BMWグループは9月5日、南アフリカ・ロスリン工場での第3世代のBMW『X3』の生産を終了した、と発表した。最後の車両が生産され、合計40万3114台のX3が製造された。最後の車両のカーボンブラックのBMW X3は、ドイツの顧客に出荷された。
1973年以来、同工場は、世界15か国にまたがる30以上の生産拠点の一つとして重要な役割を果たしてきた。ドイツ国外で最初に設立されたこの工場は、設立以来170万台以上の車を製造している。特に、2018年までの35年間にわたりBMW『3シリーズ』を生産し、100万台以上を製造した。
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2015年、BMWグループは南アフリカに60億ランドの投資を発表し、2018年からのX3生産に向けてロスリン工場を改修した。この投資により、施設は世界で最も近代的なものの一つとなり、効率性、持続可能性、柔軟性において他のBMW グループの工場と並ぶものとなった。
ロスリン工場は、南アフリカおよび50以上のアフリカおよび世界市場向けに、三交代制でBMW X3を生産してきた。生産された車両の約96%は輸出向け。最大生産能力は年間7万6000台で、追加投資により需要に応じた柔軟な生産を可能にした。
2018年のX3の現地生産開始以来、BMW は南アフリカでのプレミアムカーブランドとしての地位を確立し、BMW Xモデルの人気も安定して成長している。ロスリン工場は、品質と生産性の向上を続け、成功を収めている。
2023年には42億ランド(約340億円)の投資を発表し、ロスリン工場を次世代X3のプラグインハイブリッド車(PHEV)の生産に対応させる計画を明らかにした。この投資は、BMWのiFACTORYマスタープランに沿ったものであり、効率的でデジタル化された資源に優しい生産を目指している。
新型X3は、米国スパータンバーグ工場と南アフリカのロスリン工場で生産され、資源の保全と循環性を重視した生産プロセスが採用される。2024年10月から、ロスリン工場で第4世代X3の生産が開始される予定だ。
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