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旧車の魅力!現代でも実用になる80~90年代の“ネオクラシックカー”7選

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旧車の魅力!現代でも実用になる80~90年代の“ネオクラシックカー”7選

旧車の魅力!現代でも実用になる80~90年代の“ネオクラシックカー”7選

コネクティッドに電動化、自動運転とクルマはどんどん進化していきます。最新技術を備えたクルマには高い安全性や便利で快適な機能が備わりますが、クルマ本来の楽しさがスポイルされていると感じる人々も少なくないようです。そんな中、少し古めのクルマの魅力が再注目されています。スマホ世代の若者がフィルムカメラを楽しむように、一世代前のクルマを楽しむ人々が増えているのです。その魅力はどこにあるのでしょうか? 

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いま1980~90年代の“ネオクラシックカー”が熱い

21世紀もすでに20年以上が経過しましたが、そんな今だからこそちょっと古いクルマ、すなわち“ネオクラシックカー”が見直されています。というのも、ちょっと古い、20~30年前の1980年代~90年代には、すでに完成度の高いクルマが数多く存在していて、現代でも十分に通用する性能を備えていたからです。

これが1960~70年代となると扱いの難しいキャブレター式のクルマが多く、70年代には厳しい排ガス規制が始まったこともあって、エンジンなどの性能が安定しない車種も少なくありませんでした。それが80年代に入ると飛躍的にクルマの性能が向上すると同時に、品質そのものも上がったのです。最近は部品供給についても、一部のメーカーが人気のヒストリックモデルのレストア用部品の製作を始めるなど、旧車に乗りやすい環境も整いつつあります。初度登録後13年を超えると税金が高くなるという理不尽なデメリットはありますが、今は旧車に乗りやすい時代だとも言えるでしょう。


ロードスターは世界を代表するオープンカー

<マツダ ロードスター>
日本、いや世界を代表するオープンカーといえば、マツダ ロードスターです。初代のロードスターは1989年に登場したNA6と呼ばれる1.6リッターエンジンを搭載したモデルで1989~1993年まで製造、その後マイナーチェンジでエンジンが1.8リッターとなりNA8と型式を変更します。NA8は1998年まで製造されます。中古車市場の相場はかなり幅広く、車両本体価格で50万円を切るものから300万円近くのものまで存在します。第二世代となるNB系は1998~2005年まで製造されました。NBになると車両本体価格が30万円を切るモデルも出てきますが、高いほうはやはり300万円程度となっています。この傾向をみるとNAは今後さらに価格が上がるのは必至でしょう。


個性派ぞろいの軽ABCトリオ、大ヒットしたシルビア、大取りはAE86

<マツダ AZ-1、スズキ カプチーノ、ホンダ ビート>
1990年代は奇抜な軽自動車のスポーツモデルが登場します。マツダ「AZ-1」、スズキ「カプチーノ」、ホンダ「ビート」で、これらは後にその頭文字を取って、ABCトリオと呼ばれることになります。いずれも660ccのエンジンを積む2シーターモデルですが、AZ-1とカプチーノはターボ、ビートは自然吸気エンジンを搭載。AZ-1はガルウイングドアを備えるミッドシップ後輪駆動、ビートはソフトトップオープンのミッドシップ後輪駆動、カプチーノは脱着式タルガトップをもつオープンボディでフロントセクションにエンジンを積み後輪を駆動するFR方式を採用していました。中古車相場はいずれもなかなかの高値です。とくにAZ-1は販売台数が少なかったこともあり現在も中古市場で150万円あたりが底値、高い物件は500万円近いものまで見かけます。一方、ビートとカプチーノはそれぞれ35万~200万円程度が相場で、ビートは75万円程度、カプチーノは100万円程度が平均価格となっています。

<日産 シルビア>
1988年に日産から大ヒットモデルとなる「S13型シルビア」が登場します。当初のモデルは1.8リッター直列4気筒の自然吸気&ターボエンジンを搭載、1991年にはエンジンを2リッターに変更します。シルビアはスペシャリティカーという位置付けで、当時そのジャンルで人気の高かったホンダ プレリュードから人気を奪うことに成功したモデルでした。AE86の販売が終わったあとに登場したFRモデルということもあって、スポーツモデルとしての人気も急上昇、シルビアはその後1993~1999年のS14型、1999~2002年のS15型まで製造されます。中古車相場はS13が90万~400万円、S14が90万~500万円、S15が90万~600万円といったところです。いずれのモデルもフルノーマルは少なく、カスタマイズされたモデルが多く見られます。高額なものはノーマルに近い仕様となっています。

<トヨタ カローラレビン/スプリンタートレノ>
1983年に登場し1987年まで製造されたカローラレビン&スプリンタートレノ最後のFRモデルとなるのがAE86の型式名で呼ばれるモデルで、いわゆる「ハチロク」です。現代のトヨタ車にも86(ハチロク)は存在しますが、その名前の由来にもなったモデルというわけです。AE86が登場したタイミングでカローラのセダンや5ドアリフトバックはFF化されましたがが、2ドアと3ドアハッチバックのレビン&トレノだけがFRのまま存続したのです。つねに高人気を維持してきたAE86ですが、マンガ「頭文字D」の影響などがあり、海外でも人気が沸騰。日本での相場も100万~600万円と高騰しています。シルビア同様に低価格帯はカスタムモデル、高価格帯はノーマルに近いモデルが多くなりますが、なかにはスペシャルチューンのために価格が高く設定されているものもあります。

著者:諸星陽一

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みんなのコメント

11件
  • この中じゃAZ-1が圧倒的に異彩放ってるなw
    このサイズでガルウィングのMRなんてこの先何処の国にも絶対に出て来ないw
  • バカ車が、懐かしい。いまは、バカドライバーはかり。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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