現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【トヨタ プリウス(先代)】新型登場で先代が安くなる!? 2023年の相場は?

ここから本文です

【トヨタ プリウス(先代)】新型登場で先代が安くなる!? 2023年の相場は?

掲載 21
【トヨタ プリウス(先代)】新型登場で先代が安くなる!? 2023年の相場は?

中古車購入ガイド [2023.01.19 UP]


【トヨタ プリウス(先代)】新型登場で先代が安くなる!? 2023年の相場は?
 年が明けた2023年1月10日、新世代プリウスが日本で発売された。未来を感じさせる流線型フォルムや第5世代のハイブリッドシステムなど、進化の幅は非常に大きい。しかし新車価格は275万円~392万円と、従来よりも価格がアップ。そんななか、リーズナブルに買うなら先代モデルに注目してみよう。なぜなら、新型登場により今後相場が下がる可能性が高いのだ。そんなわけで今回、4代目(W50系)プリウスのグレード別中古車相場を探ってみた。

【新型プリウス】デザインとメカから進化を紐解く【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】


トヨタ プリウス(4代目/W50系)ってどんなクルマ?

2015年12月発売モデルのデータ(Aプレミアム)

新車時価格帯(2015年12月)
 2015年12月、プリウスがフルモデルチェンジを受けて4代目(W50系)となった。この世代は、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を導入した最初のモデルでもあり、従来型からあらゆる面で大きく進化した。具体的には、低重心パッケージによる空力性能向上、ボディ剛性の向上が挙げられる。空力性能は燃費向上にも貢献し、低重心化による走りの安定感も格段によくなった。パワートレインは、1.8L 直4エンジンを搭載。モーターやトランスアクスル、パワーコントロールユニット、駆動用バッテリーの小型化により、キャビンのスペース効率も改善している。バッテリーは、「S」系グレードがニッケル水素電池、それ以外はリチウムイオン電池が搭載される。燃費性能は、最大で40.8km/L(JC08モード)を達成。

 また、エクステリアも多くのひとを驚かせた。比較的親しみやすいデザインだった先代から一転、エッジを際立たせたティアドロップ形状のヘッドライトを採用し、個性の強いスタイルとなった。インテリアは、包み込むような一体感のある空間を表現し、シートの設計も見直されて快適性を大幅にアップ。ワンクラス上の上質な乗り心地を提供してくれる。そのほか、デビュー当初から「A」と「Aプレミアム」に、トヨタセーフティセンスPを標準装備。バイビームLEDヘッドランプ、スマートエントリー&スタートシステムを全車標準装備とするなど、先進装備も盛り込まれている。


改良遍歴は?
 2017年11月の一部改良では、インテリアにフロントコンソールトレイ(ピアノブラック加飾)とし、利便性をアップ。また、一部グレードに11.6インチの「Tコネクト SDナビゲーション」をオプション設定した。

 2018年12月、マイナーチェンジを実施。フロントグリル、バンパー、ヘッドランプ形状が変更され、アクの強い従来のデザインが改められている。17インチアルミホイールは、樹脂加飾部にチタン調塗装を採用。一方15インチアルミホイールは、ツインスポーク形状とした。インテリアは、フロントコンソールトレイやインパネにブラック加飾を採用。こちらのコンソールトレイは、ワイヤレス充電のスペースを拡大し、大型スマートフォンにも対応した。また「Aプレミアム」にシートベンチレーションを標準装備し、快適性を向上。さらに全車にトヨタセーフティセンスPを標準装備するなど、安全性もさらに高められた。

 2020年7月には、トヨタセーフティセンスが改良されたほか、インテリジェントクリアランスソナーを全車標準装備。さらに、急アクセル時に加速を抑制するプラスサポートをトヨタとして初採用し、安全性を高めた。また、災害時に役立つ外部給電機能を標準装備。


トヨタ プリウス(4代目/W50系)のグレード別中古車相場は?
 グレード構成は、下から「E」、「S」、「A」、「Aプレミアム」という構成。グレードにより、バッテリーの種類が異なるのは前述のとおり。また、エントリーモデル「E」を除く各グレードには、17インチホイール、専用バンパー、合成皮革表皮シートを採用した「ツーリングセレクション」も設定される。なお、駆動方式はFFのほか4WD(E-Four)も選択できる。


「E」
 価格を抑えたエントリーグレードが「E」。デビュー当時の新車価格は242万9018円であり、JC08燃費は40.8km/Lと全グレードで最も高いのも特徴である。インテリアは、ファブリックシート、ウレタン製ステアリングを採用し、ほかのグレードと比べると質素なものとなる。

 中古車は物件が少なく、ねらって買いにくい状況にある。中古車平均価格は166万円と安いのがメリットだが、装備が充実した上級グレードのほうが探しやすいだろう。


「S」
 インテリアは、上級ファブリックシート、合成皮革巻きステアリングを標準装備。また、17インチアルミホイールなどを装着する「ツーリングセレクション」は、「S」以上のグレードに設定される。フロントドアグリーンガラスには、UVカットと撥水機能が付くのも特徴。

 中古車が最も多く、価格も手頃なのでねらい目のグレード。中古車平均価格は202万円と、「E」と比べて40万円ほど高いものの、幅広い物件から選べるのが何より魅力。100万円台前半の予算から探すことができるだろう。なお、「S」と「S ツーリングセレクション」で比べると、前者のほうが物件豊富だ。

「A」

 「S」の装備に加え、ヒーター付きドアミラー、自動防眩付きインナーミラー、ホワイト加飾ステアリング、ソフトパッドのドアトリムリッパーなど、さらに装備が充実した「A」。2018年の改良以前は、「A」以上のグレードにトヨタセーフティセンスPが標準装備されていたことも覚えておきたいポイント。そのほか、フロントコンソールトレイ、大型コンソールボックスは上級な仕立てとなっている。

 「S」に次いで中古車が多く、こちらも優先的に選びたいグレード。中古車平均価格は210万円と、「S」と比べてあまり差がない。


「Aプレミアム」
 「A」をベースに、シート、ステアリングが本革仕立てとなるなど、最上級グレードにふさわしいプレミアムなグレード。アクセサリーコンセントも標準装備となる。

 装備が充実している一方、物件数が少なくやや探しにくいのが難点。中古車平均価格は232万円だが、100万円台後半の物件も存在している。物件選択の幅は広くないものの、予算内の物件が見つかれば積極的にねらっていこう。

※上の記述は、2015年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。中古車平均価格は2023年1月時点のデータ。


まとめ
 今回の調査は、2023年1月時点のもので、まだ新型プリウスの中古車は出まわっていない。しかし、新型の中古車が数多く出まわる来年以降は、4代目(W50系)プリウスの相場は下がっていく可能性が高い。買いやすいグレードは、装備と価格のバランスがよい「S」系または「A」系。年式は、2016年式、2019年式が多く、予算重視なら前者、コンディション重視なら後者を重点的に探してみよう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「エアコンの温度を下げて」「窓を開けて」「タバコ吸っていい」「音楽かけて」 タクシーに要求してもダメなものってドレ?
「エアコンの温度を下げて」「窓を開けて」「タバコ吸っていい」「音楽かけて」 タクシーに要求してもダメなものってドレ?
WEB CARTOP
“眠たげなヘッドライト”がキュート! 人気車“チンクエチェント”の兄貴分「600」は使えるコンパクトSUV!! 気になる公道での印象は?
“眠たげなヘッドライト”がキュート! 人気車“チンクエチェント”の兄貴分「600」は使えるコンパクトSUV!! 気になる公道での印象は?
VAGUE
【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「スズキ・アルト」から全4問!
【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「スズキ・アルト」から全4問!
レスポンス
「出口渋滞エグすぎ」関越道IC渋滞の“元凶”交差点が改良工事中 「抜本対策」に向けて車線切り替えへ
「出口渋滞エグすぎ」関越道IC渋滞の“元凶”交差点が改良工事中 「抜本対策」に向けて車線切り替えへ
乗りものニュース
レッドブルの人材流出は、トップチームならではの自然な流れ……マルコ博士が説明。後任の戦略責任者はハンナ・シュミッツに?
レッドブルの人材流出は、トップチームならではの自然な流れ……マルコ博士が説明。後任の戦略責任者はハンナ・シュミッツに?
motorsport.com 日本版
高速道路の「新・深夜割引」まもなく開始! 衝撃の大改革は「得する?」それとも「損する!?」 新制度「来春実施」へ
高速道路の「新・深夜割引」まもなく開始! 衝撃の大改革は「得する?」それとも「損する!?」 新制度「来春実施」へ
くるまのニュース
原付二種といっても種類はさまざま!! バイクごとのジャンルを解説
原付二種といっても種類はさまざま!! バイクごとのジャンルを解説
バイクのニュース
BMW新型「M5」日本上陸 7代目の高性能セダンはV8+モーターの“Mハイブリッド”初採用で727馬力
BMW新型「M5」日本上陸 7代目の高性能セダンはV8+モーターの“Mハイブリッド”初採用で727馬力
VAGUE
ホンダ車のロゴが特大&高品質ステッカーに、全58種・385円で発売
ホンダ車のロゴが特大&高品質ステッカーに、全58種・385円で発売
レスポンス
次期ハイエース「BEV化」は厳しい? 新型モデル予想と必要な条件
次期ハイエース「BEV化」は厳しい? 新型モデル予想と必要な条件
ベストカーWeb
爆売れした初代トヨタ「RAV4」にはEVもあった! 現代のクロスオーバーSUVの先駆け的存在はいろんな意味でパイオニアでした
爆売れした初代トヨタ「RAV4」にはEVもあった! 現代のクロスオーバーSUVの先駆け的存在はいろんな意味でパイオニアでした
Auto Messe Web
新世代「シェブロン」エンブレム装着車を日本初導入! シトロエンの人気MPV「ベルランゴ」に新型登場
新世代「シェブロン」エンブレム装着車を日本初導入! シトロエンの人気MPV「ベルランゴ」に新型登場
WEB CARTOP
【alpinestars】「SMX-6 v3 BOOT」は、さらに自然な操作性と強固な防護性能を得た!  
【alpinestars】「SMX-6 v3 BOOT」は、さらに自然な操作性と強固な防護性能を得た!  
モーサイ
アロンソが圧巻の今季10勝目でチャンピオン獲得! 日本勢最上位は山中琉聖6位|MotoGP日本GP Moto3クラス決勝
アロンソが圧巻の今季10勝目でチャンピオン獲得! 日本勢最上位は山中琉聖6位|MotoGP日本GP Moto3クラス決勝
motorsport.com 日本版
【写真蔵】マイナーチェンジでシリーズIIに進化した「ロールス・ロイス カリナン」
【写真蔵】マイナーチェンジでシリーズIIに進化した「ロールス・ロイス カリナン」
Webモーターマガジン
スタートで“置物”に。スプリント9位ビニャーレス「ライドハイトデバイスが効かなかった」と主張もアプリリアは「ブレーキが十分でない」と示唆
スタートで“置物”に。スプリント9位ビニャーレス「ライドハイトデバイスが効かなかった」と主張もアプリリアは「ブレーキが十分でない」と示唆
motorsport.com 日本版
ルーキーレース延期の理由のひとつはロジスティクス問題。F1昇格の決まっているドライバーの出場に難色を示すチームも
ルーキーレース延期の理由のひとつはロジスティクス問題。F1昇格の決まっているドライバーの出場に難色を示すチームも
AUTOSPORT web
【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】マルコのお気に入りがやってくる! 新チームメイトを迎える時にやるべきこととは
【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】マルコのお気に入りがやってくる! 新チームメイトを迎える時にやるべきこととは
AUTOSPORT web

みんなのコメント

21件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17.0789.0万円

中古車を検索
プリウスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17.0789.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村