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デビューから3年でついにMTを追加! トヨタ・スープラが一部改良実施で走りにさらに磨きがかかった

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デビューから3年でついにMTを追加! トヨタ・スープラが一部改良実施で走りにさらに磨きがかかった

 この記事をまとめると

■トヨタ・スープラに一部改良を実施、RZに6MTが追加された

「鼻が長くて前が見えない!」「エンジンが吹けない!」それでもラリーデビューで2位って「スープラ」の速さがヤバイ!

■新開発の6MTはクラッチ、シフト操作にあわせて最適なエンジン回転数に制御するiMT

■そのほか、新意匠の19インチ鍛造ホイールや新ボディカラーも採用された

 ハイパワーエンジンを操る楽しさを追求した新開発6MT

 2019年に、じつに17年ぶりの復活を遂げたことが話題となったトヨタ・スープラ。直6エンジンを搭載するFR車というアイデンティティを受け継いだスープラは、スポーツカーファンのみならず、多くの人たちに歓迎された。

 衝撃の復活から3年、スープラに一部改良が実施され、シャシー性能をさらに熟成させて運動性能に磨きをかけるとともに、RZグレードにマニュアルトランスミッション(MT)が追加されることになった。

 スープラRZに追加された6速MTは、ハイパワーエンジンを操る楽しさを追求して新たに開発されたもので、コンピューターがドライバーのクラッチ、シフト操作にあわせて最適なエンジン回転数になるように制御するiMTとなっている。シフト操作時には自動でブリッピングしてドライバーの意を汲んだスムーズな変速を実現し、スープラに気持ちのいい走行感覚をもたらしてくれる。

 また、シフトノブは、どの方向からも握りやすく操作しやすい球体形状となっており、そのトップに配されたGRロゴがスポーティなイメージを演出する。加速時に車内にこだまするエンジンサウンドは、マニュアルトランスミッション専用の室内サウンドチューニングが施されたものとなり、ドライバーの気分を盛り上げてくれることだろう。

 シャシー制御系にも見直しが入り走りにも磨きがかかった

 MTの追加以外にも、スープラには運動性能を向上させる仕様変更が行われた。AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)の制御、アブソーバーの減衰特性チューニングにより、ロールバランスと乗り心地を改善するとともに、スタビライザーブッシュの特性変更で操舵初期の応答性を向上。さらに、AVSやEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)、VSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)などのシャシー制御系も見直され、操舵フィーリングや限界域でのコントロール性能も上がっている。

 エクステリアでは、RZに新意匠の鍛造19インチホイールが採用された。これは、GRヤリスやGR86と統一性を持たせながら、スポーク形状や断面形状を見直すことで軽量化と高剛性化を両立している。ちなみに1本あたり1.2kgの軽量化が実現している。カラーはプレミアムチタングレーシルバーを採用し、レースシーンに相応しいイメージが演出されている。

 ボディカラーには、ボルカニックアッシュグレーメタリック、ドーンブルーメタリック、そしてRZに台数限定でマットアバランチホワイトメタリックが追加された。

 RZには、メーカーオプションとしてタンカラーの内装も採用されている。

 デビューから3年、一部改良でMTを追加し、運動性能にも磨きがかかったスープラ。まだまだこれからも、走ることが好きなクルマ好きを楽しませてくれそうだ。

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