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ホンダ渾身のコンプリートモデル「モデューロX」第4弾は新型フリード!

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ホンダ渾身のコンプリートモデル「モデューロX」第4弾は新型フリード!

 乗り心地を犠牲にすることなく進化

ホンダ車向け純正用品・アクセサリーの開発・販売を手掛けるホンダアクセスが、専用のカスタマイズパーツを開発し、車両の生産過程で装着・販売するコンプリートカーブランド「モデューロX」。その第4弾は、全長4m強の小柄なボディながら7人乗車が可能なコンパクトミニバン「フリード」だ。

【意外と知らない】大きくても「ミニバン」と呼ぶのはなぜか?

初代NSXの開発ドライバーを務めた玉村 誠さんが1993年にホンダアクセスへ転籍し、以後20年以上にわたり作り込んできたカスタマイズパーツブランド「モデューロ」としての乗り味とは、「誰もが日常でのさまざまな走行シーンで、より楽しく快適な走りを味わえる」こと。それを、パーツ単体ではなしえない次元で実現するため、コンプリートカーブランド「モデューロX」は誕生した。

最初のベース車に選ばれ、2012年12月に誕生したモデューロXは、初代N-BOX。その後2015年7月にN-ONE、2016年10月にステップワゴンをベースとしたモデューロXが発売されているが、N-ONE以外はいずれも両側スライドドアを持つ背高タイプのミニバンorワゴン。端的に言えば、販売ボリュームは大きいものの、「走り」という言葉からは最も縁遠いファミリーカーである。

だからこそ、「生活のうえで多人数乗車や居住性、積載性が必要だから背高ミニバン(ワゴン)に乗っているけど、走りがね……」というクルマ好きからは、モデューロXのようなコンプリートカーが渇望されており、ホンダアクセスはその期待に応えてきたといえる。

だが、走りを求めるあまり、快適性や実用性が損なわれたり、もう1台同じクルマが買えてしまうほどのエクストラコストが発生しては、「ドライバー以外が楽しいファミリーカー」から「ドライバーだけが楽しいファミリーカー」にデチューンされてしまうことになる。それでは自動車メーカー純正コンプリートチューニングの意味がないどころか、同乗する家族や友人から確実に白い目で見られることになるだろう。 では、モデューロXの「自動車メーカー純正」ならではの「コンプリートチューニング」とは何か。

それは、量産車の同様の実験や走行テストを経て開発され、量産車と同等以上の品質基準でライン生産されることに他ならない。 「フリード・モデューロX」には数多くのエアロパーツが装着されているが、それらはすべて、風洞実験や鷹栖プルービンググランドとその周辺公道でのテスト走行を積み重ね、実際に効果があることが確認されて採用されたものである。

例えばサイド部を切り立たせたフロントエアロバンパーは、バンパーサイドに溜まる空気をスムースに剥離させることで、旋回性をアップ。その下にあるアンダーカバーおよび、中央に設けられたエアロガイドフィン、さらにフロントグリルは、フロントグリルからの空気を車体下部へ送るとともに真っ直ぐ整えることで、直進安定性を向上させている。

そのうえ、空気の出口となるリヤロアスカートは、ディフューザーの中央部をフラットにし空気の流れを整えることで直進安定性を高めつつ、左右のタイヤ付近を立体的に立たせることで旋回性能向上をもたらすという優れものだ。

サスペンションについても、単にスプリングレートやダンパー減衰力を変更するだけではなく、過渡特性をノーマルから全面的に見直し。アルミホイールも単純な軽さではなく、ディスクとリム、ハブ面の剛性バランスに着目して設計。

それにより、ストローク感を向上させて四輪の接地性を高めて旋回姿勢を安定させるとともに、ドライバーへインフォメーションを豊富に伝えることを可能にし、同乗者も含め「誰もが日常での様々な走行シーンで、より楽しく快適な走り」を実現している。

そのほか、専用のLEDフォグランプやフロントビームライト、ブラックのドアミラー、サイドロアスカート、テールゲートスポイラーを装着して、見た目からも走りの良さがうかがえるエクステリアを構築した。ボディカラーはホワイトオーキッド・パールのほか、プレミアムスパークルブラック・パール、コバルトブルー・パールの3色から選択可能だ。

インテリアはブラックを基調に、ピアノブラックのインテリアパネルや、専用のモカブラウン色のプライムスムース(人工皮革)×ファブリックシート、本革巻きステアリングホイールを採用して、ドライバーが見て触れて感じられる上質感を追求。

さらに、アルミ製Modulo Xエンブレム付き専用フロアカーペットマットやETC2.0車載器を標準装備したほか、専用オープニング画面を実装する9インチプレミアムインターナビとドライブレコーダー、USBジャックをセット装着した仕様もオプション設定(+21万9240円)し、実用性・快適性を高めている。

ラインアップは駆動方式こそFFのみだが、パワートレインは1.5リッターガソリン+CVTと同ハイブリッド+7速DCT、シートは6人乗りと7人乗りの両タイプを用意しており、コンプリートカーとしては選択肢が豊富なのも大きな魅力だろう。 全タイプとも予防安全パッケージ「ホンダセンシング」を標準装備し、価格は283万680~315万2520円。試乗車が全国のホンダディーラーに配備される予定となっているので、ホンダのWebサイトにある「展示・試乗車マップ」からお店を探し、ぜひその走りを体感してほしい。

なお、ノーマルのフリードも、フォレストグリーン・パールとプレミアムクリスタルレッド・メタリックを新たなボディカラーとして追加し、足をフロア下に出し入れするだけでスライドドアを開けられる「ハンズフリースライドドア」をディーラーオプション設定するなどの一部改良を実施している。

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