■同じGRスポーツなのに…顔が違う?
トヨタの欧州法人は、2020年11月9日にコンパクトSUV「C-HR」のGRスポーツモデルと新グレード「C-HIC」を追加したことを発表しました。
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C-HRは、日本や欧州をはじめ世界100か国以上で展開されるグローバルモデルです。
2016年の登場以降、瞬く間に人気となり、日本市場では2017年・2018年に2年連続でSUVジャンルNo.1に輝きました。
最近では、2019年10月18日にマイナーチェンジをおこない、外観のデザインがさらにスタイリッシュになるとともに、1.2リッターガソリンターボのトランスミッションには従来のCVTに加え6速MT(iMT)を追加。さらにスポーティグレードの「GRスポーツ」を新たに設定しています。
この際、追加されたGRスポーツは、ほかのGRモデル同様にフロントバンパーに大開口アンダーグリルや大型フォグランプなどを装着し、スポーティなスタイルを表現。
しかし、今回欧州で設定されたGRスポーツのデザインでは、日本でマイナーチェンジした標準モデルのデザインをベースにしているようです。
ただし、要所ではフロント部分にピアノブラック仕上げのブラックエンブレム、バンパーを採用。ほかにも19インチアロイホイールデザインやアンダーバンパートリムガーニッシュが装着されています。
内装は、アルカンターラ製のレザーシートを採用し、GRにインスパイアされた赤とグレーのステッチがアクセントとなっています。
また、同じく新たに追加されるC-HICグレードは、高級感をもたらす新色であるオキシドブロンズを含む4つのボディカラーを設定。
新しいデザインの18インチアロイホイールやダッシュボードには、ツートンカラーのオーキッド/ブラックフルレザー張りを採用したモデルです。
なお、欧州市場では地域によって異なるものの、GRスポーツの販売は2021年1月から始まり、C-HICはすでに2020年11月から発売されています。
一方、日本でのC-HRは、同社の後発SUV「ライズ」、「ハリアー」「ヤリスクロス」などに押され販売台数が低迷しています。
2020年8月4日には、一部改良がおこなわれ予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」のプリクラッシュセーフティの検知範囲拡大や、低速時加速抑制機能、トヨタの国内モデル初となる「緊急時操舵支援機能」も追加されるなど、商品力の向上を図っています。
直近の販売動向について、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。
「最近では、以前ほどの勢いは無いものの、ほかのSUVよりはスタイリッシュで攻めたデザインのため、一定の台数は出ています。
しかし、C-HRよりも小さく、高機能、低価格のライズやヤリスクロスが出てきたことで、営業側でもC-HRを積極的におすすめすることは少なくなりました。
今後、C-HRがどうなるのかはわかりませんが、SUVラインナップが多くなった現在では、存在感が薄くなったのは事実です」
※ ※ ※
C-HRは、日本と欧州がメインともいえるモデルですが、日本ではライズとヤリスクロス、欧州ではヤリスクロスと後発勢に押され販売低迷しつつも、ラインナップされつづけています。
今後、日本では同じCセグメントSUVとして「カローラクロス」の導入が噂されていることもあり、C-HRが復活する日が来るのか目が離せません。
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みんなのコメント
いろんなバージョンがあっていいと思うけどな。
それができる、出せるってのもすごい事だろう?
どーせならEU版とかアメリカ版とかあってもよくない?
ランクルしか語れんくて申し訳ないが、
かつてランクル100の50周年記念モデルで採用された照明付きのサイドステップはUSトヨタ製だった。
そーゆーのって楽しくないか?