■新型「センチュリーSUV」発表? 新型アルファード/新型ヴェルファイアの発表会でサプライズ!
トヨタは2023年6月21日に新型「アルファード」と新型「ヴェルファイア」を世界初公開しました。
発表会では、トヨタのデザイン領域領域長・サイモン・ハンフリーズ氏は同社「センチュリー」を大胆に変えたモデルを発表すると明かしました。
【画像】これが新型センチュリーSUV? 威厳あるデザインを画像で見る!(38枚)
センチュリーは、日本を代表する高級車かつショーファーカーです。
トヨタグループの創設者である豊田佐吉氏の生誕100年を記念して1967年に初代センチュリーが登場しました。
政府関係者や企業の役員、そして皇室関係者などのVIPを送迎することを目的とした、日本唯一とも言えるモデルです。
2018年に現行となる3代目センチュリーが登場しました。
その仕上がりは、職人による技術の粋を集めた豪華絢爛な作り込まれた内外装などが特徴です。
フロントに鎮座する「鳳凰」エンブレムは、工匠が金型を約1カ月半かけて丁寧に手で彫り込み、躍動する翼のうねりや繊細な羽毛の表情を鮮やかに描き出しています。
さらにエンブレムを彩る縦格子のフロントグリル奥には「七宝(しっぽう)文様」を配置し、前後二重構造にすることで「品位ある華」を表現したと言います。
サイドボディはドア断面の美しいカーブを追求するとともにショルダー部のキャラクターラインには「几帳面」と呼ばれる平安時代の屏障具(へいしょうぐ)の柱にあしらわれた面処理の技法を採用するなど、「匠の技」と「高品質のモノづくり」が継承されています。
このようにセダンとしての美しさも意識させるセンチュリーですが、昨今では「センチュリーがSUV化される」という噂が度々出ています。
実際にインターネット上ではさまざまな憶測がなされている他、予想CGなども作成されるなど盛り上がりを見せていました。
そうした中で今回、新型アルファード/新型ヴェルファイアの発表会の場において、ショーファーカー要素の文脈で前出のサイモン・ハンフリーズ氏は次のように述べています。
「ショーファーカーという世界でも、自分らしさを選べる自由。
新型アルファードとヴェルファイアは、これらの自由を、かつてない次元にまで引き上げました。
しかし、ここがゴールではありません。
先日発表されたクラウンセダンは、『カーボンニュートラルなショーファーカー』という新たな選択肢であり、FCEVユニットも設定。
『エレガントなクラウン』は、『パワーやスペースを誇るアルファード・ヴェルファイア』との違いを楽しめ、ショーファーカーをより自由に選べるようになったのです。
ストーリーは、まだまだ続きがあります。
究極のショーファーカーであるセンチュリー。
そのセンチュリーさえも、大胆に変えようと、すでに動いているのです。
年内には、トヨタのショーファーシリーズに新たなエディションが加わることをお伝えできればと思います」
※ ※ ※
この「センチュリーさえも、大胆に変えよう」という言葉だけではSUV化と断言は出来ません。
しかし、クラウンはセダンという固定概念を大胆に変える手段としてクロスオーバーやSUVといったボディを新設定したことからも、「センチュリーSUV」の話は現実的にあり得るかもしれません。
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