BMWは10月6日(現地時間)、フルモデルチェンジした新型「2シリーズ アクティブツアラー」を欧州で公開した。日本でも人気のピープルムーバーはどんな進化を遂げたのか、さっそくチェックしていこう。
新型のボディサイズは、全長4386mm(先代比+32mm)×全幅1824mm(同+24mm)×全高1576mm(同+21mm)と全方位にサイズアップしている。ホイールベースは2670mmと不変ながら、トレッドは前+25mm、後+26mm拡大されている。フラットなドアハンドルやアンダーボディの整流により、Cd値0.26とエアロダイナミクスも良好だ。
>>現行型のBMW 2シリーズ アクティブツアラーのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
エクステリアは大型キドニーグリルが印象的。グリルの大型化は最近のBMWのトレンドだが、2シリーズ アクティブツアラーもモデルチェンジを機にファミリーフェイスを身にまとう。全車LEDが標準のヘッドライトは、内部がロービーム、ハイビーム、そしてウインカーとしても機能するデイタイムドライビングライトの3パートに分割されたデザインとなる。
インテリアは、ドライバー側に傾けた曲面ディスプレイやステアリングに操作系をまとめ、ボタン類を削減。インフォテインメントシステムには「iX」などと同じ最新の「BMWオペレーティングシステム8」を採用している。また、前後席ともヘッドルームやショルダールームが先代より拡大し、荷室も最大1455Lを確保。フルモデルチェンジを機に「2シリーズ グランツアラー」が廃止され、2シリーズ アクティブツアラーに7人乗りが設定されるとの見方もあるが、それもうなずける余裕の空間となっている。
ローンチ時のパワートレーンは、ガソリンが220iの1.5L 3気筒(156hp/280Nm)および223iの2.0L 4気筒(218hp/360Nm)で、いずれも48Vのマイルドハイブリッド機構を備える。また、ディーゼルは218dの2.0L 4気筒(150hp/360Nm)となり、来夏にはプラグインハイブリッドの230e xDrive及び225e xDriveも加わる予定だ。
注目のスタート価格は、英国で3万0265ポンド(約460万円)と先代の2万7045ポンド(約411万円)から1割強のアップ。顧客へのデリバリーは来年3月開始の見通しだ。参考まで、日本では先代が449万円からだったので、単純計算すると新型の国内価格は500万円前後からになる可能性がありそうだ。
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