2025年秋の正式発表がウワサされている新型ホンダ プレリュード。新たな情報は逐一お伝えしているが、ここでは少し趣向を変え、歴代のプレリュードを初代から順に振り返り、懐かしのプレリュードから登場予定の6代目に思いを馳せてみよう。
※本稿は2025年5月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年6月26日号
新型プレリュード登場で気になる初代の実力!! 60万台の大ヒット作も苦戦してた!? 2代目が世界初の装備で世界を震撼させた
【画像ギャラリー】久しぶりの復活!! 新しい時代のデートカーのあり方を見せる新型ホンダ プレリュード&歴代プレリュード(32枚)
ホンダ プレリュード(2025年秋デビュー)
なだらかなルーフラインをはじめ、伸びやかなプロポーションが特徴の新型プレリュード。大人のデートカーとしての雰囲気充分だ
2025年秋に正式発表される新型プレリュード。4月2日には市販車の内外装が発表され期待が高まる。
新型プレリュードのデザインは大空を滑空する「グライダー」がモチーフ。市販モデルでは19インチホイールに青いブレンボが組み合わされることもわかっている。
新時代のデートカーを謳う新型は、快適な室内空間に加え、開口部の広いハッチバックにより優れた利便性も実現している。スペシャルティクーペらしいスタイルと、日常の使いやすさを両立している。
パワーユニットは、専用チューンされたパワフルな2L・e:HEVを搭載。さらに、有段ギアを変速したかのようなシフトフィールとサウンドを再現し、クルマとの一体感を増幅させるホンダS+シフトを初搭載することで、走る楽しさも追求する。
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プレリュードの源流をたどる
1978年登場の初代ホンダ プレリュード。スペシャルティカーの先駆けとして登場。初代は海外向けが主だった
ホンダ初のスペシャルティカーとして1978年11月にデビューを飾ったのがプレリュードだ。ロングノーズにショートデッキのノッチバッククーペで、主要グレードはこのクラスには珍しい電動スライディングルーフを標準装備した。
駆動方式は、前輪駆動のFFである。搭載するのは、ホンダ躍進の原動力となったCVCCエンジンだ。昭和53年排ガス規制を乗り切った1.8LのEK型直列4気筒OHCは、後期型でCVCC-IIに進化した。
が、性能的にライバルに見劣りしたから、販売は低調に終わっている。そこで2代目には革新的なアイデアを積極的に盛り込んだ。
ボディは初代より大きくて押しの強いデザインだ。ロー&ワイドのプロポーションを強調し、ノーズを驚異的に低くしている。大胆なプロポーションを実現するために前輪にダブルウィッシュボーンのサスペンションとリトラクタブルヘッドライトを採用した。
心臓は新開発のCVCC-II。4気筒OHC3バルブ方式の1.8Lエンジンで、デュアルキャブ仕様とした。1985年6月には2L・DOHC4バルブエンジンに電子制御燃料噴射装置の2.0Siを加えている。
今につながる「デートカー」のジャンルを切り開いたのが第2世代プレリュードだ。累計60万台の大ヒットを記録した。日本で初めて4輪ABSを設定したクルマとしても記憶にとどめられている。
3代目プレリュードのハイライトは、4輪ともダブルウィッシュボーンに進化したサスペンションと、世界初採用となった機械式の4輪操舵システム(4WS)だ。前輪の舵角が小さい時は同位相に動いて俊敏な走りを演出。舵角が大きくなると逆位相に動いて取り回し性を向上させた。
エンジンは2LのB20A型4気筒で、DOHCとOHCを設定。リトラクタブルヘッドライトを売りにしたが、1989年には薄型ヘッドライトを採用したインクスを仲間に加えた。
4代目プレリュードの登場は1991年だ。3ナンバー枠に広げたグラマラスなクーペボディをまとっている。エンジンは2.2Lの4気筒DOHCだが、2機種とも別設計だ。可変バルブタイミング&リフト機構による卓越したパワーフィールのSi・VTECをフラッグシップに据えた。
最後のプレリュードは1996年秋にベールを脱いだ。原点回帰を狙うとともにホイールベースを延ばして居住性を改善した。
だが、時代はミニバンやSUVなどのデートカーを求めていた。プレリュードは5代目を最後に表舞台から去っている。が、新世代のスペシャルティカー、デートカーとして復活の狼煙を上げたので待ち遠しい。
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