現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 3列7人乗りベストセラーSUV! 改良新型VW「ティグアン・オールスペース」欧州登場

ここから本文です

3列7人乗りベストセラーSUV! 改良新型VW「ティグアン・オールスペース」欧州登場

掲載 更新 12
3列7人乗りベストセラーSUV! 改良新型VW「ティグアン・オールスペース」欧州登場

■内外装を一新した「ティグアン」のロングホイールベース版

 独VWは2021年10月11日、ミドルサイズSUV「ティグアン」のロングホイールバージョン「ティグアン・オールスペース(Tiguan Allspace)」をマイナーチェンジ、数週間以内にプリセールスが開始されると発表しました。

【画像】3列7人乗りのベストセラーSUV! VW「ティグアン・オールスペース」をチェック(25枚)

 改良新型ティグアン・オールスペースは、エクステリアを一新。新しいLEDヘッドライトを備えフロントまわりが変更されました。ボンネットはよりシンプルなラインを描き、LEDヘッドライトを備えた新たな幅広のラジエーターグリルに変更、デザインが新しくなったVWバッジは中央に配置されています。さらにバンパーデザインも一新されました。

 これにより、全長は従来型よりも22mm長い4723mmに変更。室内空間のサイズは従来型と変わりません。荷室容量は、3列7人乗りバージョンでは700リッターから最大1755リッター、2列5人乗りバージョンでは760リッターから1920リッターとなります。3列目シートは荷室下にきれいに格納することが可能です。

 LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」も選択できるようになりました。これはフロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載されたLEDを個別に制御することで、最適な配光を可能としたシステムです。

 改良新型ティグアン・オールスペースは、ドイツでは「ライフ」「エレガンス」「Rライン」という3グレードを展開します。エレガンスは内外装に多数のクロムメッキを用い、19インチアロイホイールを搭載。RラインはRロゴを備えた専用マルチファンクション・ステアリングホイールやカーボントリム、「デジタルコックピットプロ」、19インチまたは20インチの専用ホイールを選択できます。
 
 インテリアでは、第3世代となるモジュラーインフォテインメントマトリクス(MIB3)」を搭載。オンライン接続が可能で、ネットワーク化を果たしています。さらにApple CarPlayのワイヤレス機能にも対応しています。またオプションで480Wのハーマン・カードン製のプレミアムサウンドシステムも選択可能です。

 車両価格は、150馬力の1.5リッターTSIと6速MTを組み合わせた「ライフ」グレードが3万6230ユーロ(日本円で約474万円。ドイツの付加価値税VAT 19%込)からとなっています。

■世界でもっとも販売台数の多いSUVが「ティグアン」

 ティグアンは、欧州でもっとも成功したSUVで、世界でもっとも販売台数の多いSUVのひとつです。

 初代は2008年に登場、2016年に2代目に進化し、これまで600万台以上が生産されています。2019年にはVWブランドでもっとも人気のあるベストセラーモデルとなり、全体で91万926台が生産されました。

 そんなティグアンが、世界のSUVのベストセラーとなった理由が、2017年に追加投入されたこのティグアン・オールスペースの存在です。

 このロングホイールベースバージョン(LWB)は、発売以降すでに150万台以上が販売され、現在では全世界で生産ラインから出荷されるティグアンの2台に1台以上(55%)がLWBだといいます。

 このクラスのSUVで、3列7人乗りを実現しているモデルは多くありません。

 ホンダ「CR-V」(全長4605mm。FF・ガソリン車のみ)、プジョー「5008」(全長4640mm、メルセデス・ベンツ「GLB」(全長4650mm)、マツダ「CX-8」(全長4900mm)あたりがライバルになりそうです。

※ ※ ※

 そんな改良新型ティグアン・オールスペースの日本導入はあるのでしょうか。

 日本では2021年5月12日に改良新型ティグアンが登場、その際にはVWのSUVで初のハイパフォーマンスモデル「ティグアンR」が追加設定されています。

 ティグアンは、VWのSUVラインナップを代表するモデルだけに、日本での展開も期待したいところですが、VGJ担当者に話を聞くと「いまのところ日本導入は未定です」とのことです。

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

12件
  • ハイオク170円超、軽油でも140円では新しい車を買う意欲は起きないよ。
  • ティグアンだったと思ったなぁ
    過去に地雷車種出したことあったでしょ
    ジェレミーが出てる番組見て知った程度だけど。
    ドイツのSUVでいうとアウディのQ5もベストセラー
    らしいね。高額なのに同じく数百台突破したという記事を見た。

    国内ではそこまで両方とも見ないけど
    売れ行きは島国特有なのかな?
    プリウスも欧州じゃ全然売れてないもんね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

487.1653.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.0638.0万円

中古車を検索
ティグアンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

487.1653.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.0638.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村