■ついに2025年にランドクルーザーミニ登場か 期待されるコトとは
新たなトヨタ「ランドクルーザーシリーズ」が2025年後半に登場するかもしれません。
それはかねてから噂されていた「ランクルミニ」こと「ランドクルーザーFJ」と言われているモデルです。
【画像】超カッコイイ! トヨタ新型「ランクルミニ!?」を画像で見る(36枚)
1980年代の“クロカン四駆ブーム”なみに、ユーザーの関心が増加しているのがトヨタ「ランドクルーザー」シリーズです。
現在、高級フラッグシップモデルの300系、ライトデューティモデルの250系、そしてヘビーデューティモデルの70系がラインナップされています。
一方でかねてから「ランクルミニ」と称される新たなモデルが登場することが示唆されており、ファンやクルマ好きの間では期待が高まっていました。
その通称ランクルミニが、2025年後半にいよいよが登場する可能性が濃厚になってきました。
車名としてはすでにトヨタが商標を取得している「ランドクルーザーFJ」と説があります。
このランドクルーザーFJはシリーズの末弟的存在で、代替わりする度にサイズアップ&高級化していくランドクルーザーにおいては、ラインナップの隙間を補完するニッチモデルと言えます。
また、かつて北米や日本を中心に販売されていた「FJクルーザー」の後継モデルとしても期待されています。
FJクルーザーは「ランドクルーザープラド150系」のラダーフレームを使い、「ハイラックスサーフ」などのサスペンション、ドライブトレーンを使ったネオクラシックモデルです。
元々は「ランドクルーザー・FJ40型」の人気が高いアメリカ市場向けでしたが、日本でも評判を呼んだことから2010年12月に導入。2018年1月の販売終了になるまでの7年間で、約2万8000台の販売実績を作りました。
FJクルーザーの特徴は、当時の「ランドクルーザー200系」や150系プラドよりもコンパクトで、かつ40系のようなクラシカルなスタイリングだったことです。この魅力を、ランドクルーザーFJがどこまで受け継いでいるかが気になるところです。
筆者がランドクルーザーFJの存在を知ったのは2023年頃で、自動車業界に“FJクルーザーの後継モデルが準備されている”という噂が流れ始めました。
この2年前の2021年に行われたトヨタの「バッテリーEV戦略説明会」において、前述のFJクルーザーの雰囲気に似たコンセプトカー「コンパクトクルーザーEV」が発表されていたことから、その情報には信憑がありました。
“ランドクルーザーミニを用意している”という話が流れ始めたのも同じ頃で、これを決定的なものにしたのが、同年8月に行われた250系のワールドプレミア。
この席上で流された映像の中には、BEV「ランドクルーザーSe」と向かい合わせに、謎の小型ランドクルーザーのシルエットが映っていたのです。
以後、車名についてもメディアで様々な憶測が流れましたが、昨今ではトヨタが登録商標を取っている「ランドクルーザーFJ」でほぼ確定ということなり、その市販化が待ち望まれています。
当初は2024年中にデビューかという話もありましたが、トヨタグループの認証問題の影響から大きくズレ込み、最終的には2025年後半になると言われています。
■「ランドクルーザーFJ」ことランクルミニはどんなスペックで登場する?
さて気になるのは、その中身でしょう。
まずエクステリアデザインですが、映像内のシルエットを見たかぎりでは、コンパクトクルーザーEVに似たものとなりそうです。
ただし、ルーフ後部はFJクルーザーのように下がった形状になっており、“先代”のイメージを踏襲している部分が多そうです。
ヘッドライトは250系のような“細目”ではなく、その特別仕様車である「ZX ファーストエディション」のような内部が丸目のものになる可能性が大。
シルエットのヘッドライトユニットを観察すると、250系よりも上下のサイズがかなり大きいことが分かります。
加えて、その名の基となったFJ40型が丸目であり、その名を受け継いだFJクルーザーも丸目。ランドクルーザーとFJの名を冠するモデルが角目というのは、私見としてはない気がします。
シャシについては、300系や250系と同じGF-Aプラットフォームであるとか、カタチが似ていることから「ハイラックスチャンプ(IMV 0)」と同じものを使っているとか、諸説様々です。
シルエットからボディサイズを予想すると、ミドルサイズSUVクラスなのではないでしょうか。
車内空間は5名分の居住スペース+容積500L強の荷室で、5ドアによって車内にアプローチするパッケージになりそうです。
パワーユニットは2.7L直4ガソリンエンジンの2TR-FE型ユニット1種類というのが、巷の予想として多くなっています。
というのも、ランドクルーザーFJの値付けは300万円台半ばから後半にかけての格安プライスだと言われているからです。
日本市場での需要を考えれば、2.8Lディーゼルターボエンジンの1GD-FTV型というチョイスもありそうですが、コスト高のディーゼルユニットを搭載した場合、300万円台のプライスは厳しいかもしれません。
ただし、デビューから少し間を置いて、HVやBEVバージョンの追加も考えられます。同シリーズの市場のひとつであるアメリカやオーストラリアでは、今後急速にHV化が拡大していくと見られているからです。
4WDシステムはフルタイム4WD+Hi &Low切り替え式サブトランスファーで、6速スーパーECTが組み合わされそうです。
サスペンションは250系と同形式の前:ダブルウイッシュボーン式、後:トレーリングリンク車軸式を踏襲するでしょう。
悪路走破性をサポートする電子デバイスについては、価格とのバランスを考慮して、ブレーキLSDトラクションコントロールといったミニマムなものになりそうです。
日本市場のクロカン4WDでは、2025年1月30日にスズキ「ジムニーノマド」がデビューして、4日後にはあまりにも注文が殺到したことで受注停止になりました。
ジムニーノマドのヒットの要因は、そのサイズと言われています。5ナンバーサイズで5ドア、1.5Lエンジンというクロカン4WDは久しぶりの登場で、使い勝手に加えて税制面でも大きなメリットがあるからです。
クロカン4WD業界では、すでにランドクルーザーFJの登場に熱い視線が向けられています。とあるクロカン4WDカスタムショップ店長は次のように話しています。
「ランドクルーザーFJは3ナンバーでしょうから、税制面ではジムニーノマドよりメリットが少ないものの、250系では大きい、ノマドではライフスタイル的に小さいというユーザーが飛びつきそうです。
またかつてのようにFJ40をモチーフにしたデザインなら、カスタム用パーツの開発もいろいろできそうなので、そこにまた多くのユーザーニーズが期待できそうです」
※ ※ ※
気になるのは、発表後の争奪戦。
果たして、今回もあっという間に“ソールドアウト”になってしまうのか。ランドクルーザーFJの動向が、ますます気になるところです。
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