現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 勝つためには手段を選ばず! ちょっとやりすぎの「競技専用」スポーツカー4選

ここから本文です

勝つためには手段を選ばず! ちょっとやりすぎの「競技専用」スポーツカー4選

掲載 31
勝つためには手段を選ばず! ちょっとやりすぎの「競技専用」スポーツカー4選

クルマ好きを魅了する「競技専用グレード」

 2021年に登場したGR86/BRZ、クルマ好きにとって話題の中心となるホットなモデルであったのは間違いありません。そのなかでも走り好き、カスタム好きで話題となったのがGR86の競技ベース向けグレードRCです。必要最低限の装備が用意されていて、「どうせイジルならこれもアリ」となりました。

軽量化のため「ラゲッジの床」すらなかった!「インプレッサWRX STI スペックC」は「地上を走るゼロ戦」だった

 そんな走り好き、カスタム好きの間で時々話題に上げられる競技専用グレードですが、過去には「やりすぎ」とも言える競技専用グレードも存在しました。今回はそんなやりすぎたモデルたちを紹介しましょう。

スバル・インプレッサWRX STi type RA spec C

 2000年から2007年まで販売されていた2代目インプレッサ。先代同様ハイパフォーマンスなWRX、さらにスポーツ志向の強いWRX STiをラインアップしていました。そんな2代目インプレッサに競技専用グレードとして2001年12月に登場したのが「STi type RA spec C」です。

 spec CのCはコンペティションを意味しており、まさに競技専用モデルにふさわしいグレード名です。エンジンやサスペンションも強化されていましたが、やりすぎとも言える部分はズバリ軽量化。

 快適装備を撤廃しているのはもちろんのこと、ルーフやトランク、薄いガラスを使用するなどの徹底ぶり。さらに、運転席と助手席のエアバックを撤廃しているあたりには時代を感じます。これらにより90kgの軽量化を実現していました。

 また、ガンガン走ってもOKな仕様にすべく、トランスミッション用のオイルクーラーの追加や、インタークーラーウォータースプレーのタンク容量が3倍になっている点も、競技専用グレードな面を感じさせます。

日産マーチR

 1982年に登場した初代マーチに、1988年からラインアップに加わった競技専用グレードがマーチRです。ラリーを中心に活躍したこのグレードのやりすぎポイントはエンジン。スーパーチャージャーとターボチャージャーが組み合わせたツインチャージャー仕様となっているのです。

 しかも、ツインチャージャエンジンを搭載した日本車はこのマーチRが初めてでした。最高出力は110psを発生。クロスミッションとの組み合わせにより、あらゆる速度域からトルクフルかつ素早い加速が可能でした。もちろん内装も簡素で、快適装備も最低限でしたが、漢気を感じるのはオイルクーラーを装着するとエアコンがレスとなってしまうこと。 走りは高評価でしたが、そのあまりに硬派すぎる性格から「日常使いできるマーチRが欲しい」という声があり、後年マーチRと同じエンジンを搭載した市販モデル「スーパーターボ」が追加されました。

ダイハツ・ブーンX4

 トヨタ・パッソと姉妹車として2004年に登場したダイハツ・ブーン。もともとのコンセプトとしては、女性ユーザーをおもなターゲットとしたかわいらしいコンパクトカーなのですが、このコンパクトカーに2006年に追加された競技専用グレードがX4です。

 専用のサスペンションやクロスミッションなどが採用されていましたが、注目すべきポイントはエンジンです。搭載されたエンジンはJAF既定の1.6L未満の排気量に収まるように新開発されたもので、936ccという中途半端な排気量のインタークーラー付きターボエンジンとなっています。これは1.7というターボ係数を加味した設定で、まさに競技で勝つために生まれたグレードでした。

日産R32スカイラインGT-R NISMO

 グループAで勝つために生まれたR32型スカイラインGT-R。モータスポーツシーンで数々の活躍を見せたモデルですが、モータスポーツで活躍したということは競技専用グレードも用意されていました。

 1990年に500台限定というまさにグループA(エボリューションモデル)を主眼として登場したGT-R NISMOは、レースでのハイパワーを考慮しタービンとエキゾーストマニホールドの変更を行い、エアロパーツも冷却性能と空力性能を意識したものへ変更。

 さらにエアコンやオーディオ、リヤワイパーやABSなどの快適装備は撤去されていました。 N1耐久シリーズが始まるとそれに準拠した競技専用グレード、N1がラインアップに追加。こちらはより耐久性能を意識した変更を受けていますが、快適装備がないのはNISMOと同じです。

関連タグ

こんな記事も読まれています

もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
motorsport.com 日本版
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
レスポンス
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
くるまのニュース
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
VAGUE
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
バイクのニュース
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
AUTOSPORT web
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
Auto Messe Web
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
モーサイ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
motorsport.com 日本版
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
バイクブロス
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
THE EV TIMES
ホンダ『N-BOX JOY』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が登場
ホンダ『N-BOX JOY』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が登場
レスポンス
「えっ…ホント!?」マイ自転車に取り付ければ“電動アシスト化”! フル充電で約50kg走行する「P.Wheel」って何?
「えっ…ホント!?」マイ自転車に取り付ければ“電動アシスト化”! フル充電で約50kg走行する「P.Wheel」って何?
VAGUE
究極の新型「爆速ラグジュアリーSUV」実車公開! 史上最もパワフルな「新型ディフェンダーオクタ」が置かれたイベントとは
究極の新型「爆速ラグジュアリーSUV」実車公開! 史上最もパワフルな「新型ディフェンダーオクタ」が置かれたイベントとは
くるまのニュース
全長3.4m切り! ダイハツ「車中泊“特化型”軽バン」がスゴい! 超デカい2段ベッド×ちょうどいい感じの「シンプル仕様」! カスタムセレクト「コンパクトAS」どんなモデル?
全長3.4m切り! ダイハツ「車中泊“特化型”軽バン」がスゴい! 超デカい2段ベッド×ちょうどいい感じの「シンプル仕様」! カスタムセレクト「コンパクトAS」どんなモデル?
くるまのニュース
茨城県唯一の本格的石垣城砦「笠間城」に昂る!
茨城県唯一の本格的石垣城砦「笠間城」に昂る!
バイクのニュース
【ハーレー】カタルーニャサーキットでレース仕様ロードグライドのテスト走行を実施
【ハーレー】カタルーニャサーキットでレース仕様ロードグライドのテスト走行を実施
バイクブロス
えぇぇぇ!? 三菱製[軽スポーツ]が今めちゃくちゃ[アツい]って知ってた??
えぇぇぇ!? 三菱製[軽スポーツ]が今めちゃくちゃ[アツい]って知ってた??
ベストカーWeb

みんなのコメント

31件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293.6399.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

245.6759.0万円

中古車を検索
GR86の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293.6399.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

245.6759.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村