現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 全長3.7mの「小さな最高級車」あった!? コンパクトなのに“匠仕上げ”の「超豪華内装」採用! 570万円超えの「贅沢すぎコンパクトモデル」がスゴい

ここから本文です

全長3.7mの「小さな最高級車」あった!? コンパクトなのに“匠仕上げ”の「超豪華内装」採用! 570万円超えの「贅沢すぎコンパクトモデル」がスゴい

掲載
全長3.7mの「小さな最高級車」あった!? コンパクトなのに“匠仕上げ”の「超豪華内装」採用! 570万円超えの「贅沢すぎコンパクトモデル」がスゴい

■「小さな“最高級車”」!? 今後貴重な存在になるかも…

 2代目のBMW「ミニ」に、かのロールス・ロイスとのコラボレーションによって生まれた「超高級モデル」が存在しました。
 
 ロールス・ロイスが手がけた豪華な内装とは、どのようなものだったのでしょうか。

【画像】超カッコイイ! これが「最高級のコンパクトカー」です! 画像で見る(27枚)

 小型車に豪華な内装を与えた「小さな高級車」は古くからあり、バンデンプラ「プリンセス」、ルノー「5(サンク) バカラ」などがその代表例にあげられます。

 近年では、国産車でもマツダ「ベリーサ」、日産「ノート オーラ」など上質な内装を持つコンパクトカーが登場。レクサス「LBX」といった、コンパクトな高級SUVも出現して、「小さな高級車」はごくふつうに市場で受け入れられるようになりました。

 しかし、2011年に発表されたBMW「ミニ インスパイアード バイ グッドウッド(MINI INSPIRED BY GOODWOOD・以下ミニIBGW)」は別格といえる一台。

「贅を尽くした小さな高級車」ともいえるこのクルマは、なんと世界トップクラスの高級車メーカーのロールス・ロイスが手がけていたのです。

 車名にロールス・ロイスの名は冠していませんが、ロールスロイス・モーターカーズの本社がある地・英国グッドウッドが、ロールス・ロイスとのコラボレーションを示していました。

 ミニIBGWは、1996年から2013年まで販売されたBMWの2代目「ミニ クーパーS」(R56型)がベース。

 ボディサイズは全長3745mm×全幅1685mm×全高1430mmです。

 ロールス・ロイスのチーフインテリアデザイナーであるアラン・シェパード氏が各部のデザインを仕上げており、中でも贅を尽くしたラグジュアリーなインテリアは、大きな話題を呼びました。

 インテリアの基本デザインはミニのままでしたが、世界観はまさにロールス・ロイス。

 シートやダッシュボード、ドア内張りにはロールス・ロイス特有の明るい「コーンシルク・ベージュ」レザーがふんだんに使われ、眼前に広がるウッドパネルも、ロールス・ロイス専用の職人仕上げの「ウォールナット・インレイ」を採用。

 天井はカシミア、フロアマットには毛足の長いロールス・ロイス専用のウール素材を用いたほか、速度計とタコメーターの書体をロールス・ロイスのフォント(書体)に変更するなど、細かい部位にもこだわりが見られました。

 外装では、ボディカラーにロールス・ロイス専用である「ダイヤモンドブラックメタリック」を選択。

 足元はマルチスポークデザインの17インチアルミホイールで引き締められ、フロントフェンダーサイドには「MINI INSPIRED BY GOODWOOD」のエンブレムを配していました。

 さらにボンネットは、1.6リッターターボエンジンを搭載したスポーティなベース車のクーパーSが本来備えているはずのエアスクープ付きではなく、ディーゼルエンジンの標準車である「クーパーD」用のなめらかなボンネットに変更されており、外観の上品さを引き立てていました。

 ミニIBGWは世界限定1000台のみの販売でしたが、2012年には日本でも正規輸入が実施され、570万円で販売されました。

 2012年4月時点でクーパーSの販売価格は316万円でしたので、その価格差はなんと約1.8倍。

 しかし、ロールス・ロイスの豪華な内装が570万円で手に入れられたこと、それがミニという日常での使い勝手に優れたコンパクトカーに備わっていたことを考えると、価値が高いクルマだったのではないでしょうか。

※ ※ ※

 現在、IBGWを手にいれるすべは中古車しかありませんが、気になるのはその流通台数と価格。

 2024年4月下旬現在、中古車検索サイトによると掲載台数は6台、価格は応談もしくは480~738万円で、ほとんどが新車価格よりも高額となっていました。

 クルマの性格上、極端に程度が悪いということは考えにくいですが、発売から12年が経過しており、今後も台数の減少が見込まれます。欲しいと思った場合は、早めの行動をオススメします。

こんな記事も読まれています

日産に「6ドア・6人乗り」“SUVミニバン”あった!? 斬新ドア×「豪華インテリア」採用! 迫力ありすぎな奇抜モデル「Kuraza」とは
日産に「6ドア・6人乗り」“SUVミニバン”あった!? 斬新ドア×「豪華インテリア」採用! 迫力ありすぎな奇抜モデル「Kuraza」とは
くるまのニュース
日産が「“新型”小さな高級車」発表! 全長4mでクラス超え「豪華内装」×斬新グリル採用! めちゃ上質な「新型ノートオーラ」発売
日産が「“新型”小さな高級車」発表! 全長4mでクラス超え「豪華内装」×斬新グリル採用! めちゃ上質な「新型ノートオーラ」発売
くるまのニュース
17年ぶり復活! トヨタ新型「ラージSUV」 全長5m級ビッグな“ワゴンSUV”「クラウン エステート」どんな人が買う?
17年ぶり復活! トヨタ新型「ラージSUV」 全長5m級ビッグな“ワゴンSUV”「クラウン エステート」どんな人が買う?
くるまのニュース
1300万円超えのマツダ「ロードスター」がスゴい! 2.0Lエンジン搭載ד匠”手作りの「旧車デザイン」採用! 日本でも買える斬新モデル「グランドアルバイシン」とは
1300万円超えのマツダ「ロードスター」がスゴい! 2.0Lエンジン搭載ד匠”手作りの「旧車デザイン」採用! 日本でも買える斬新モデル「グランドアルバイシン」とは
くるまのニュース
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
日産 新型「小さな高級車」初公開に大反響! 斬新「“卍型”ホイール」&迫力グリル採用! “高級感がマシマシ”の「ノートオーラ」に熱視線
くるまのニュース
ダイハツ斬新「スゴいSUV」登場! 2.8リッター&5速MT採用!? カクカクデザイン「謎のSUV」海外で発見される
ダイハツ斬新「スゴいSUV」登場! 2.8リッター&5速MT採用!? カクカクデザイン「謎のSUV」海外で発見される
くるまのニュース
マツダ新型「CX-80」まもなく登場!? 全長5m級「3列シート」SUV! 人気の「CX-8」後継モデルどうなるのか
マツダ新型「CX-80」まもなく登場!? 全長5m級「3列シート」SUV! 人気の「CX-8」後継モデルどうなるのか
くるまのニュース
日産「新型スカイライン」登場へ “史上最強”スペック×旧車デザイン採用! 匠の「手組みエンジン」搭載の「特別なスカイライン」今夏発売
日産「新型スカイライン」登場へ “史上最強”スペック×旧車デザイン採用! 匠の「手組みエンジン」搭載の「特別なスカイライン」今夏発売
くるまのニュース
900万円のド派手「クラウン」現る!?  リアスポイラーがイケてる! 存在感凄いエアロ仕様とは
900万円のド派手「クラウン」現る!? リアスポイラーがイケてる! 存在感凄いエアロ仕様とは
くるまのニュース
トヨタが新型「3列“クラウン”SUV」発表! 豪華内装&オシャブルー新採用の高級仕様!? 機能面強化し中国で発売
トヨタが新型「3列“クラウン”SUV」発表! 豪華内装&オシャブルー新採用の高級仕様!? 機能面強化し中国で発売
くるまのニュース
ニッサン新型「小さな高級車」公開! オシャ内装&タフ外装の「コンパクトSUV」に「斬新デザイン!」の声も! 「新キックス」米登場で反響集まる
ニッサン新型「小さな高級車」公開! オシャ内装&タフ外装の「コンパクトSUV」に「斬新デザイン!」の声も! 「新キックス」米登場で反響集まる
くるまのニュース
日産「新型“高級”ノート」初公開! 「オシャブルー」内装&斬新グリル採用! 史上初の超豪華仕様「オーラ“AUTECH”」24年7月に発売へ
日産「新型“高級”ノート」初公開! 「オシャブルー」内装&斬新グリル採用! 史上初の超豪華仕様「オーラ“AUTECH”」24年7月に発売へ
くるまのニュース
【解説】スバル「クロストレック」ってどんなクルマ?サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
【解説】スバル「クロストレック」ってどんなクルマ?サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
くるまのニュース
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
くるまのニュース
日産が新型「最速スカイライン」まもなく発売! 史上最強“420馬力”の「手組みV6エンジン」&超レース仕様! レトロデザインの限定100台 反響は?
日産が新型「最速スカイライン」まもなく発売! 史上最強“420馬力”の「手組みV6エンジン」&超レース仕様! レトロデザインの限定100台 反響は?
くるまのニュース
日産の新型「”異色の”コンパクトSUV」発表! 真紅がオシャレな”ゴツ軽快モデル”の特別車「キックス ハイライト」台湾で登場
日産の新型「”異色の”コンパクトSUV」発表! 真紅がオシャレな”ゴツ軽快モデル”の特別車「キックス ハイライト」台湾で登場
くるまのニュース
400馬力! スバルの美しすぎる「スポーツクーペ」が凄い! パワフルな「ツインターボ×四輪駆動」搭載! ガバっと開く「斬新ドア」採用した「B11S」とは
400馬力! スバルの美しすぎる「スポーツクーペ」が凄い! パワフルな「ツインターボ×四輪駆動」搭載! ガバっと開く「斬新ドア」採用した「B11S」とは
くるまのニュース
277万円! 日産の新型「小さな高級車」発表に反響多数!? 「買っていい?」「欧州風で好き」 顔面刷新の「ノートオーラ」は話題の”海外展開車”にも似てる!?
277万円! 日産の新型「小さな高級車」発表に反響多数!? 「買っていい?」「欧州風で好き」 顔面刷新の「ノートオーラ」は話題の”海外展開車”にも似てる!?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.9209.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

76.0635.3万円

中古車を検索
ミニの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.9209.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

76.0635.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村