360φステアリングを導入したくらいで、あえて追加メーターなどの装着はしていない。

「3.0LのNAエンジンはトルクフルで思ってた以上に乗りやすいよ。さすがに高速道路で楽しむにはパワー不足だけど、フルコン仕様で扱いやすいしエアコンも装着しているので、街乗りでは快適」とフィーリングを教えてくれたスモーキー。人気絶版旧車の新たな楽しみ方として、注目したい1台と言えるだろう。

PHOTO:金子信敏

●取材協力:トップシークレット 千葉県千葉市花見川区三角町759-1 TEL:043-216-8808

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