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フェラーリのF1テスト初日は空力データ収集に重点。ルクレールとサインツは「ポジティブ」な133周を走行

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フェラーリのF1テスト初日は空力データ収集に重点。ルクレールとサインツは「ポジティブ」な133周を走行

 2024年F1プレシーズンテストが始まった2月21日、スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツが忙しくしていたのは明らかだ。バーレーン・サクヒールで行われている3日間の公式テストの初日、彼らはバーレーン・インターナショナル・サーキットで合計133周を走り終えた。

 午前セッションでフェラーリの2024年型マシン『SF-24』に乗り込んだルクレールは、最初の周回をすぐにスタートさせてから64周を走行した。ルクレールは序盤にC2コンパウンド、次によりソフトなC3コンパウンドを履き、ランチタイム休憩の前に1分33秒247のベストタイムを記録した。

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 ルクレールはその後の午後セッションでSF-24をサインツに引き継いだ。69周を走破したサインツは、サーキットに照明が照らされる日没後、チェッカーフラッグが出る前にC3コンパウンドで1分32秒584のベストタイムを記録した。

 フェラーリによると、両ドライバーのプログラムはほとんど同じで、さまざまな量の燃料を搭載して走行したという。

 重点が置かれていたのは、マシンに取り付けられた空力レーキから測定値を得ることだった。これにより、クルマのエアロマッピングを実行し、トラックデータがデジタルモデリングや風洞とどの程度相関しているかを確認することができる。

「初日午前のテストは、特に走行距離の面で非常に生産的だった」とルクレールは自身の走行を終えてコメントした。

「パフォーマンスに関しては、コメントしたり結論を出したりするには時期尚早だ」と、タイムシート上の7番手タイムでフィニッシュしたルクレールは認めた。

「予定していたテストをすべて行い、期待どおりに進んでいるからポジティブだ。引き続き作業を進め、グランプリに向けてさらに2日間の有益なテストを行いたい」

 サインツは午後の暖かいコンディションの恩恵を受け、コンマ1秒差でマクラーレンのランド・ノリスに次ぐ3番手となったが、それでもレッドブルのマックス・フェルスタッペンが記録した初日の総合ベストタイムから1.240秒遅れた。

「冬休みの後、万全の状態でコックピットに戻ることができて気分がよかった」とサインツは語った。

「ポジティブなテスト初日になった。バーレーンでのテスト初日は373kmを走り、エンジニアと一緒にSF-24をよりよく理解するための有用なデータを集め、問題なくプログラム全体を進めることができた」

 またサインツは「いつものように、プレシーズンテストで結論を出すのはまだ時期尚早だ」と付け加えた。

「来週のシーズン開幕に向けて、これからの2日間の走行を最大限活用していく」

 2024年F1プレシーズンテストの2日目は日本時間16時に再開される。フェラーリはふたたび午前セッションをルクレール、午後セッションをサインツで走行を行う予定だ。

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