ジャガーがIペイスの2024年モデルと、英国で始まるバッテリー再利用の最新情報
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは9月7日、マイナーチェンジを施したIペイス(2024年モデル)を発表した。併せて、新しいIペイスは「オンライン限定販売になる」方針が明らかにされている。
電気自動車のジャガー・Iペイスの2024年モデルがオンライン限定で日本での受注を開始
Iペイスはジャガー初のBEVモデルとして2018年にデビューした。2024年モデルはフロントシールドのデザイン変更などで存在感に磨きをかけた。設定されるグレードはRダイナミックHSEで、外装色はアイガーグレイ、サントリーニブラック、オストゥーニパールホワイトの3色。価格は2023年モデルと同じで、1517万1000~1623万8000円である。
Iペイスに関しては、8月なかばに英国でバッテリーのリユースに関する発表があった。JLRは「ワイクス・エンジニアリング(Wykes Engineering)をパートナーに迎えて、Iペイスの駆動用バッテリーの再利用を進めていく」と発表したのである。
発表によれば、Iペイスのユーズドバッテリーを30基集めて、最大2.5MWhの電力を蓄えるのだという。Iペイスの駆動用バッテリーの容量は90kWh。未使用のバッテリーならば30基で270kWh=2.7MWhという計算になるが、リユースにふさわしい性能を保持しているバッテリーを選りすぐって2.5MWhを確保するということなのかもしれない。
バッテリー30基で一般家庭250軒分の蓄電性能
JLRは太陽光や風力などの再生可能エネルギーをリユースバッテリーに貯蔵(BESS=バッテリー・エナジー・ストレージ・システム)することで、環境負荷の低減を進めていく。参考までに、2.5MWhの電力は、一般家庭250軒の1日分の電力使用量に相当するという。2023年末までには7.5MWhの蓄電能力を確保する狙いで、750戸分の電力が提供できるようになる。
太陽光や風力発電は、天候によって発電量が左右される。発電量が少ない日でもBESSが稼働していれば、安定的に電力が供給できる。
発電用パネルの設置場所や風車の設置場所など、再生可能エネルギーを開発する難しさはあるにせよ、BEVのリユースバッテリーが循環型社会の推進に役立つことは確かだろう。
ジャガーが一部モデルの生産と受注の終了を発表
なおJLRは9月15日、「Fタイプ、XE、XF、XFスポーツブレイクの生産および受注を終了」すると発表した。ジャガーは「2025年にピュアEVのラグジュアリー・ブランド」に発展する方針を発表しており、今回の生産・受注終了は内燃機関モデルの縮小と電動化という既定路線を推し進めるものといえる。今回の生産・受注終了で、ジャガーが生産・販売を続けるモデルはEペイス、Fペイス、Iペイスとなる。
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みんなのコメント
正直…EVに補助金を出すよりも <再利用」に補助金を出すベキ☆です
新品バッテリーは…その製造工程からも→エコじゃ?ありませんから
再利用バッテリーに対して→補助金を出すベキ☆だと思います
新品バッテリーのリーフ」と
再利用バッテリーのリーフ」
再利用バッテリーのリーフ(車体は新車」に☆ガッツリ☆補助金で安く