現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「日本イチの軽」にまだ伸びしろアリ!? ホンダ新型「軽ワゴン」に「SUV」追加? 期待される「N-BOXクロス」の実現性とは

ここから本文です

「日本イチの軽」にまだ伸びしろアリ!? ホンダ新型「軽ワゴン」に「SUV」追加? 期待される「N-BOXクロス」の実現性とは

掲載 21
「日本イチの軽」にまだ伸びしろアリ!? ホンダ新型「軽ワゴン」に「SUV」追加? 期待される「N-BOXクロス」の実現性とは

■新型「N-BOXクロス」待望論高まる! ホンダはどう考える?

 軽自動車で今もっとも人気のあるジャンルである「軽スーパーハイトワゴン」ですが、昨今は三菱「デリカミニ」やダイハツ「タントファンクロス」などのクロスオーバーSUVタイプも人気となっています。
 
 しかし現在のところ、同カテゴリーでもっとも売れているホンダ「N-BOX」には同様の仕様が存在しません。各社が導入する流れのなか、なぜN-BOXはSUVタイプを出さないのでしょうか。

【画像】めちゃカッコいい! ホンダ「軽ワゴン」SUVモデルを画像で見る(30枚以上)

 2011年の初代登場以降、20代・30代の子育て世代から60代のシニア層まで、幅広いユーザーに支持されてきたN-BOX。

 N-BOXのルーフを下げてストリート仕様とした「N-BOXスラッシュ」(2014年12月から2020年2月)もありましたが、基本的には、王道の標準モデルと、エアロパーツなどでドレスアップを図ったカスタムモデル(N-BOXカスタム)を中心としてきました。

 2023年10月6日にフルモデルチェンジした3代目の新型N-BOXも、従来通り標準とカスタムの2つをラインアップし、流行りのSUV風モデルは今のところ用意されていません。

 2015年ごろから、スズキ「ハスラー」やダイハツ「タフト」、三菱「eKクロス」など、軽スーパーハイトワゴンよりも背の低い軽ハイトワゴンにおいて、SUV風カスタムが人気となっていました。

 そして2018年12月にスズキが「スペーシア」にSUVタイプの「スペーシアギア」を追加して以降、その流れが軽スーパーハイトワゴンにも波及しました。

 デリカミニ(ベースは「eKスペース/eKクロススペース」)やタントファンクロス、スペーシアギアなどはいずれも、標準タイプよりも華やかなデザインで、いま人気となっています。

 流行のSUV風カスタムを、なぜN-BOXは設定していないのでしょうか。

 その理由は、ホンダが現状のN-BOXで用意している王道の標準モデルとカスタムモデルで十分だと判断しているからだと考えられます。

 SUV風カスタムには華やかさがあるものの、凝ったつくりゆえ、むしろ早く飽きられてしまうリスクも考えられます。

 もちろん、今後N-BOXの存在を脅かすようなSUV風カスタムの大ヒット軽スーパーハイトワゴンが登場することがあるなら、N-BOXも挑戦せざるを得ないでしょう。

 しかし長年にわたってダントツの1位を維持し続けているN-BOXとしては、余計なことをしてコストをかける必要がないし、そのぶん安く売ったほうがいいのです。

■ホンダは「様子見」か!? かつてプロトタイプを発表し市販化した「実績」も

 実はホンダは、軽のSUV風カスタムが流行するより前の2014年の「東京オートサロン」において、「N-BOX+エレメントコンセプト」というN-BOXのSUV風カスタムカーを出展しています。

 ホンダが2003年から2005年に国内で販売していた個性的なSUV「エレメント」をオマージュし、N-BOXにタフなデザインをとりいれたモデルでした。

 そんなN-BOX+エレメントコンセプトは、前後のバンパーやフェンダー、サイドシル、ボディパネルなど、部分的に無塗装の樹脂パーツを装着し、内装もアウトドア志向の仕様とするなど、細部まで凝った造りの本格的なものでした。

 単にコンセプトカーだけでは終わらず、その後2016年には、ホンダ車の純正アクセサリーを製造・販売するホンダアクセスから「エレメントスタイルパッケージ」として、実際に1年ほどでしたが販売も実現しています。

 軽スーパーハイトワゴンの王者であるホンダとしては、「つくろうと思えばいつでもできる」くらいに考え、軽のSUV風カスタムの流行の動向を様子見しているとのではないでしょうか。

※ ※ ※

 ホンダアクセスでは、新型N-BOX用にエクステリアのオシャレなデコレーションパーツや、ホワイトのアルミホイール、シートカバーなど様々なカスタムパーツを設定しています。

 本格的なSUV風のカスタムパーツをすぐに用意することもできるでしょう。

 ひょっとすると、2024年1月に開催される「東京オートサロン2024」で、その姿を見ることができるのかもしれません。

こんな記事も読まれています

フォード・マスタング 史上初「4ドア仕様」導入か 派生モデル展開を示唆、しかしEV化は否定
フォード・マスタング 史上初「4ドア仕様」導入か 派生モデル展開を示唆、しかしEV化は否定
AUTOCAR JAPAN
アンドレッティ、元FIAチーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズを獲得。2026年に向け技術規則の知識が活きるか
アンドレッティ、元FIAチーフテクニカルオフィサーのパット・シモンズを獲得。2026年に向け技術規則の知識が活きるか
AUTOSPORT web
ブガッティの正規アイテムがネットで購入できる! アパレルからビリヤード台まで…実車は果たして購入可能!?
ブガッティの正規アイテムがネットで購入できる! アパレルからビリヤード台まで…実車は果たして購入可能!?
Auto Messe Web
ホンダ新世代燃料電池車「CR-V e:FCEV」間もなくデビュー!
ホンダ新世代燃料電池車「CR-V e:FCEV」間もなくデビュー!
グーネット
【検証】練馬区2歳女児死亡事故はなぜ起きた? ミニバンの窓スイッチ誤操作から子どもの命を守る、チャイルドシートの使用法
【検証】練馬区2歳女児死亡事故はなぜ起きた? ミニバンの窓スイッチ誤操作から子どもの命を守る、チャイルドシートの使用法
AUTOCAR JAPAN
スバル、“集大成”のBRZ CNF Conceptで富士24時間に参戦。各種最適化や新アイテム投入
スバル、“集大成”のBRZ CNF Conceptで富士24時間に参戦。各種最適化や新アイテム投入
AUTOSPORT web
新生『ディスカバリー』にも2025年モデル導入。装備見直しと350PSに向上のディーゼルMHEVへ統一
新生『ディスカバリー』にも2025年モデル導入。装備見直しと350PSに向上のディーゼルMHEVへ統一
AUTOSPORT web
ポルシェ911のレストアで“レストモッド” ブームを牽引する「シンガー」がコーンズと提携|Singer
ポルシェ911のレストアで“レストモッド” ブームを牽引する「シンガー」がコーンズと提携|Singer
OPENERS
新型「“R36”GT-R」まもなく登場か!?  4.1リッターV6搭載で1000馬力発揮!? 旧型デザイン採用の「和製スーパーカー」生産状況を公開
新型「“R36”GT-R」まもなく登場か!? 4.1リッターV6搭載で1000馬力発揮!? 旧型デザイン採用の「和製スーパーカー」生産状況を公開
くるまのニュース
TANABEのカスタムスプリング2製品にレクサス『IS500』用など3車種のラインナップが追加
TANABEのカスタムスプリング2製品にレクサス『IS500』用など3車種のラインナップが追加
レスポンス
新しいジープ アベンジャー4xeが出た!──GQ新着カー
新しいジープ アベンジャー4xeが出た!──GQ新着カー
GQ JAPAN
新型メルセデスAMGピュアスピードが鮮烈デビュー!──GQ新着カー
新型メルセデスAMGピュアスピードが鮮烈デビュー!──GQ新着カー
GQ JAPAN
JMIAが2025年を目指し『NEXT-FORMULA-PROJECT』をスタート。コンセプトカー開発に着手
JMIAが2025年を目指し『NEXT-FORMULA-PROJECT』をスタート。コンセプトカー開発に着手
AUTOSPORT web
宮田莉朋、イモラで試した新しいアプローチ。間一髪の接触回避で飛び出した自己考察/FIA F2第4戦レビュー
宮田莉朋、イモラで試した新しいアプローチ。間一髪の接触回避で飛び出した自己考察/FIA F2第4戦レビュー
AUTOSPORT web
純正を超える走りと快適性を追求! HKSの車高調「HIPERMAX S」に40系ヴェルファイア2WD専用が登場
純正を超える走りと快適性を追求! HKSの車高調「HIPERMAX S」に40系ヴェルファイア2WD専用が登場
くるまのニュース
【auto sport web/auto sport キャリア採用】一緒に仕事をしたい方、募集します
【auto sport web/auto sport キャリア採用】一緒に仕事をしたい方、募集します
AUTOSPORT web
マッスルカー『チャレンジャーSRTヘルキャット』、ドゥカティと加速競争…映像公開
マッスルカー『チャレンジャーSRTヘルキャット』、ドゥカティと加速競争…映像公開
レスポンス
好調の角田裕毅、モナコでの初ポイント獲得へ「まずは昨年と同じように予選Q3進出を目指す」
好調の角田裕毅、モナコでの初ポイント獲得へ「まずは昨年と同じように予選Q3進出を目指す」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

21件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

164.9188.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.01166.0万円

中古車を検索
N-BOXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

164.9188.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.01166.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村