現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタが新型「bZ3」世界初公開! 中国BYDと協業した電動シリーズ第二弾モデルはセダンに! 中国市場に投入へ

ここから本文です

トヨタが新型「bZ3」世界初公開! 中国BYDと協業した電動シリーズ第二弾モデルはセダンに! 中国市場に投入へ

掲載 14
トヨタが新型「bZ3」世界初公開! 中国BYDと協業した電動シリーズ第二弾モデルはセダンに! 中国市場に投入へ

■中国BYDと協業したトヨタ新型「bZ3」を発表!

 トヨタの中国法人は、2022年10月24日に電動ブランド「bZシリーズ」の第二弾となる新型「bZ3」を世界初公開しました。

【画像】これがトヨタ新型「セダン」だ! 斬新デザインの「bZ3」の実車を見る!(12枚)

 トヨタのbZシリーズは、2021年12月14日に開催された「バッテリーEV戦略に関する説明会」にて同シリーズのコンセプトモデル4車種がお披露目されています。

 第一弾としては、前述の説明会に先立って2021年4月19日に「bZ4Xコンセプト」を世界初公開。その後、世界各地の市場で販売されてきました。

 日本では、日本市場において2022年4月12日に発表され、同年5月12日からサブスク「KINTO」で展開(一時販売停止)されています。

 そうしたなかで、新たに発表された新型bZ3はセダンタイプのEV(電気自動車)となり、中国市場で発表されました。

 今回の発表ではBYD、トヨタ、第一汽車(中国でのトヨタ販売を担う)が関わることが明かされています。

 そのなかで、トヨタとBYDは2019年に「電気自動車の研究開発に関する合弁会社の設立に向けた契約」を締結、2020年に50:50の出資で「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGY」を設立。

 ここでは、トヨタのデザイン、生産、技術、品質管理等の分野から100名以上のエンジニアが参画、BYDや一汽トヨタのエンジニアと一体になった開発体制の下で新たなBEVを開発しています。

 一汽トヨタは、2000年の創立以来20年以上、中国市場で累計数約1000万台を販売。世界トップレベルの設備と技術をもって、TOYOTA bZシリーズを始めとする高品質の新エネ製品を提供しています。

 これらの3社が「開発体制」「クルマづくり」「電池技術」について、それぞれ学びあい、強みを融合し開発をおこなって誕生したのが新型bZ3です。

 今回の協業や新型bZ3に関して、トヨタ中国の加藤CEOは次のように話しています。

「BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYは、未来のモビリティのためにキーワードを『家族愛』として、中国のお客さまにどう求められるかを両社のアイディアを出しながらプロジェクトを進めてきました。

 新型bZ3は、BYDのバッテリーにトヨタのハイブリッド技術をかけ合わせた新たなモデルで、BYD、トヨタのそれぞれが単独では作れないEVを作ったこれが今回のプロジェクトの意味です。

 これまでになかった体験と価値を中国と日本の合作として新型bZ3は出来たのです」

※ ※ ※

 新型bZ3のデザインは、車両のフロント部にTOYOTA bZシリーズの特徴的なハンマーヘッド形状を採用し、BEV専用パッケージによるロングホイールベースとファストバックのロングキャビンを組み合わせた伸びやかなサイドシルエットにしました。

 そしてバンパーのコーナー部分には風の流れを考えたエアガイドとエアカーテンを強調し、フラットなドアハンドルを採用したほか、アルミホイール、リヤバンパー周りは空気抵抗を減らす形状とすることで、Cd値0.218という優れた空力性能を実現。

 インテリアでは、縦型の大型センターディスプレイを採用。それを取り囲むようにトレイ型のコンソールを一体化させており「デジタルアイランド」と名付けました。

 ワイヤレス充電の他、スマートフォンとマルチメディアとの連携機能も持たせたると同時に、エアコン、音楽、トランク操作などの操作機能は大型ディスプレイに集約し、音声認識機能の採用も相まって、利便性と先進性を大幅に進化させています。

 ボディサイズは全長4725mm×全幅1835mm×全高1475mm、ホイールベース2880mmとなり、プラットフォームはトヨタの「e-TNGA」をベースとすることで低重心で操縦安定性に優れた走りを実現しました。

 また電動システムは、BYDのリチウムイオンLFP電池(リン酸鉄リチウムを使用)をベースに、トヨタが長年HEV開発を通じて蓄積してきた電動化技術と経験を融合。

 これにより電池構造、冷却システム、制御システムと安全監視システムを新たに設計、高品質、高効率、先進的でかつ安心・安全な電動システムを確立し、最長航続距離は600kmを超えています。

※ ※ ※

 今後の展開についてトヨタは「中国のユーザーにより多くの価値ある商品を提供したいと考えています」と説明しつつ、すでに発表されているbZ4Xや今回の新型bZ3以外にも、続々とbZシリーズを発表していくといいます。

関連タグ

こんな記事も読まれています

横浜ゴム、2024年パイクスピーク参戦車両にADVANタイヤを供給。3年連続の総合優勝を狙う
横浜ゴム、2024年パイクスピーク参戦車両にADVANタイヤを供給。3年連続の総合優勝を狙う
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、幼少期はアロンソのファンだった?「カートに乗っていた頃、彼を応援していたんだ」
フェルスタッペン、幼少期はアロンソのファンだった?「カートに乗っていた頃、彼を応援していたんだ」
motorsport.com 日本版
「ボンネットの閉め方」間違っていませんか?「丁寧なつもり」は逆に危険! クルマが壊れてしまう可能性も…
「ボンネットの閉め方」間違っていませんか?「丁寧なつもり」は逆に危険! クルマが壊れてしまう可能性も…
くるまのニュース
イタリア最古のメーカー発「最新なのに旧車の味わい」のバイクとは? モト・グッツィがこだわる“Vツインエンジン”の魅力は何か
イタリア最古のメーカー発「最新なのに旧車の味わい」のバイクとは? モト・グッツィがこだわる“Vツインエンジン”の魅力は何か
VAGUE
1050馬力のハイブリッドトラック、ゴルフボールに着想のディンプルが空気抵抗を低減…中国長城汽車が発表
1050馬力のハイブリッドトラック、ゴルフボールに着想のディンプルが空気抵抗を低減…中国長城汽車が発表
レスポンス
スカイグループとアウトモビリ・ピニンファリーナがハイパーカー 「Battista Cinquantacinque」と「B95」を公開
スカイグループとアウトモビリ・ピニンファリーナがハイパーカー 「Battista Cinquantacinque」と「B95」を公開
@DIME
F1ドライバーでも、ル・マン挑戦は一筋縄ではいかない? オジェ、挑戦を大歓迎も「簡単じゃないぞ!」
F1ドライバーでも、ル・マン挑戦は一筋縄ではいかない? オジェ、挑戦を大歓迎も「簡単じゃないぞ!」
motorsport.com 日本版
日本限定30台!メルセデス・マイバッハから特別仕様車「S 580 Night Edition」が登場
日本限定30台!メルセデス・マイバッハから特別仕様車「S 580 Night Edition」が登場
@DIME
<新連載>[サウンドシステム設計論]超基本形の「パッシブシステム」を組んでライトに楽しむ!
<新連載>[サウンドシステム設計論]超基本形の「パッシブシステム」を組んでライトに楽しむ!
レスポンス
マクラーレン、LMDhマシンでのル・マン参戦計画が現実的に。規則延長で“余裕”生まれる「あとはタイミング次第」
マクラーレン、LMDhマシンでのル・マン参戦計画が現実的に。規則延長で“余裕”生まれる「あとはタイミング次第」
motorsport.com 日本版
ミラノ デザイン ウィーク2024リポート──自動車ブランドが描き出すモビリティの未来とは?|CAR
ミラノ デザイン ウィーク2024リポート──自動車ブランドが描き出すモビリティの未来とは?|CAR
OPENERS
約230万円! トヨタ新型「スポーツコンパクトカー」発表! 6速MTのみの「“ガチガチ”モデル」に熱視線! 「超良心価格」の声も
約230万円! トヨタ新型「スポーツコンパクトカー」発表! 6速MTのみの「“ガチガチ”モデル」に熱視線! 「超良心価格」の声も
くるまのニュース
BMW新型「M2」欧州登場! 3リッター直6エンジンは20馬力アップの480馬力の強心臓に進化
BMW新型「M2」欧州登場! 3リッター直6エンジンは20馬力アップの480馬力の強心臓に進化
VAGUE
ル・マンデビュー果たしたドルゴビッチ。F1目指す若者の未来はどこにある……?「この経験がいくつかのドアを開くかもしれない」
ル・マンデビュー果たしたドルゴビッチ。F1目指す若者の未来はどこにある……?「この経験がいくつかのドアを開くかもしれない」
motorsport.com 日本版
アウディの高性能EVスポーツ、『RS e-tron GT』に改良新型…856馬力に強化
アウディの高性能EVスポーツ、『RS e-tron GT』に改良新型…856馬力に強化
レスポンス
ランボルギーニが男女平等に最も配慮した企業の認証を取得! スーパーカーブランドが取り組むダイバーシティ活動とは
ランボルギーニが男女平等に最も配慮した企業の認証を取得! スーパーカーブランドが取り組むダイバーシティ活動とは
Auto Messe Web
フォルクスワーゲン新型ゴルフRは、まずは足元からチェックすべし!デビュー直前に新型アルミホイールの魅力を公開
フォルクスワーゲン新型ゴルフRは、まずは足元からチェックすべし!デビュー直前に新型アルミホイールの魅力を公開
Webモーターマガジン
MINI カントリーマン 新型に「Favoured」仕様、ブラックにシルバーアクセントが映える…欧州設定
MINI カントリーマン 新型に「Favoured」仕様、ブラックにシルバーアクセントが映える…欧州設定
レスポンス

みんなのコメント

14件
  • 中華車にトヨタエンブレムw
    まぁ中華に頼んで性能UPしてんだから世話ねぇなw
  • これが新型クラウンの正体
    チャイナメイドで中国一般層向け。
    日本人はクソ高いコピーカーを買わされてるんだよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

105.8128.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.888.0万円

中古車を検索
Zの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

105.8128.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.888.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村