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【日産 ノート e-POWER(先代)】100万円台前半から探せる万能の電動化モデル

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【日産 ノート e-POWER(先代)】100万円台前半から探せる万能の電動化モデル

中古車購入ガイド [2022.10.28 UP]


【日産 ノート e-POWER(先代)】100万円台前半から探せる万能の電動化モデル
 今では日産の主力コンパクトカーとなったノート。2005年に登場した初代以降、広い室内と扱いやすいサイズが魅力で、日産の看板モデルとなった。2012年には2代目に進化し、よりモダンなデザインとなっている。そんな2代目に革新的なパワートレインを持ったモデルが追加された。それがノート e-POWER。内燃機関を持ちながら、モーターのみで走行する斬新なシステムは革命ともいえるもの。今回は、ノートe-POWER(先代)のグレード別中古車相場を掘り下げてみよう。

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日産 ノート e-POWERってどんなクルマ?

2016年11月発売モデルのデータ(e-POWER X)

新車時価格帯(2016年11月)
 2016年11月、日産ノートに「e-POWER」が設定された。パワートレインは、1.2Lのエンジンにモーターを組み合わせて搭載される。しかし、従来のハイブリッドカーと決定的に異なるのは、モーターのみで駆動する電動化モデルだということ。エンジンはバッテリーの充電のみに使用されるので、一般的なEVと比べてガソリン車のような感覚で使えるのが魅力である。また、ワンペダルで加速減速ができる独特の走行フィールや高い静粛性、パワフルな走りもe-POWERならではといえる。

 エクステリアは、ブルーラインが入ったVモーショングリル、e-POWERの専用エンブレムにより、標準のノートと区別される。インテリアは、専用メーターを採用。安全面では、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、車線逸脱警報、踏み間違い防止アシスト、LEDヘッドランプなど、水準以上の先進安全装備が盛り込まれている。


改良遍歴は?
 2016年12月、スポーツモデル「e-POWER NISMO」が登場した。前後バンパーやカラーリングが専用デザインとなるほか、ルーフスポイラー、サイドシルプロテクター、16インチアルミホイールなどで外観の差別化が図られている。インテリアは、本革/アルカンターラのステアリングを装備。そのほか、専用サスペンション、ボディ補強などによりスポーティな走りが楽しめる仕様となっている。

 2017年9月、一部改良を実施。高速道路などでドライバーの運転負荷を軽減するインテリジェントクルーズコントロール、車線を逸脱しそうな場合にステアリング操作を支援するインテリジェントLIを新たに採用。また、インテリジェントエマージェンシーブレーキの性能も向上した。

 2018年7月、e-POWERに4WDを設定。新開発のモーターアシスト式4WDにより、積雪や滑りやすい路面での運転をサポートしてくれる。また、「e-POWER S」を除く全グレードに、踏み間違い衝突防止アシストが標準装備された。同年9月には、出力を向上させたより高性能な「e-POWER NISMO S」も設定されている。


日産 ノート e-POWERのグレード別中古車相場は?
 グレード構成は、装備内容により「S」、「X」、「メダリスト」、「NISMO/NISMO S」が存在する。また、2018年には「X」と「メダリスト」に4WD(グレード名にFourが付く)も設定され、e-POWERだけでも多数の仕様が存在する。ここでは各グレードの中古車平均価格を見ていこう。


「S」
 装備を厳選し、価格を抑えたエントリーグレードが「S」。新車時価格は177万2280円と、200万円を切るリーズナブルな価格が魅力だった。e-POWERのパワートレインは全グレード共通で、主要な安全装備も付くため、基本的にはこのグレードでも大きな不満はないはず。ただし物件数が極めて少なく、中古車物件がほとんど流通していないのが難点。そのため中古車平均価格も集計できなかった。


「X」
 標準グレードの「X」は、トリコットのシート地を採用するなど、スポーティさと高品質を両立したインテリアが特徴。ただし、インテリジェントクルーズコントロールやインテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)はセットオプションとなっている(2017年改良モデル以降)。購入の際は装備の有無を確認しよう。中古車平均価格は126万円まで下がり、100万円以下の物件も目立ってきた。物件数が非常に多く、好みのボディカラーを選べるのも魅力といえよう。


「メダリスト」
 上級グレードの「メダリスト」は、本革巻きステアリング、ステアリングスイッチ、ジャカード織物/合皮シートなど、より豪華に仕立てられる。エクステリアは、フロントメッキバンパーやメダリスト専用エンブレムで、他のグレードと差別化している。また、インテリジェントクルーズコントロールやインテリジェントLIが標準装備されるのも特徴(2017年改良モデル以降)。中古車平均価格は138万円と「X」よりも若干高いものの、装備内容を考えれば積極的にねらっていきたい相場となっている。物件数は「X」の半分程度だが、それでも十分な数が流通する。


「NISMO/NISMO S」
 いわゆるホットハッチのNISMO系は、走りを重視するユーザーにおすすめのグレード。内外装もほかのグレードと大きく差別化されており、足まわりも専用チューニングとなっている。デビュー当時(2016年12月)の新車価格は245万8080円と、ノートのなかで最も高額なモデルだった。現在の中古車平均価格は、「NISMO」が167万円、「NISMO S」が213万円。前者のほうが物件豊富で探しやすい。

※上の記述は、2020年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。中古車平均価格は2022年10月時点のデータ。


まとめ
 フルモデルチェンジを受け、先代モデルがリーズナブルになってきた。100万円台前半の予算から探せるため、若者が初めて乗るクルマ、または年配者のセカンドカーにぴったり。もちろん後席もしっかり使えるため、ファミリー層もOKだ。独特の走行フィールは、新しい時代を感じさせる優れた1台といえるだろう。

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みんなのコメント

15件
  • 当時、代車で借りましたが値段の割にはインパネの質感がえらい安っぽく感じた印象が強い。
  • 日産社員と縛りのある方達が旧型から新型に乗り換えた。旧型は中古として需要が無いから消え去りつつある。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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