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三菱自動車、円安追い風で増収へ 来期には戦略車のグローバル展開予定も

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三菱自動車、円安追い風で増収へ 来期には戦略車のグローバル展開予定も

■アセアン市場での課題が残るも、戦略車のグローバル展開で挽回を狙う

 2024年5月8日に三菱自動車工業(以下、三菱)は「2024年3月期決算」を発表しました。

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 三菱の「2024年3月期決算」は2023年4月から2024年3月まで1年間のものです。

 売上高は2兆7896億円(前年同期比13%増)となり、営業利益は1910億円(前年同期比0・2%増)、販売台数は81万5千台(前年同期比2%減)となったことを明かしています。

 営業利益では前年同期比で北米市場は410億円増、日本市場は24億円増となっており、それに比例し販売台数でも北米市場は16万3千台(前年同期比23%増)、日本市場では11万1千台(前年同期比21%増)を記録しています。

 同時に日本よりも海外の市場割合が大きい為、為替変動の影響を大きく受けたことも増収要因の1つです。

 しかし三菱で一番の販売台数を記録しているアセアン市場での需要低迷や競争激化が課題となり、営業利益では前年同期比で58億円減、販売台数で23万9千台(前年同期比9%減)と営業利益、販売台数と共に影響があったといいます。

 また25年3月期見通し売上高は2兆8800億円(前年同期比3%増)となり、営業利益は1900億円(前年同期比1%減)、販売台数は89万5千台(前年同期比10%増)を掲げ、売上高と販売台数はプラス、営業利益はマイナスとなる見通しとなっています。

 25年3月期の重点的な取り組みとしては、アセアン市場戦略車で、2023年にフルモデルチェンジを果たした新型「トライトン」と、同年新たに発表されたコンパクトSUVのニューモデル「エクスフォース」の本格的なグローバル展開を予定しており、それらに対する販売マーケティングや販売ネットワークの強化・改善など販売費への投資を加速させ、売上高の増収と販売台数の更なる獲得を狙うとしています。

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みんなのコメント

2件
  • キュウちゃん
    日産傘下であるが、開発と生産の自由はある程度認められている三菱。直接、日産と競合するモデルでなければデリカミニやトライトンが好調な今の勢いを持続させるべく、どんどん個性的なモデルを出すべきだろう。
     特に、PHEV技術や4輪駆技術のS-AWCに拘らなくてもHVのような買いやすい価格帯のモデルの開発が必要だと思う。パジェロの開発は別としても、今の三菱には購入意欲をそそる低価格帯のモデルが無い。ミラージュもRVRも無い今、コンパクトなモデルの発売に期待したい。
     アセアン地区に投入されたXフォースでも良いと思うが、早くRVR後継モデルの発売を望む。
  • for********
    Suvは作るのうまい。
    ただディーラーの対応が。。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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