現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【アルファロメオ ステルヴィオ試乗】ハンドリングの“ひとクセ”が気持ちイイ! 人とは違うSUVがいい、という人に

ここから本文です

【アルファロメオ ステルヴィオ試乗】ハンドリングの“ひとクセ”が気持ちイイ! 人とは違うSUVがいい、という人に

掲載 更新
【アルファロメオ ステルヴィオ試乗】ハンドリングの“ひとクセ”が気持ちイイ! 人とは違うSUVがいい、という人に

2018年7月、アルファロメオ初のSUVステルヴィオが「ファーストエディション」として限定400台で日本にも導入された。“アルファ”らしいスポーティなSUVだというこのモデルに試乗した。

“ひとクセ”が気持ちイイ! ただのSUVには興味ありません、という人に

1億7000万円オーバーの「GT-R 50 by Italdesign」のここが凄い!

SUVブームは衰えることを知らない。世界中の自動車メーカーがこぞってこのジャンルを開発し、大中小といくつものモデルをラインナップするブランドもある。事実、日本で買えるSUV/クロスオーバーSUVの数は、国産車と輸入車合わせるとなんと100近くにも上る。

そんなライバル過多の状況下で、特徴の小さいクルマたちはどうしても埋もれてしまいがち。そこで、個性を強調させたクルマが増えてくるワケだ。エクステリアデザインやエンジンパフォーマンス、スポーツ性やラグジュアリー性など、その味付け方法はブランドによってさまざまだ。

では、これまでスポーツモデルを数多く輩出してきたアルファロメオが、SUVを作るとどうなるかというと、その答えはやっぱり“スポーティ”だった。背の低いクルマのように足を投げ出すようなドライビングポジションや、シートのサポート性、Dシェイプ型のハンドルなど、乗り込んだ瞬間から感じられる。

全高は1680mmあるためアイポイントは高く、視界も広いのでスポーツカーに乗っている感覚ではないものの、走り出すとスポーツ性はさらに強調される。とくに、コーナーでのロールを抑えたフラットライドな感覚やトルコン式でありながら直結感の強い8速ATは、まるでスポーツカーを運転しているかのような感覚を楽しませてくれる。

搭載される2Lターボエンジンは280ps/400Nmを発生し、1810kgという重量のボディを軽々と引っ張っていく。しかも、「ALFA DNAドライブモードシステム」でパフォーマンス重視の「d ( Dynamic )」を選択すれば、官能的なエンジンサウンドとともに鋭い加速も楽しめる。このdの他にも、高速道路や市街地走行に適した「n ( Natural )」、燃料消費を最大限抑えた「a ( Advanced Efficiency )」も選択できる。

スポーティなSUVは多い。その中でもステルヴィオのハンドリングは特徴的だ

ここまで読んで“スポーティなSUVなら他にもある”と思った人も多いだろう。先述の「個性の強調」という意味で、確かにジャガー Eペイスやポルシェ マカンなど走って楽しいモデルはいくつもある。

ただし、こういったスポーティなSUVたちとステルヴィオでは大きな違いがある。ハンドリングだ。

それは車庫を出たその瞬間にわかる。中立付近でのハンドルの遊びが小さく、切り始めからクイックな設定が施されているので、いつもの感覚で交差点を曲がるため操作を始めると、思った以上に小まわりしてしまうのだ。ともすれば、やりすぎでは?と思ってしまうほどクイックだ。

ただ、そんな思いは最初だけ。慣れてしまえば楽しいことこの上ない。とくに小さなRを描くコーナーが連続するような道では、大きなロールをすることなく“キュ、キュッ”とレスポンスよく駆け抜けることができる。この軽やかな足さばきは思った以上に楽しい。

実はこうしたハンドリング、アルファロメオの歴代モデルでも味わえる特性のひとつで、多くのアルフィスタ(熱狂的なアルファロメオのファン)を魅了してきた“いい意味でのクセ”かもしれない。

しかも、コーナリングが楽しいからといって日常使いでの快適性を犠牲にはしていない。サスペンションを含めた足まわりはしっかり衝撃を吸収しているので、一般道の速度域で硬さを感じることなく、乗り心地は快適そのものだ。

一般的には“クセ”として捉えられるかもしれないハンドリングの特性を、理解した上で操り、味わうことができたら自動車ライフがどんなに楽しいことだろう。ひととは違う観点からクルマを選びたいという人にぜひおススメしたいSUVだ。

ゴルファー必見。ラゲッジルームにキャディバッグをいくつ積める?

この試乗車のラゲッジルームに、ゴルフのキャディバッグをいくつ積めるか試してみた。

今回の試乗車は、日本導入記念の400台限定車「ファースト エディション(689万円)」だ。この他にも、カタログモデルの「2.0ターボ Q4(655万円・受注生産)」や「2.0ターボ Q4 スポーツパッケージ(691万円)」「2.0ターボ Q4 ラグジュアリーパッケージ(691万円)」もラインアップする。

■ステルヴィオ ファーストエディションの主要諸元

●全長×全幅×全高=4690×1905×1680mm ●ホイールベース=2820mm ●車両重量=1810kg ●エンジン=直4DOHCターボ ●排気量=1995cc ●最高出力=280ps/5250rpm ●最大トルク=400Nm/2250rpm ●トランスミッション=8速AT ●駆動方式=4WD ●車両価格=689万円

[ アルバムはオリジナルサイトでご覧ください ]

世界最速の量産SUV「クアドリフォリオ」の導入はまもなくか?

ドイツのニュルブルクリンク北コースで驚異の7分51秒07を記録し、量産モデルの世界最速SUVに躍り出たステルヴィオのハイパフォーマンスモデル「クアドリフォリオ」。こちらは2018年内の日本導入を予定しているというから、楽しみである。

ちなみに最速ラップを記録した動画がこれだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
モーサイ
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
カー・アンド・ドライバー
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
AutoBild Japan
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
くるまのニュース
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
レスポンス
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
VAGUE
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
WEB CARTOP
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
バイクのニュース
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
レスポンス
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
motorsport.com 日本版
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
モーサイ
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
カー・アンド・ドライバー
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
くるまのニュース
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
くるまのニュース
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
くるまのニュース
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

809.01491.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

235.91161.2万円

中古車を検索
ステルヴィオの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

809.01491.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

235.91161.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村