現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > BMW i8は、持続可能な次世代モビリティを象徴するスーパースポーツカー【スーパーカークロニクル/117】

ここから本文です

BMW i8は、持続可能な次世代モビリティを象徴するスーパースポーツカー【スーパーカークロニクル/117】

掲載
BMW i8は、持続可能な次世代モビリティを象徴するスーパースポーツカー【スーパーカークロニクル/117】

1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、BMW i8だ。

BMW i8(BMW i8:2013~2020)
BMWは、2013年のフランクフルト モーターショーで、M1以来となる、久しぶりのスーパースポーツカー「i8」を発表した。このモデルはBMWが持続可能な次世代モビリティを提供するプレミアムブランドとして新たに立ち上げたサブブランド「BMW i」の第2弾(第1弾はコンパクトモデルのi3)にあたる。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

そのルーツは2009年のフランクフルト モーターショーで発表され、映画「ミッション:インポッシブル」にも登場したコンセプトカーの「ビジョン エフィシエント ダイナミクス」。それが2011年の同ショーでは「i8 コンセプト」に進化し、2013年には市販版が登場するわけだが、3モデルとも基本デザインは大きく変わっていない。シザー ドアを採用し、Cd値=0.26という空力的にも優れたスタイリングのボディは自社デザインによるものだ。

だが、i8のスーパーなポイントはスタイリングだけではない。コクピット背後に搭載されるエンジンはわずか1.5Lの3気筒ターボだが、フロントには電気モーターを搭載するプラグインハイブリッド機構を採用している。

モーターで前輪を、エンジンで後輪を駆動する(つまりEV走行時はFFとなる)4WDで、最高出力はシステムトータルで362psだが、最大トルクは570Nmと大きく加速は強力。最高速は250km/h(リミッター作動。モーターのみでは120km/h)、0→100km/h加速は4.4秒、0→1000m加速は22.8秒と十分なパフォーマンスを発揮し、しかもハイブリッド走行時のJC08モード燃費は19.4km/L。モーターのみでも最長35kmの走行が可能とされている。

アルミニウム製のシャシの内側にリチウムイオンバッテリーを搭載し、その上にカーボンファイバー製のボディを組み合わせている。インテリアなどの車体各部には天然由来の素材も採用し、製造工程でも徹底的にエコに配慮。まさに21世紀のスーパースポーツカーであった。

2017年のロサンゼルス モーターショーでオープンモデルのロードスターを発表。累計で2万台を生産したi8は、その役割を果たしたとして2020年に4月に生産が終了された。

BMW i8 主要諸元


●全長×全幅×全高:4690×1940×1300mm
●ホイールベース:2800mm
●車両重量:1500kg
●パワーユニット種類:直3 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1499cc
●エンジン最高出力:231ps/5800rpm
●エンジン最大トルク:320Nm/3700rpm
●モーター最高出力:1428ps/4300rpm
●モーター最大トルク:250Nm/100ー4100rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・42L
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:前195/50R20、後215/45R20

[ アルバム : BMW i8 はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【累計生産100万台を達成】三菱 インドネシアの生産拠点 2017年4月から生産開始で約50カ国へ輸出
【累計生産100万台を達成】三菱 インドネシアの生産拠点 2017年4月から生産開始で約50カ国へ輸出
AUTOCAR JAPAN
あの“マールボロ・マクラーレン”よりはるかに長い43年のスポンサーシップに幕。IMPUL星野一義総監督「カルソニックは俺の人生そのもの」
あの“マールボロ・マクラーレン”よりはるかに長い43年のスポンサーシップに幕。IMPUL星野一義総監督「カルソニックは俺の人生そのもの」
motorsport.com 日本版
【アメリカ】トヨタの「小型SUVコンセプト」がスゴかった! 全長4.3m級ボディに“ゴツ顔”採用! “次期FJクルーザー”ともいわれた「FT-4X」とは?
【アメリカ】トヨタの「小型SUVコンセプト」がスゴかった! 全長4.3m級ボディに“ゴツ顔”採用! “次期FJクルーザー”ともいわれた「FT-4X」とは?
くるまのニュース
チェックするタイミングはいつ!? バイクのチェーンとスプロケの点検頻度は?
チェックするタイミングはいつ!? バイクのチェーンとスプロケの点検頻度は?
バイクのニュース
【スポーティグレード追加】ノート・オーラに「オーテック・スポーツ・スペック」 走りをチューン
【スポーティグレード追加】ノート・オーラに「オーテック・スポーツ・スペック」 走りをチューン
AUTOCAR JAPAN
疲労を軽減する「インテリシート」オペルが開発、新型SUV2車種に採用へ
疲労を軽減する「インテリシート」オペルが開発、新型SUV2車種に採用へ
レスポンス
ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』、2025年モデル「11車種の特徴と違い」を比較チェック!
ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』、2025年モデル「11車種の特徴と違い」を比較チェック!
レスポンス
トヨタ アルファード、ヴェルファイアに6人乗りPHEVを新設定
トヨタ アルファード、ヴェルファイアに6人乗りPHEVを新設定
Auto Prove
BYD、佐賀県初の正規ディーラーをオープン
BYD、佐賀県初の正規ディーラーをオープン
レスポンス
どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語
どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語
バイクのニュース
モデリスタやば!! 新型アルファード専用エアロが鬼カッコいい件
モデリスタやば!! 新型アルファード専用エアロが鬼カッコいい件
ベストカーWeb
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
くるまのニュース
ホンダ青山ビル、建て替えで2025年5月に業務終了 新本社は2030年完成予定
ホンダ青山ビル、建て替えで2025年5月に業務終了 新本社は2030年完成予定
日刊自動車新聞
【TAS2025】スズキ 「SUZUKI BOOST GARAGE」をテーマに参考出品を含め7台を展示
【TAS2025】スズキ 「SUZUKI BOOST GARAGE」をテーマに参考出品を含め7台を展示
Auto Prove
トヨタ『MIRAI』が動力源の水素キッチンカー、汐留クリスマスマーケットに出店へ…12月21-22日
トヨタ『MIRAI』が動力源の水素キッチンカー、汐留クリスマスマーケットに出店へ…12月21-22日
レスポンス
ついに1000万円超えた、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEV…510万円からの入門車も
ついに1000万円超えた、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEV…510万円からの入門車も
レスポンス
とうとう1000万円超え!! 新型アルファード/ヴェルファイアが衝撃の姿に
とうとう1000万円超え!! 新型アルファード/ヴェルファイアが衝撃の姿に
ベストカーWeb
ホンダ新型「プレリュード」2025年登場へ! 新ハイブリッド搭載? 迫力エアロ仕様もあり!? 24年ぶり復活の「スペシャリティクーペ」どんなクルマになるのか
ホンダ新型「プレリュード」2025年登場へ! 新ハイブリッド搭載? 迫力エアロ仕様もあり!? 24年ぶり復活の「スペシャリティクーペ」どんなクルマになるのか
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2135.02312.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

689.7998.0万円

中古車を検索
i8の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2135.02312.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

689.7998.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村