もくじ
ー 究極のディフェンダー オフロード性を維持
ー 豪華な内装 改造期間は8週間
セレブ御用達 モデナのカスタム会社「アレス」訪問 人気の理由なぜ
究極のディフェンダー オフロード性を維持
モデナにあるアレス・デザインが製作したビスポークのランドローバー・ディフェンダーの納車が開始された。ダニー・バハールCEOは「究極のディフェンダー」と表現している。
「ディフェンダーはクルマのアイコン的存在です」と、かつてロータスのCEOを務めていたバハールはいう。
「しかし、アイコンを再設計することもできます。われわれの作るディフェンダーはビスポーク4×4の究極の形であり、驚異的なパフォーマンスと魅力的なルックス、それにラグジュアリーSUVの豪華さも兼ね備えています」
バハールはアレスについて「ディフェンダーに必要なオンロード、オフロード両方での走行性能を忘れてはいません」と語る。この53台限定のクルマはランドローバーの持ち味をさらに引き出しているとのことだ。
有名なランドローバーチューナーであるJEモーターワークスとの協力により、このディフェンダーには286ps、44.9kg-mのV8に6速セミATが組み合わされている。ドライブシャフトやデフはアップグレードされ、専用のエグゾーストシステムが備わる。
オプションで485ps、66.2kg-mのスーパーチャージャー付きを選択することも可能。NA車は75mm、スーパーチャージャー車は50mm、それぞれ車高が高められている。専用デザインの18インチホイールとオフロードキット、それにサイドステップ、ルーフバー、ウインチなどが専用装備だ。
豪華な内装 改造期間は8週間
スタンダードなディフェンダーから大きく変わったインテリアとエクステリアの改造は、モデナにあるアレスの工場で行われている。
内装は実用性重視のディフェンダーよりもはるかに豪華に仕上げられ、アルミニウム、カーボンファイバー、ウッドに加えイタリア製の高級レザーが使用されている。
「これらのモディファイのすべてが重大なのです」とバハールはいう。「このような高水準のメカニカルなエンジニアリングは非常に困難です。しかし、それを可能にする技術は、実はディフェンダーの故郷の近くにあるのではないかと考えました」
JEのチーフエンジニアであるジョナサン・ダグラスはいう。「ジャガー・ランドローバーSVOが手がけるディフェンダーを参考にしました。それをさらに向上させたのです」
自らのディフェンダーを持ち込めば、8週間程度で改造作業が完了する。価格は21万5000ユーロ(2829万円)からとなっている。
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