現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ新型「ヴェゼル」発売間近!? トヨタ・日産の反応は? 激化するSUV市場の現状

ここから本文です

ホンダ新型「ヴェゼル」発売間近!? トヨタ・日産の反応は? 激化するSUV市場の現状

掲載 更新 49
ホンダ新型「ヴェゼル」発売間近!? トヨタ・日産の反応は? 激化するSUV市場の現状

■新型ヴェゼル発売目前か? 各社の反響はいかに

 ホンダは、新型「ヴェゼル」をユーザーのもとへ店舗ごと届ける試乗イベント「VEZEL e:HEV “YOUR POP UP STORE”」の模様を2021年4月20日に公式YouTubeで公開しました。

【画像】 カスタム仕様もカッコいい!新型「ヴェゼル」を見る!(57枚)

 正式発売が徐々に近づいていると見られるなかで、新型ヴェゼルのライバル車を販売する各社では、どのような反響があるのでしょうか。

 国内市場において、初代ヴェゼルは、「ジャンルの枠を超えSUVのもつ力強さ」「クーペのあでやかさ」「ミニバンのような使いやすさ」などのコンセプトをもって2013年12月に発売されました。

 その後、2014年、2015年、2016年、2019年と4度のSUV王者に輝いています。

 そんなホンダの主力SUVとなるヴェゼルが8年ぶりにフルモデルチェンジして2代目になるのです。

 すでに2021年2月18日のワールドプレミアでは、デザインやグレード展開、パワートレイン、特徴的な機能などの概要が明らかになっています。

 また、ホンダ販売店によると「2021年3月15日より先行受注を開始しており、既存や新規のお客さまからお問い合わせを多くいただいています」と話すなど、注目度が高いようです。

 外観デザインは、フロントにボディとの一体感を高めた同色グリルを採用。

 リアでは、使い勝手のよいゲート開口、ハンドルの位置を造形のなかに自然に組み込み、美しさと機能性の両立を目指したといいます。

 内装デザインは、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考えに基づく、視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置を採用しました。

 また、ワールドプレミア時にはボディサイズなどは明らかにされていませんが、チーフエンジニアは次のように説明しています。

「ボディサイズ自体は、初代ヴェゼルと同等です。

 しかし、後席空間と荷室空間はより広く感じられるように、後席シートの背もたれ角度などを見直して、ひざ周りや頭上に余裕を持たせました。

 また、最近ではコンパクトSUVジャンルに各社がさまざまなモデルを投入していますが、ホンダでは新型ヴェゼルをBセグメントSUVとして定義しています。

 しかし、市場内ではCセグメントSUVのボディサイズと比べられることも多く、競合車の間に位置するようなサイズ感も強みだといえます」

※ ※ ※

 では、4度の王者となったヴェゼルのフルモデルチェンジについて、ライバル車を展開するトヨタや日産、マツダではどのような反響があるのでしょうか。

 首都圏のトヨタ販売店は次のように話しています。

「3月末くらいからヤリスクロスと新型ヴェゼルを比較検討されるお客さまが増えている印象です。

 トヨタにはライズ、ヤリスクロス、C-HRというコンパクトSUVをラインナップしています。

 かつては、C-HRと比較されるお客さまが多かったですが、現在ではほとんどがヤリスクロスと比較されているようです。

 営業的には、新型ヴェゼルの注目度が高いほどヤリスクロスへの関心も高まる傾向にあると思いますので、盛り上がっていただければ良いのかなと思います」

 一方で、日産の販売店ではどのような反響なのでしょうか。

「日産では、2020年6月にキックスを発売しております。

 当初はガソリン車や4WD仕様が無いことに対する声がありましたが、最近ではハイブリッド車となるe-POWER仕様の魅力は浸透したこともあり、お客さまからの試乗予約も多くいただいています。

 新型ヴェゼルに関しては、ハイブリッド車を中心にしていくと聞いていますので、そのあたりはキックスと競合するのかもしれません。

 実際に新型ヴェゼルと悩まれている人はいますので、正式発売以降では今後もそのようなお客さまが増えるかもしれません」

■新型ヴェゼルはどう展開? コンパクトSUV多いマツダは?

 新型ヴェゼルでは、初代ヴェゼル同様にガソリン車とハイブリッド車を展開。

 パワートレインは、1.5リッターエンジン+CVTを搭載するガソリン車。

 そして、モーター走行を中心にさまざまなドライブシステムを使い分ける2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッド車が設定されます。

 新型ヴェゼルのグレード展開について、商品企画課の担当者は次のように説明しています。

「新型ヴェゼルでは、e:HEVを主軸としてグレードを設定しました。

 主な訴求グレードとなるのは、『e:HEV X(2WD/4WD)』『e:HEV Z(2WD/4WD)』です。

 また、遊び心のある世界観を表現した『e:HEV PLaY(2WD)』は、内外装にホンダのアクセントカラーを配置しています。

 ガソリン車を好むお客さまには、『G(2WD/4WD)』を設定しています。

 しかし、今回は先代ヴェゼルから進化したe:HEVを体感していただきたく、ガソリン車は1グレードのみとなりました」

 このように、ハイブリッド車が中心となる新型ヴェゼルに対して、ディーゼル車を設定するマツダではどのような反響なのでしょうか。

 マツダは、国内市場において「CX-3」「CX-30」「MX-30」というコンパクトSUVをラインナップ。

 CX-3とCX-30では、ガソリン車とディーゼル車を設定。コンパクトSUVでは唯一のディーゼル車です。

 また、マイルドハイブリッド車としてMX-30をラインナップし、電気自動車も設定されています。

 こうしたトヨタ、日産とは異なるパワートレインを展開するマツダでは新型ヴェゼルの登場でどのような反響があるのでしょうか。

「新型ヴェゼルが近々発売されるという話は聞いています。

 車格としてはCX-30が競合となり、いくつか比較検討されている例は聞いています。

 ただし、CX-30を検討されるお客さまでは月々の燃料費を抑えられるディーゼル車を気になって検討されることが多いです。

 そのため、新型ヴェゼルの登場による大きな影響はあまりないと思います」

※ ※ ※

 昨今では、国産ブランドのみならず輸入車ブランドからもコンパクトSUVが続々と登場しています。

 そうしたなかで、新型ヴェゼルがフルモデルチェンジすることになりますが、5度目のSUV王者に輝くことは出来るのでしょうか。

こんな記事も読まれています

7/25申込締切 モビリティ・ロードマップ2024(自動運転法制を中心に)とモビリティDX戦略
7/25申込締切 モビリティ・ロードマップ2024(自動運転法制を中心に)とモビリティDX戦略
レスポンス
自動車保険料3年連続の引き上げ、2026年以降平均5.7%上げへ[新聞ウォッチ]
自動車保険料3年連続の引き上げ、2026年以降平均5.7%上げへ[新聞ウォッチ]
レスポンス
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
くるまのニュース
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
バイクのニュース
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
LE VOLANT CARSMEET WEB
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
LE VOLANT CARSMEET WEB
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
motorsport.com 日本版
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
日刊自動車新聞
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
バイクのニュース
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
くるまのニュース
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
レスポンス
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
WEB CARTOP
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
AutoBild Japan
ついに始まった首都高「新ルート事業」の凄さとは 「箱崎の渋滞」も変わる!? 都心に地下トンネル「新京橋連絡路」爆誕へ
ついに始まった首都高「新ルート事業」の凄さとは 「箱崎の渋滞」も変わる!? 都心に地下トンネル「新京橋連絡路」爆誕へ
くるまのニュース
新型コンパクトSUV『EMZOOM』、世界市場で成功…中国広州汽車
新型コンパクトSUV『EMZOOM』、世界市場で成功…中国広州汽車
レスポンス
日本でまさかの拳銃を使ったタクシー強盗発生! キャッシュレス化で現金をもたない仕組み作りが一番の解決策
日本でまさかの拳銃を使ったタクシー強盗発生! キャッシュレス化で現金をもたない仕組み作りが一番の解決策
WEB CARTOP
本田宗一郎とイーロン・マスクに共通点があった? 稀代の経営者を支える「無知の知」とは何か
本田宗一郎とイーロン・マスクに共通点があった? 稀代の経営者を支える「無知の知」とは何か
Merkmal
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
全長5m級!トヨタが新たな「ラージSUV」まもなく発売!? 17年ぶり復活! 斬新フェイス&車中泊出来そう空間の「クラウン」 発売はどうなった?
くるまのニュース

みんなのコメント

49件
  • フロントはCX、リアは前ハリアーの廉価版。
    面で魅せるサイドに水平基調のインパネさらには流れるウィンカーと正に流行の寄せ集め。
    これを絶賛するホンダ党には呆れるな。
  • カローラクロスが出たら撃沈するでしょう
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

70.0390.0万円

中古車を検索
ヴェゼルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

264.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

70.0390.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村