現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 自身の能力には自信がないが、レグノはやっぱり静かだった——ブリヂストン・REGNO GR-XII試乗会

ここから本文です

自身の能力には自信がないが、レグノはやっぱり静かだった——ブリヂストン・REGNO GR-XII試乗会

掲載 更新
自身の能力には自信がないが、レグノはやっぱり静かだった——ブリヂストン・REGNO GR-XII試乗会

ブリヂストンのフラッグシップタイヤ・レグノがモデルチェンジ。その試乗会の体験メニューで不甲斐なさを痛感してきた。タイヤはやっぱり難しい。

ブリヂストンがレグノの新製品「GR-XII」を発表し、その試乗会にお招きをいただいたので参加してきた。

【牧野茂雄の自動車業界鳥瞰図】中国だけではない。アジア市場に目を向けるべきだ。自動車市場の昨年と2019 年

試乗会場は東北自動車道・浦和ICに近い埼玉スタジアム2002。そこで、ブリヂストンが用意したメニューと公道自由試乗という、ふたつのコースをこなすスケジュールである。

【 BSメニュー】
・ 新旧 × 磨耗タイヤ乗り比べ
・ 標準タイヤ × レグノ乗り比べ
【公道自由試乗】
メルセデス・ベンツE200
トヨタクラウンハイブリッド
日産シーマハイブリッド

という具合に盛りだくさんの豊富なメニューである。それぞれの体験と感想は果たしてどうだったか。


ヤバい、違いがわからない

上記のように、ブリヂストンがレグノGR-XIIの性能を存分に試してほしいと用意したメニューはふたつである。

[新旧 × 磨耗タイヤ乗り比べ]
[標準タイヤ × レグノ乗り比べ]

ともに、同社のエンジニアや実験部隊が工夫を凝らして考案したコースが設けられていた。筆者のようなど素人にとってはタイヤの絶対評価(まして新製品で新品タイヤ)なんてできる気がしないので、比較して相対的な違いを確かめられるというのはまことにありがたい話。これで大丈夫だね——なんて思いでコースへ向かった……のだが、そうは問屋がおろさなかった。

[新旧 × 磨耗タイヤ乗り比べ]
1.GR-XIIの新品タイヤ
2,GR-XIIの磨耗タイヤ
3,GR-XIの磨耗タイヤ
クラウンハイブリッドに装着、BSの実験部スタッフの運転でスタジアム内の屋根下特設コースを走行。

GR-XIIは「磨耗しても静粛性に難が現れない」ことを開発の目標のひとつに定めた。プレゼンテーションではGR-XIとGR-XIIのそれぞれについて新品時と60%磨耗時の走行時ノイズを録音したデータを再生、その違いを表現していた。

が、わからない。まずい。ぜんぜんわからない。プレゼンテーションでも何度か再生してくれたのだが、違うんですかコレというレベル。プレゼン後に、会場に設けられていた「ご自由にご視聴ください」みたいなこのデータ再生機で、ヘッドフォンをつかんで何度も何度も再生してみたのだが、やっぱりわからない。まずい。耳が悪いのかそれとも鈍感の極みなのか。

グラフで見るとわかる。GR-XIが新品時と60%磨耗時で振幅ピークが異なっているのに対し、GR-XIIは振れ幅がほぼ同一。これを録音データやグラフではなく、走行時に気がつくという実験部隊のすごさ。
まったくできる自信がないままに、特設コースへ向かう。自分の能力が役に立たないのはあきらめて、iPhoneの騒音計アプリに頼ることにした。使用したのはSonic Toolsである。

まずGR-XXII新品、次にGR-XII磨耗品、最後にGR-XI磨耗品。コースを往復し、その都度ニュートラルレンジでコースティング、そのときの走行音を聞き比べるという課題である。神経を研ぎ澄まし、全身をマイクにした気分で乗車するが、うーん……やっぱり明確な違いはわからない。強いて言えば磨耗品の2種は路面段差の拾い方にアタックが強い気がするけど、今回はそういう話ではない(磨耗してトレッド面が薄いんだから当たり前か)。
さて頼みの綱のSonic Toolsさん、どうですか。

ヤバい。余計にわからなくなった(笑)。プレゼンのグラフ縦軸は「振幅」とあったので、周波数の話ではないはず。となるとデシベルのことか。この数字を見れば確かにピーク値は新品が一番優れているが、じつはSonic Toolsを使ったことのある方ならおわかりのとおり、このグラフは常に動いているのでたまたまこの数字になったというのが正解。強いて言うならば、新品については周波数分布がきれいな右下カーブ、磨耗GR-XIIは200~2000Hzあたりのへこみはあるものの著しい落ち込みはなく、磨耗GR-XIは磨耗GR-XIIとへこみ方は似ているものの400Hzや1200Hz、1800Hzあたりに大きな落ち込みが認められる、といったところか。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フェルスタッペンと角田裕毅が東京を走る。レッドブルとホンダによるF1走行イベントの開催が決定
フェルスタッペンと角田裕毅が東京を走る。レッドブルとホンダによるF1走行イベントの開催が決定
AUTOSPORT web
ポルシェ創業者がデザインした「“RR”レイアウトのメルセデス・ベンツ」があった!? 生産台数1507台の超希少車「170H」がオランダで販売中
ポルシェ創業者がデザインした「“RR”レイアウトのメルセデス・ベンツ」があった!? 生産台数1507台の超希少車「170H」がオランダで販売中
VAGUE
日本専用フェラーリ「J50」に反響集まる! 「クラシックなテイストが素敵」「日の丸プレートが粋だ」の声も! 約700馬力「V8ツインターボ」搭載のオンリーワンな限定車に熱視線!
日本専用フェラーリ「J50」に反響集まる! 「クラシックなテイストが素敵」「日の丸プレートが粋だ」の声も! 約700馬力「V8ツインターボ」搭載のオンリーワンな限定車に熱視線!
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

489.9739.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.9572.8万円

中古車を検索
クラウンハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

489.9739.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.9572.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村

あなたの愛車今いくら?