爽快なオープン走行を楽しめる軽自動車のダイハツ コペン。スポーツモデルらしく改良ごとに走りを磨いた。クルマ好きなら誰もが知るビルシュタインやレカロパーツを装着!! 熟成されたコペンの足跡と辿ろう。
※本稿は2023年4月のものです
文/片岡英明、写真/DAIHATSU、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月10日号
ビルシュタインにレカロも標準!? コペンはどう考えてもコスパ最強だった
■認定熟成車/コペン
ダイハツ コペン
・現行型登場:2014年6月19日
・熟成期間:8年10カ月
●完熟への足跡
・2014年6月19日 ローブ発売
・2014年11月19日 エクスプレイ発売
・2014年12月24日 ローブS発売
・2015年6月18日 セロ、エクスプレイS発売
・2016年4月4日 一部改良
・2018年12月19日 クーペ発売
・2019年10月15日 GRスポーツ発売
・2021年4月7日 一部改良
■爽快な走りが楽しめる軽オープンスポーツ
電動格納式ハードトップを採用した軽のオープンスポーツ。写真のGRスポーツは、専用サスペンションやボディ強化を施した最上級仕様
初代モデルは12年にわたって販売され、2014年6月に2代目にバトンを託した。最初はローブだけで、秋にエクスプレイが発売されている。デビューから1年後にはセロが加わった。
ご存知のようにコペンの売りは、アクティブトップと呼ぶ電動格納式ハードトップを採用していることだ。爽快なオープン走行を楽しめるだけでなく快適性も高い。
進化の足跡は、ビルシュタイン製ダンパーや名門レカロのバケットシートなどを装備した「S」をチェックすればわかりやすいだろう。5速MT車にはスーパーLSDも装着可能だから、冴えた走りを存分に楽しむことができる。2019年秋にはトヨタGAZOOレーシングとともに開発したGRスポーツも加わった。
■改良で大きく進化
コペンはオープン構造だからボディ剛性はそれなりだ。が、マイチェン後のコペンは初期モデルより全体にシッカリした印象だ。
GRスポーツはボディにブレースを追加して剛性を高め、ダンパーもKYB製のスペシャル品とした。だからオープンにした時でもボディはシッカリしているし、サスの追従性もよくなっている。
クルマの組み付け精度やハードトップの開閉のスムーズさなど、多くの点で改良した後のコペンのほうが洗練度は高く、進化が大きいと感じた。
■改良されて洗練度が高まった
・コペンの熟成度:120度
・次期型FMC予想:2025年頃
・型落ち危険度:★★☆☆☆
※「型落ち危険度」は、星の数が多いほどモデルチェンジが近く現行型が「型落ち」になる可能性が高い
●コペン GRスポーツ(5MT)主要諸元
・全長×全幅×全高:3395×1475×1280mm
・ホイールベース:2230mm
・車重:850kg
・エンジン:直列3気筒DOHCターボ、658cc
・最高出力:64ps/6400rpm
・最大トルク:9.4kgm/3200rpm
・WLTCモード燃費:18.6km/L
・価格:243万7200円
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