もてぎで見つけた10代目シビックオーナーを突撃取材
10th Civic Owner’s Clubは、2017年12月にSNS内のグループとして発足したオーナーズクラブだ。10代目のFC1/FK7/FK8シビックを中心にメンバー構成されており、現在の会員数は1000名(2021年8月)を超えるほどのビッグクラブに成長している。
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今回は、2021年11月13日(土)にツインリンクもてぎ(現・モビリティリゾートもてぎ)で開催された【10th Civic Owner’s Club in MOTEGI】の参加車両のなかから、編集部が独自に選んだ1台を紹介していきたい。
お下がりの軽で我慢しながら貯金! 念願のFK7型シビックを購入
18歳で免許を取得して、いきなり新しいクルマを買うのではなく練習機として親から譲り受けた三菱トッポで腕を慣らしてきたKサン。「そのうち欲しいクルマが出てくるだろう……」と、トッポでカスタムすることは我慢して貯金に回していたのだが、待てど暮らせど物欲を刺激するクルマが出てこない。気づけば免許取得から7年が経過していたという。そんなある日、いつものようにネットサーフィンしながら海外のモーターショー関連のウェブサイトを覗いていたところ、新型シビック(FK型)をピックアップした記事を見つけた。
「CG画像が出たあたりから期待値が高く、ずっと待ち構えていたので実際の市販車をウェブで見たときには、“キターーーーッ! ”って思いました。まさにひと目惚れです(笑)。このシビックこそ、自分が待ち焦がれていたクルマだと確信しましたね」とKさん。
購入時はすでに“これしかない!”と決めていたこともあり、「現車はまだディーラーになかったのですが、速攻で先行予約。発売初日にハンコを押して注文しました(笑)」。それでも納車までには半年を要したという。
人とは被らないカスタムを目指したが予想外の出来事が……
“カスタムはシンプルに、それでも人とは被りにくく”をテーマにカスタムしているKサンは、FK7型のフロントマスクがお気に入りで、納車後はしばらく純正スタイルを維持していたそうだ。それでも久々に全国規模で開催される今回の10th Civic Owner’s Club in MOTEGIには仕様変更して参加したい。そこで、昨年リリースされたばかりのシーカー製フロントハーフスポイラーを装着してエントリーすることに決めた。
「まだFK7用のエアロをリリースしているメーカーも少なく、選択肢が少ないなかで、シーカー製エアロの一体感あるデザインがよかった」というのがチョイスの理由。このハーフスポイラーは、両端をカナード風に立ち上げて、リップ中央にはコネクションロッドを止めるような、アクセントを持たせたスポーティなデザインが取り入れられている。
リリースして間もないこともあり、今回のオフ会で装着しているのは自分だけだろうと、高をくくっていたオーナーだったが、「まさか向かいに駐めたオーナーさんが付けているとは思いませんでした」と、笑いが止まらない様子。ちなみにこのオフ会は上限120台、それ以上の場合は抽選になるという会場内で、もう1台の装着車両と向かい合わせになるというのは、なんという偶然だろうか。 ほかにもフロントグリルやサイド、リヤスポイラーはあえて純正のまま。リヤウイングはタイプR風にしているが、これはネットで購入したノーブランド品とのこと。ただし、それらパーツ類はフロントスポイラーを含めて、こだわりのピアノブラックでペイント。全体を白×黒の落ち着きのあるカラーコーデでアピールしている。またホイールは、“予算内で一番スポーティだった”というウェッズスポーツSA-77Rの18インチをゲット。ここもマットブラックで全体を引き締めた。
大所帯のメンバーをまとめながら次はインテリアメイクに注力する
今後の予定は、インテリアに力を入れていきたいというKサン。「遠征時の乗り心地やドライブ時に身体のホールド性を向上させたいので、セミバケットシートを入れたい」とのこと。ちなみに10th Civic Owner’s Clubの中部支部長として活動するKサンだが、設立当初から在籍しているそうだ。
「FK型だけでも中部支部は200台くらいいますよ!」と大所帯をまとめているKサン。それだけに取材中には多くの仲間たちから声をかけられていて、支部長としての信頼の厚さをうかがい知ることができた。
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