■“シュリケン・スタイル”のアルミホイールも個性的!
2020年6月に日本で発売された日産のコンパクトSUV「キックス」は、電動パワートレイン「e-POWER」を搭載。日本仕様の全数がタイで生産される輸入車としてラインナップされています。
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そんな電動SUVのキックスは、タイやインドネシアといった東南アジアでも販売されますが、シンガポールではキックスのスポーティ仕様「アドベンチャーシリーズ」(以下、キックスアドベンチャーシリーズ)が設定されているといいます。どんなキックスなのでしょうか。
キックスのシンガポール仕様は、2020年7月8日に発売されました。発売以前、シンガポールでは「セレナ」のe-POWER仕様が販売されていたことから、キックスはシンガポールで2車種目のe-POWER車として導入されたといいます。
シンガポールで日産車(乗用車と小型商用車)の販売代理店業を務めるタンチョンインターナショナルリミテッドは、キックスで100kmの走行に必要なガソリンは4.6Lと説明。さらに、アクセルペダルを戻すだけで強い減速力を発生させるワンペダルドライブを、日本仕様と同じく楽しむことができるといいます。
タンチョンインターナショナルリミテッドで副会長兼マネージングディレクターを務めるグレンタン氏は、シンガポール仕様のキックスの発表時に、次のようにコメントしています。
「キックスは、若い家族の都会の通勤ニーズに完全に合致しています。またクロスオーバー車として、高めの着座位置、優れた視界、そして実用性を提供します。
日産のe-POWERテクノロジーにより、ドライバーは充電を必要とせずに、モーター駆動の滑らかで洗練された運転感覚、および優れた燃費を楽しむことができます」
※ ※ ※
シンガポールにおいて、キックスには全4グレードが設定されます。基本グレードの「プレミアム」と、上級グレードの「プレミアムプラス」、そしてそれらをベースにエアロパーツが装着された「プレミアム アドベンチャーシリーズ」「プレミアムプラス アドベンチャーシリーズ」という設定です。
シンガポールでラインナップされるキックスアドベンチャーシリーズは、洗練されたデザインのフロントスポイラーやディフューザーデザインのリアルーフスポイラーが装備されるほか、サイドスカート、テールゲートスポイラーも装備されてダイナミックなフォルムを実現。
さらに、デザインに「Shuriken-Style(シュリケン・スタイル)」が取り入れられた17インチアルミホイールが、足元から精悍な雰囲気を演出します。
シンガポールで販売されるキックスのアドベンチャーシリーズは、ベース車から3000シンガポールドル分(日本円換算で約24万円分)高い11万3800シンガポールドルから11万5800シンガポールドル(約921万円から約937万円)に設定されます(2021年9月22日時点)。
エアロパーツがフル装備されたアドベンチャーシリーズのようなグレードが、もし日本仕様のキックスにも設定されたとしたら、新たな選択肢として注目されるかもしれません。
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