メルセデス コンセプトCLAクラス:次期CLAは電気自動車時代の「1リッターカー」になるか?メルセデスは未来のCLAを見せている。800ボルトのテクノロジー、750km以上の航続距離、そして新しいオペレーティングシステム。それだけ壮大なスタディなのだ!
これがメルセデスの描く未来の「CLA」だ!ミュンヘンで開催されている「IAAモビリティ2023(独国際モーターショー)」で、メルセデスは「ビジョンEQXX」のテクノロジーを採用した壮大なスタディモデル、「コンセプトCLAクラス」を発表した。800ボルト技術、750km以上の航続距離、100kmあたりわずか12kWhの目標消費電力など、その数値はすでに期待できそうだ!
トランスフォーマー「ミッシングリンク C-01 コンボイ」を覚えているか?
MMAプラットフォームで4台を計画
これは新しい「MMA」プラットフォームによって可能になった。この場合、MMAは格闘技とは何の関係もないが、「メルセデス・ベンツ モジュラーアーキテクチャー」の略であり、もっと簡単に言えば、未来のエントリーラグジュアリーセグメントである。このセグメントには、4ドアクーペ、シューティングブレーク、そして2台のSUVが計画されている。新型「CLA」は2024年末に登場する。興味深いのは、「MMA」プラットフォームが"エレクトリックファースト"として計画されているが、"エレクトリックオンリー"ではないことだ。つまり、内燃機関バージョンも存在する。
壮大なスタディ
メルセデスはすでに、将来の「CLA」がどのようなものになるかを示している。鮮やかな"ガーネットレッド"に塗られた「コンセプトCLAクラス」で、シュトゥットガルトのメルセデスは、次期コンパクトクラスの生産間近のスタディモデルについて話している。視覚的にもかなり印象的だ。そして、デザイン言語があちこちで誇張されているように見えても、プロポーションはフィットしている。「コンセプトCLAクラス」は、ロングホイールベース、ショートオーバーハング、伸びやかなボンネットを備え持つ。
全長4.74メートルのコンセプトは、現行「CLA」より約5センチ長く、全幅は1.95メートルと12センチも広い。これは特にフロントビューに顕著だ。シャークノーズは閉じられている。以前はブラックのパネルだったが、今回はグリルがボディカラーに塗られている。真のハイライトは、274個の小さな3Dスターで、閉じたフロントから押し出されたように見える。それぞれの星はライトアップされ、印象的な光のショーを楽しむことができる。中央には星が鎮座し、これもライトアップされている。これはドイツでは禁止されているが、メルセデスはこの制限を回避する解決策が見つかったかもしれないとほのめかしている。気になるところだ。
スタールックのヘッドライト
というのも、リアライトのスターグラフィック(新型Eクラス)に続き、「コンセプトCLA」ではさらに一歩進んで、フロントにもスタースタイルのライトエレメントが採用されているからだ。これらもまた立体的で、ほとんど彫刻のように見える。
その上には、特にフィリグリー(線細工)のように連続した光の帯があり、ウィングを越えてフロントドアまで伸びているのが印象的だ。リアも同様で、ここでも光の帯がサイドセクションを越えてリアドアまで伸びている。非点灯時には、メルセデスは鏡面クロームのような外観となる。
フレアしたホイールアーチは、巨大に見える21インチホイールのためのスペースを作り出し、そのホイールも星で覆われている。ホイール1本あたりちょうど396個の星があり、ホイールだけで1,584個の星がある。
さらに652個の大小の星(もちろん照明付き)が、支柱によってフロントガラスと隔てられているだけの連続したガラスルーフを飾っている。
コンセプトCLAクラスのシートチェック
まるでディスコボールの中に座っているかのような感覚を室内に生み出しているのは、まさにこのたくさんの小さな星の影なのだ。この印象を支えているのは、ドアパネル、ダッシュボード、フットウェル全体にあしらわれたシルバーカラーのレザーだ。確かに印象的に見えるが、おそらく連続生産にはあまり適さないだろう。生産に適しているのは、染色のプロセスだ。レザーはもちろんコーヒー豆の殻でなめされている。
「コンセプトCLAクラス」においてサステイナビリティは特に重要であり、それはレザーだけにとどまらない。たとえばフロアマットは竹繊維でできており、テキスタイルは100%リサイクルされている。感じますか?いいえ!ホワイトレザーは心地よく柔らかく、角度によってブルーやパープルに輝くファブリックは未来的な印象を与える。
コックピットを支配するスーパースクリーン
コックピットは整然としているが、同時に未来から来たもののようにも見える。中心的なコンポーネントはMBUXのスーパースクリーンで、車幅いっぱいに広がり、まるで浮いているかのように見えるようにデザインされている。ダッシュボードとグローブボックスはない。スーパースクリーンの外側の端には、吹き出し口がデジタルで可視化されている。メルセデスはこれをハイパーアナログと呼び、アナログとデジタルの融合を表現しているという。
ドライバーである私は、メルセデスの星が、"浮かぶ"宇宙的なステアリングホイールを見る。右手には、ワイヤレス充電器のガラス面を備えたフィリグリー模様のセンターコンソールがある。フットウェルにはもうひとつのハイライトがある。ガラスの向こうにひときわ目立つように展示されているのは、新しいMB.OS(オペレーティングシステム)の心臓部であるNvidia製の水冷式高性能チップだ。
次期CLAのための新しいMB.OSオペレーションシステム
「MMA」プラットフォームは、2024年後半から新しいMB.OSオペレーティングシステムを完全に使用する最初のプラットフォームとなる。メルセデスは2018年に「Aクラス(W177)」でMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエキスペリエンスシステム)がデビューしたときと同じことをしている。そして今回、次の自社製オペレーティングシステムが「CLA」でデビューする。人工知能と機械学習のおかげで、MB.OSは車内エンターテインメントの分野でまったく新しい可能性を提供すると言われている。定期的なOTAアップデートは当然のことである。
750kmを超える航続距離
MB.EDU(エレクトリックドライブユニット)も同様に革新的だ。ここでは、エンジニアが「ビジョンEQXX」の研究で得た経験を活かしている。モーター、ギアボックス、パワーエレクトロニクスで構成され、93%(バッテリーからホイールまで)という高い効率を実現している。
電動モーターは175kW(238馬力)を発生し、2速トランスミッションと組み合わされる。エネルギー密度が高いため、航続距離は750kmを超えると予想されており、これはコンパクトクラスでは絶対的なトップ値だろう。
この電動ハイパーマイラーは、100kmあたりわずか12kWhで走行できると言われており、これは「ビジョンEQXX」のほぼ10kWhに非常に近い。メルセデスは電気自動車時代の「1リッターカー」とさえ語り、800ボルト技術と最大250kWの急速充電により、わずか15分で400kmの航続が可能になると約束している。
メルセデスの新型CLAは2024年末に登場予定
公式には、「コンセプトCLAクラス」は現時点ではスタディモデルであり、2024年末に次期「CLA」が発表される頃には、特にデザインは確実にトーンダウンしているだろう。しかし、プラットフォームと約束された価値に関する限り、メルセデスは自信を持っているようで、新しいオペレーティングシステムMB.OSも実にエキサイティングなものになるだろう。メルセデスはMBUXの次の大きな一歩を踏み出すことに成功するのだろうか?
「エントリーラグジュアリー」というモットーに忠実に、「メルセデスCLA」の価格はかなり上昇しそうだ。我々は、この4ドアクーペは5万ユーロ(約800万円)以下では購入できないだろうと推測している。「CLA」は現在42,037ユーロ(約670万円)からとなっている。
結論: 今、スタディモデルが遠い将来の夢だと考えている人は間違っている。次期「メルセデスCLA」は、早ければ2024年に新型MMAプラットフォーム搭載の最初のモデルとなる。メルセデスが約束を守り、スタディが本当に量産に近づいていることを祈ろう!
Text: Jan Götze Photo: Mercedes-Benz AG
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ガソリン減税、2025年中は困難か 「国民をなめている…」「税金を上げるのは早いのに、下げるのはなぜ遅い?」の声も! 暫定税率(25.1円)に代わる財源確保が課題だと言うが
瞬く間に受注5万台強 大人気すぎて発表5日で受注停止! スズキ新型「ジムニーノマド」に対する販売店への反響とは
【このLFAなんぼ?】今や伝説 唯一無二の日本製スーパーカー 500台限定&走行距離3,200kmのほぼ新車のレクサスLFAの値段は?
フロントガラスにある「▲マーク」何のため!? ちょうど「目に入る」位置に存在! 謎マークの「正体」とは
関西~中部 完全分断の「予防的通行止め」に不満爆発!? ネット上で「やり過ぎ」「国道まで止めるなよ」「迷惑」「無能な行政」の声も…国が危惧する未曾有の「大規模滞留」の悪夢とは
「普通」であることの脅威。BYD「シール」に乗ったらコスパ最強で日本メーカーの将来が心配になった【JAIA】
関西~中部 完全分断の「予防的通行止め」に不満爆発!? ネット上で「やり過ぎ」「国道まで止めるなよ」「迷惑」「無能な行政」の声も…国が危惧する未曾有の「大規模滞留」の悪夢とは
ガソリン減税、2025年中は困難か 「国民をなめている…」「税金を上げるのは早いのに、下げるのはなぜ遅い?」の声も! 暫定税率(25.1円)に代わる財源確保が課題だと言うが
ええええもう発売すんの!! しかも価格は599万円から!!! チラ見せだったアウディA5ついに発売!
スズキ『ソリオ』など4車種4万台以上をリコール…ステアリングの不具合で操舵不能のおそれ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
今販売支えてるのは下のクラスだもんね。