この記事をまとめると
■ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン 4xeの受注を開始
クロカン四駆は全部「ジープ」! 四角ければ「ワンボックス」! メーカーも車名も超越した一般人のクルマの呼び方たち
■プラグインハイブリッドシステムを搭載し、約42kmのEV走行が可能
■瞬時に最大トルクを発するモーターの特性により従来モデル以上のオフロード性能を有する
約42kmものEV走行を実現した新時代のラングラー
遡れば、第二次世界大戦中の多目的軍用車に端を発する生粋の4輪駆動車メーカーのジープ。その代表モデルであるラングラーは、誰が見てもジープと認識できるエクステリアデザインと、圧倒的な悪路走破性で人気を不動のものにしている。
そんなジープ・ラングラーに新たなモデル「ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン 4xe」を追加し、受注を開始した。
このモデルの最大の特徴は、プラグインハイブリッドシステムを採用したことだ。
2リッター直4ターボエンジンにふたつの電気モーターを組み合わせたシステムを搭載。350VのリチウムイオンバッテリーによるEV走行可能距離は約42kmを実現しており、充電は家庭用の200Vの普通充電に対応している。
電気モーターのひとつはエンジンにマウントされ、エンジンの燃料消費を抑えるとともに、回生によってバッテリーへの電力供給も担う。
もうひとつは高電圧モータージェネレーターとしてトランスミッション前部に搭載。このモーターとトランスミッションの間にはふたつのクラッチが存在し、エンジンと電気モーターを制御する。ひとつはバイナリークラッチと呼ばれるもので、100%EV走行とエンジン&モーターによるハイブリッド走行を切り替える。もうひとつのクラッチはトランスミッションとの噛み合いを調節し、ドライバビリティと効率性の向上を担う。
ドライブモードは3モードを用意。道路状況やドライバーの操作に応じて電気モーターとエンジンの作動状況を自動で最適化する「ハイブリッドモード」、100%EV走行をする「エレクトリックモード」、バッテリーの充電レベルを維持する「e-SAVEモード」を運転席のボタン操作で選択可能だ。
回生ブレーキは4×2走行時には後輪から、4×4走行時には4輪すべてから制動エネルギーを回収してバッテリーに供給する。さらに、制動エネルギーの回収を最大化して発電力を高める「Max Regen」機能を作動させることも可能だ。
電動化によりさらなる高い悪路走破性をゲット
卓越した悪路走破性は電動化によってさらなる進化を果たした。瞬間的に最大トルクを発生させる電気モーターの特性はオフロードとの相性もよく、エンジン回転数を上げることなく低速で悪路を移動する際に威力を発揮する。
また、すべての高電圧電子部品はシーリング加工や防水処理が施され、渡河性能はガソリンモデルと同じ30インチ(76cm)を実現した。さらに、リヤシート下部に配置されたリチウムイオンバッテリーが前後重量配分を最適化するとともに、外部からの衝撃による損傷リスクを低減。バッテリーは冷却回路のおかげで最適な温度を保たれる。
ラングラー・アンリミテッド・ルビコン 4xeは、エンジンフード、ボディサイドのTRAIL RATEDバッジ、リヤエンブレムにそれぞれブルーのアクセントカラーが配されたのも特徴だ。
内装はブラックを基調としており、各部にブルーのステッチが施されたことで特別感を演出している。
ボディカラーは、ブラックC/C、ブライトホワイトC/C、アールC/Cの3色を用意。左ハンドルのみの設定で価格は1030万円。全国のジープディーラーで受注を開始している。
世界的な電動化戦略として、2025年までに北米と欧州でEVを4モデル発売するとされるジープ。さらに、2030年までには米国で販売する新車の50%を電動車に、欧州で販売するすべての新車をEVにするという計画を発表している。その足ががりとして電動化モデルの4xeをラインアップに投入しており、今回ラングラーに「4xe」が設定されたのもその一環となる。クルマの電動化には寂しさを感じる人も多いようだが、ことジープに関しては、電動化によってさらに優れた悪路走破性を実現するなど、マイナスなイメージは微塵も感じない。今後も本格オフローダーの新たな可能性を示してくれることだろう。
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