■ハイパワーなターボエンジンを搭載した最新コンパクトカー
1970年代にターボエンジンを搭載したクルマが登場し、1980年代には欧州と日本で爆発的にターボ車が増えました。
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なかでもコンパクトカーに高性能なターボエンジンを搭載したモデルが日本で人気となり、「ベビーギャング」と呼ばれ、過激なモデルも登場します。
そこで、最新モデルのコンパクトカーのなかから、パワフルなターボエンジンを搭載したクルマを5車種ピックアップして紹介します。
●トヨタ「GRヤリス」
トヨタを代表するコンパクトカー「ヴィッツ」がフルモデルチェンジし、名前をグローバルで統一する「ヤリス」に変えて、2020年2月に発売されました。
そして、高性能モデルの「GRヤリス」が、チューニングカー&カスタムカーの祭典「東京オートサロン2020」の会場で発表され、2020年夏に発売予定となっています。
GRヤリスはトヨタが世界ラリー選手権(WRC)に参戦して、培われたノウハウを最大限につぎ込んだスポーツカーとして開発されました。
搭載されるエンジンは、大型の空冷インタークーラーを装備した1.6リッター直列3気筒ターボで、最高出力272馬力、最大トルクは370Nmと、3リッター自然吸気エンジン並パワーを誇り、トランスミッションは6速MTのみとなっています。
ボディは通常モデルのヤリスには無い3ドアハッチバックで、新開発の「フォージドカーボン」をルーフ部分に採用し、ボンネットとドアパネルにはアルミ素材を用いるなど軽量化をおこない、高剛性の専用スポーツ4WDプラットフォームと相まって、高い走行性能と安定した走りを両立。
現在、2020年6月まで「ファーストエディション」の先行予約をおこなっており、価格(消費税込、以下同様)は、396万円からとなっています。
●スズキ「スイフトスポーツ」
スズキ初代「スイフトスポーツ」は2003年に発売され、比較的安価ながら軽量コンパクトなボディに高性能なエンジンを搭載し、高い走行性能を実現したことで、人気となりました。
そして、2017年に発売された現行モデルのスイフトスポーツは4代目で、スイフトに対してトレッドを30mm拡大し、それに伴いフェンダーを左右に20mmずつ広げたことで全長3890mm×全幅1735mm×全高1500mmとなり、シリーズ初の3ナンバーサイズとなりました。
ボディが大型化したにもかかわらず、新たなプラットフォームの採用で軽量化と高剛性化を両立し、全グレードが車重1トン未満を実現しています。
また、搭載されるエンジンは従来の1.6リッター直列4気筒自然吸気から、1.4リッター直列4気筒ターボにダウンサイジングされていますが、出力は歴代で最高の140馬力を発揮。トランスミッションは6速MTと6速ATが設定され、駆動方式はシリーズ共通のFFです。
ターボエンジンになっても軽量なボディのため、低回転域からの加速もストレスを感じることなく、普段使いにも適した優等生な高性能コンパクトカーとなっています。
価格は187万円からです。
●フォルクスワーゲン「up! GTI」
現在、フォルクスワーゲンのラインナップでもっとも小さなクルマが「up!」です。2018年にホットモデルの「up! GTI」が日本で限定販売され、2019年には特別仕様車としてカタログモデルになりました。
全長3625mm×全幅1650mm×全高1485mmとコンパクトな3ドアハッチバックのボディは1000kgと軽量です。
外装には、GTIシリーズの特徴ともいえるレッドのアクセントを各部に配し、専用の17インチホイールやエアロパーツが装着されています。
内装もGTI伝統のタータンチェック柄のスポーツシートや、Dシェイプのハンドルを採用するなど、スポーティに演出。
搭載されるエンジンは1リッター直列3気筒ターボで、最高出力は116馬力を誇り、トランスミッションは6速MTのみです。
この出力は初代ゴルフGTIに近く、同じくボディサイズも同じくらいなことから、欧州ではup! GTIを「初代ゴルフGTIの再来」と呼んでいます。
価格は234万2000円です。
■世界的に人気となった欧州ホットハッチとは!?
●ミニ「クーパーS」
BMWが開発し、2001年に発売された新世代の「MINI(ミニ)」は、デザインと走りの良さから世界中で大ヒットを記録。
現行モデルは2013年に登場した第3世代で多くのボディバリエーションがあり、初代から続く3ドアのトップグレードに「クーパーS」をラインナップしています。
ボディサイズは全長3835mm×全幅1725mm×全高1430mm、車重は1240kgから1270kgと、やや重いですが、エンジンは192馬力を発揮するパワフルな2リッター直列4気筒ターボを搭載しているため、鋭い加速力は健在です。
トランスミッションはミニのラインナップのなかでも3ドアのみ(特別仕様車を除く)となった6速MTと、7速DCTを設定。
また、多くのコンパクトカーが、リアサスペンションに安価なトーションビーム式を採用するなか、ミニではスポーツカーのようなダブルウィッシュボーン式を採用するなど、BMWならではの走りへのこだわりが随所に見られます。
価格はMTが370万円、DCTが388万円で、ディーゼルエンジンを搭載した「クーパーSD」が405万円(DCTのみ)です。
●アバルト「595コンペティツィオーネ」
アバルトはかつてモータースポーツの世界で名を馳せ、現在はフィアットグループ内のスポーツカーブランドです。
このアバルトがラインナップする「595」は、フィアット「500」をベースとしたチューニングモデルで、2013年に発売。50年以上前に登場したアバルトのチューニングカーである595をオマージュして開発されました。
全長3660mm×全幅1625mm×全高1505mmとコンパクトなボディにはフィアットの文字はなく、代わりにサソリをモチーフにしたエンブレムが装着され、ベースの500に対してアグレッシブなデザインの前後バンパーを採用することで外観を際立たせています。
そして、595にはチューニングのランクによっていくつかのバリエーションが存在し、現行モデルのトップグレードが「595コンペティツィオーネ」です。
1120kgの軽量なボディに搭載されるエンジンは、最高出力180馬力を誇る1.4リッター直列4気筒ターボで、トランスミッションは5速MTとATモード付きの5速AMTを設定。
装備もサベルト製スポーツシート、ブレンボ製ブレーキキャリパー、KONI製ショックアブソーバーなどが奢られ、見た目も走りもスポーティに演出されています。
価格はMTが383万円とAMTが400万円です。
※ ※ ※
冒頭にあるとおり1980年代に国産メーカー各社から、ターボエンジンを搭載したコンパクトカーが次々と発売され、どのモデルも若者を中心に人気を博しました。
しかし、その多くはシャシ性能よりもエンジン性能が勝っており、スポーツドライビングには常に緊張感が強いられていたのです。
現在の高性能コンパクトカーは、ドライビングに介入するさまざまなデバイスが装備されていますが、当時はドライバーの腕次第でした。
ただし、そんな危うさも魅力のひとつだったのかもしれません。
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