この記事をまとめると
■新型フェアレディZが発表された
新型フェアレディZの型式は「Z34」のまま! フルモデルチェンジでも型式が変わらない「謎」に隠れた「日産の良心」
■初代はアフォーダブルなスポーツカーとして登場した
■今回のモデルもそのコンセプトは守られているのかについて解説する
価格によってアフォーダブルなスポーツカーの姿を示した
日本市場向けの特別車として240台限定で発表された新型フェアレディZは、車両価格が696.63万円である。700万円を切ったところに、アフォーダブル=身近で手に入れやすいスポーツカーの姿を示したといえるのではないか。もちろん、300万円台で買えるトヨタのGR86やSUBARU BRZ、マツダ・ロードスターRFの2倍近い金額とはいえ、1000万円を超えるGT-Rより安い。
また特別仕様車のプロト・スペックは、2トーンの車体色、19インチ鍛造アルミホイール、アルミキャリパー対向ピストンの4輪ブレーキ、本革+スウェード調ファブリックシートなどを装備しているので、100万円以上は高値となっているのではないだろうか。
1969年の初代フェアレディZの価格は、もっとも廉価な車種で84万円だった。だが、それはあまりにも簡素な装備内容で、装備を充実させたZLは105万円だった。トヨタ2000GTが238万円だったので、それに比べれば半分以下であり、安かったという印象はあるかもしれない。しかし当時を生きた庶民としては、かなり高額なスポーツカーだったとの思いがある。
スポーツカーとしては身近な存在と解釈すべき
60年代後半当時、大衆車のサニーは46万円から、小型セダンのブルーバード510は64万円から売り出されたが、新車を買うことはまだ一般的ではなく、サラリーマン家庭の拙宅では30万円ほどの中古車を購入することさえ決意を持って臨む一大事だった。したがって当時のフェアレディZは、少なくとも日本で誰もが買える金額ではなかった。高性能仕様のZ432でもトヨタ2000GTより安い182万円だったが、Z432は、はるかに遠い雲の上の存在であった。
ちなみに、一時生産が中断したあと2002年に再登場したZ33は、当時400万円を切って売り出され、アフォーダブルという価値を体現していた。初代Zに次いで、世界でもっとも販売台数が多かったとされる。それに比べるとやはり新型Zは、標準車がのちに売り出されても安いとはいいがたいのかもしれない。意見のわかれるところだろう。
世代を超えて、米国でもっとも売られたZが、新型となって米国でどれくらいの台数をさばけるかが車両価格の基準になっているはずだ。アフォーダブルの意味は、誰にでも、というより、スポーツカーとしては身近な存在と解釈すべきだろう。
東京都内など、1000万円近い輸入車が数多く売れている市場動向からすると、歴史的な裏付けを持つスポーツカーのZが、700万円を切って販売されることは意味があると思う。
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みんなのコメント
ガイシャ乗りは見栄だからね
日産のスポーツカーなんて興味ないだろうね