リストリクター拡大でスーパーチャージャー仕様の限界に挑戦!
市販パーツのみで作り上げたストリートスペックを試す
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エンジン関係のチューニングも、足回りのセットアップも、全てこのままエンドユーザーに提供できる仕様で最高速テストに挑んできたのがピットロードMの86(ZN6)。
気軽に楽しめるストリートスポーツとして改造が進められ、街乗りやワインディングでの快速性能はもちろん、ゼロヨンやサーキット走行でも楽しめるというオールラウンドスペック。今回は高速周回路が舞台ということで、エンジン本体はノーマルのまま、スーパーチャージャーのブースト圧を高めてきたのがトピックだ。
HKSのGT7040Lスーパーチャージャーが発生する大トルクは、1~3速では敢えてブースト圧0.8キロに抑え、4速以降で1.0キロになるよう、タイヤのグリップを見越した過給圧セットアップとなっている。もちろん、出力向上に合わせて燃料系などの見直しを図り、さらにハイブーストに吸気量が伴うよう、スーパーチャージャー本体のリストリクター径を拡大するといった工夫もされている。最高出力は350psだ。
なお、今回は記録狙いのためブースト圧をかなり高めにセットしてパワーを絞り出しているが、腰下がノーマルのままでの常用1.0キロはリスキーとのこと。350psを安定発揮させたいのであれば、最低でもコンロッド強化が必須であることを忘れてはならない。ピットロードMでは、300ps程度が安全マージンの取れるスペックということで一般ユーザーにお勧めしているそうだ。
バンパー開口部にはスーパーチャージャーキット付属のインタークーラー。サイド部にはHKS製の13段オイルクーラーを装備。さらに、純正バンパーをベースにダクトを開けまくってパワーアップに伴うクーリング性能を確保する。
ストリートからサーキットまで、どんな走行ステージでも楽しめるようにと、シートにはレカロRS-G CLを選び、ドライバーズシートにはピットロードMオリジナルのFIA公認6点式ハーネスをセット。
足回りはD2製をベースにしたピットロードM SPL(F9kg/mm R7.5kg/mm)でオールラウンドで楽しめる仕様に。ブレーキキャリパーもD2製でフロント8ポット、リヤ4ポットで強化。ローターは前後ともに356mmスリットだ。
ホイールはボルクレーシングZE40で9.5J×18の4本通し、タイヤにはアドバンネオバAD08Rの265/35R18を組み合わせている。
城里テストセンターで行われた最高速アタックの結果は248.08km/h。実のところ、マシンはまだまだ加速していたのだが、フロントアンダーに取り付けていたリップスポイラーが風圧に耐えきれず落下、そこでアタック終了となってしまったのだ。
ワンオフのスペシャルパーツを一切使わずに製作されたこのマシン。もちろん市販パーツのみでここまでのスペックを実現しているのは、ピットロードMが有する膨大な量のチューニングノウハウがあるからに他ならない。
●取材協力:ピットロードM 兵庫県姫路市安富町安志912 TEL:0790-66-3359
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