■日本でジムニーシリーズは8万台の受注残があるというが…解消に何年かかる?
ジムニー5ドアの発表など、昨今何かと話題に事欠かないスズキ「ジムニー」。
スズキ新型「ジムニー5ドア」正式発表! 専用装備で何が変わった? 細部を徹底解説!
多くのユーザーが待ち望んでいた5ドアは、日本での発売に大きな期待がかかっています。
そうしたなかで、日本導入に関するヒントが明かされたようです。
ジムニー5ドアは、2023年1月12日からインド・デリー近郊で開催されていた「AUTO EXPO2023」においてワールドプレミアされました。
インドのみならず、オーストラリアでの発売も発表されており、お膝元となる日本での発売時期が注目されています。
スズキ上層部の一部は「早い時期に日本への導入をしたい」という意向を示しているようですが、ここに来て衝撃的な情報が入ってきました。
2023年1月27日に浜松市内において、スズキの副代理店、業販店を集めた会合を開催。
出席者によれば、鈴木俊宏社長は「現在のジムニーシリーズの日本国内でのバックオーダーは約8万台に達している。このバックオーダーが解消されない限り、日本でのジムニー5ドア発売はない」と明言したといいます。
ジムニーとジムニーシエラは、2018年の発売と同時に爆発的なヒットとなり、同年中に納期が1年を超えるという異例の状態となりました。
その後も長納期は解消されず、スズキは2019年1月に湖西工場の生産ラインを増強することを発表。
これにより、国内で生産されるジムニーは従来の約1.5倍である7000台に引き上げられ、納期短縮が見込まれていましたが、相変わらずの長納期が続いています。
昨今では地域によって納期のばらつきが出ており、東京では1年以上、関西では約7か月という案内がユーザーにされているようです。
関西方面の販売店からは、2022年秋に「5ドア日本発売に向けて、急ピッチでジムニーシエラの生産・納車をおこなっている」という案内があったばかりのようで、今回の鈴木俊宏社長の発表はユーザーのみならず、業界全体に大きな波紋を広げそうです。
ただスズキは、かねてより「シエラの7か月以内の納期実現が、5ドアの国内販売のボーダーライン」という目標を立てているともいわれており、あくまでも8万台すべての完全納車後という話ではなさそうです。
ジムニー業界では、2023年から2024年かけてがジムニー5ドアの発売時期という見方が大半です。
モデルの新鮮さ、国内でアウトドア系車種の需要が高まっている現状を鑑みれば、2024年内に日本導入というのは、市場の状況からもギリギリのラインかもしれません。
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