フロントエンドのデザイン一新
プジョーは、改良新型508の英国での販売を開始した。価格は3万4020ポンド(約620万円)からとなる。
【画像】プジョーのフラッグシップ、改良へ【外観を一新した改良新型508を写真で見る】 全17枚
プジョー508は2018年に発売されたミドルクラスモデルで、今回の改良では、シンボルとなっている「牙」のデザインを発展させ、従来の片側1本から3本へと増やした。これは、プジョーの市販車では初採用となる。
また、グロスブラックのグリルを採用し、新しいブランドエンブレムを装着するなどフロントエンドのデザインを一新した。
全長はセダンの508で4.75m、ワゴンの508 SWで4.79m、全幅はいずれも1.86mで、ホイールベースは2.79mとされている。ラゲッジ容量は、508で487L(シートを倒せば最大1537L)、508 SWでは530L(最大1780L)となる。
インテリアでは、ダッシュボードとセンターコンソールのデザインが変更された。10.0インチのインフォテインメント・ディスプレイと12.0インチの「iコックピット」システム、そして小径ステアリングホイールが採用されている。
音声認識機能、電動トランクドア、2つのUSBソケット、アップル・カープレイとアンドロイド・オートのワイヤレス接続に加え、自転車や歩行者を検出できるナイトビジョンカメラを搭載している点も特徴だ。
運転支援システムとしてはレベル2のアダプティブ・クルーズコントロール、自動緊急ブレーキ、レーンアシストなどを備え、パーキングセンサーやバックカメラ、オートマチックハイビームも搭載する。
パワートレインの構成を変更
英国向けの508は、エントリーグレードの「アリュール」、「GT」、パフォーマンス重視の「PSE(プジョー・スポール・エンジニアード)」の3つに絞られ、ガソリン、ディーゼル、PHEVが選択可能だ。
ガソリン車は最高出力132psを発生する1.2L 3気筒を、ディーゼル車は最高出力132psの1.5L 4気筒を搭載する。
PHEVモデルは12.4kWhのバッテリー、110psの電気モーター、8速ATを搭載し、エンジンは最高出力152psまたは182psの2種類が用意されている。電気のみの航続距離はまだ公表されていないが、308 PHEVと同様に65km程度と思われる。
パフォーマンス重視のPSEでは、最高出力203psのパワートレインに四輪駆動とハイパーカー「9X8」由来のエネルギー・マネージメント・システムを組み合わせている。
PSEは標準車より若干大きく、車幅がフロント22mm、リア12mm拡大されている。380mmのフロントブレーキ、20インチホイール、ミシュラン・パイロットスポーツ4Sタイヤを標準装備し、可変ダンピング機能やドライビングモード(コンフォート、ハイブリッド、スポーツ)も備える。
PHEVのバッテリー充電時間は、7.4kWの充電器を使用して約1時間40分。3.7kWの車載充電器を選択することも可能だ。
最上級モデルの英国価格は5万3825ポンド(約980万円)からで、納車は2023年9月から開始される。
プジョーのデザイン責任者であるマティアス・ホッサン氏は、「新型のプジョー508は、先鋭的なキャラクターによって、技術およびネコ科動物のアイデンティティを強化しています。極薄のヘッドランプと3本爪のシグネチャーは、バンパーに溶け込むグリルの一部として、華々しいフロントエンドを形成しています」と述べている。
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みんなのコメント
この車は300万円くらいの感覚か。
日本ヤバイぞ