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いまの国産SUVは「ぬるすぎる」! オンオフ問わず「バカッ速」の絶版SUV5選+α

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いまの国産SUVは「ぬるすぎる」! オンオフ問わず「バカッ速」の絶版SUV5選+α

 いまだに中古車として出回っているものも!

 今、世界的に大ブームを巻き起こしているのが、SUV、クロスオーバーSUVだ。自動車メ―カーはその新型車を続々投入。なにしろ、スーパーカー、スポーツカーメーカーのランボルギーニやポルシェ、マセラティなどまでハイパフォーマンスなSUVをラインアップしているほどだ。

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 一方、国産SUV、クロスオーバーSUVと言えば、比較的買いやすいモデルが中心。スーパーなスペック、動力性能で光るのは、2.5リッターエンジン177馬力、22・3kg-m、フロントモーター182馬力、27.5kg-m、リヤモーター54馬力、12.3kg-m、システム最高出力306馬力という最高出力、最大トルクを誇るトヨタRAV4 PHV、4.6リッター V8、318馬力、46.9kg-mを発揮するトヨタ・ランドクルーザーぐらいのものである。

 しかしだ、現在のSUVブーム到来のずいぶん前、1990年代から2000年初頭にかけて、我が国産車にも、スポーツモデルに匹敵するバカっ速い、スーパーな動力性能を備えたSUV、クロスオーバーSUVが存在した。ここでは、そうした過去のスーパーSUV、クロスオーバーSUVを、年代を追って回顧するとともに、中古車の流通量、市場価格を紹介したい(一部、中古車として流通していないモデルもある)。

 1)三菱パジェロエボリューション

 まずは、1997年~1998年にかけて少量生産、いや、正確に言えば、パリ・ダカールラリー(市販車改造クラス参戦)の参加資格を得るために作成されたスポーツモデルとして登場した三菱のパジェロ・エボリューションである。パワーユニットは3.5リッターV6 280馬力、35.5kg-m。5速ATまたは5速MTが選べ、レカロのセミバケットシートを標準装備。

 当然、ボディ、足まわりも補強され、それはサスペンションやアクスル構造変更、専用設計された1ピース構造の16インチアルミホイールの装着にまで及んでいる。当時の新車価格は374万円~。嬉しいことに、現在もごく少数ながら中古車として流通している。価格はさすがに強気で、290~340万円の高値となっている。

 2)三菱RVRハイパースポーツギヤR

 次なる1台は、懐かしい三菱RVRに、1997年1月に加わった、700台限定のハイパースポーツギヤRである。4G63、2リッターターボエンジンは250馬力、31.5kg-mを発揮。それはなんと初代ランサーエボリューションと同スペックなのだからすごい。

 しかし、それ以上に目を引くのはそのルックスで、開口部を拡大したフロントバンパー、大型サイドステップ&リヤスポイラーなどを装備。まさに、RVRエボリューションモデルと呼べる攻撃的なエクステリアをまとっていたのである。パジェロ・エボリューション同様のレカロシートも標準装備されていたのだから本格だ。調べた結果、残念なことに現時点で中古車は見つからなかった……。

 3)日産エクストレイルGT

 2000年代に入っても国産SUVのハイパフォーマンス化はとどまることを知らなかった。2001年には日産エクストレイルGTが登場。

 すでにエクストレイルの人気は絶大なものになっていたが、316万6000円の価格だったGTは、当時の280馬力規制の上限となる280馬力/6400rpm、31.5kgm/3200rpmを発揮する2リッターターボエンジンを搭載。ボンネットの下に収まるインタークーラーのサイズはGT-Rに次ぐ巨大なものだった。

 もちろん、ブレーキ、サスペンションも専用化。速さだけでなく、悪路の走破性にも凄みを見せた最強のエクストレイルでもあったのだ。そもそも新車販売台数が少なかったこともあって、現在、中古車はかなり希少な存在。とはいえ、100万円前後の価格で見つけることも可能だ。

 ワークスが手を入れた本物のチューニングモデルも

 4)日産ジュークNISMO RS

 このころ、日産はハイパワーなSUV、クロスオーバーSUVに熱心だったようで、2014年にはジュークのハイパフォーマンスモデルとして、ジュークNISMO RSを登場させている。1.6リッターターボエンジンは214馬力、25.5kg-mのパワー、トルクを発揮。ミッションはパドルシフト付の8速MTモード付CVTを組み合わせていた。

 さらにボディの補強、NISMOの専用チューニングによるサスペンション、ブレーキシステム(フロント大径化、リヤベンチレーテッドディスク化)4WDシステムにまで手が入っていたのである。シートはスポーツモデルの定番たるレカロである。こちらも中古車としては希少な存在だが、流通価格は160万円~となっているから、比較的手を出しやすいかもしれない。

 5)スバル・フォレスター2.0XTアイサイト

 中古車で手に入る、2000年代のハイパフォーマンスSUV最後の1台は、2012年から2018年までカタログモデルとしてあったスバルのフォレスター2.0XTアイサイトである。FA20型2.0リッター水平対向4気筒直噴ターボDITエンジンは280馬力35.7kg-mを発揮。本格SUVながら車重は1590kgと比較的軽量だったから、280馬力のパワーを存分に発揮できたのである。

 225/55R18タイヤ、そしてエンジン+CVT+AWD+VDCなどを統合制御して悪路走破性を飛躍的に高めるX-MODEもすでに装備され、まさに道、天候を選ばないハイパフォーマンスSUVと言える存在だった。新車当時の価格は293万6850円~。中古車の流通量はここで紹介したなかでは豊富で、120~170万円前後で、比較的容易に探すことができる。アイサイト=先進運転支援システムも搭載されているから、安心・安全を含めて、かなり現実的な選択肢となる1台だろう。

 番外編

 上記の5台のほかに、今ではまず手に入れることのできない(いや、絶対に手に入らないだろう)超ド級ハイパフォーマンスSUVがある。その1台が2012年に登場した日産ジュークR。当時のGT-Rのパワーユニット、3.8リッターV6ツインターボ545馬力を叩きだすVR38DETTをジュークに移植した車両で、世界に4台(と言われている)。最高速度257km/hの化け物である。新車価格は約5000万円と言われた。まさにジュークの皮を被ったGT-Rである。

 もう1台は、そのジュークRの進化版となる、ジュークR2.0で、NISMO GT-Rの600馬力、66.5kg-mユニットを移植。最高速度266km/hと謳われたモンスターSUVだ。新車価格は約6500万円!! 当時の日産がいかにイケイケだったかの証でもある。現在、中古車で手に入るはずもないが、ミニカーなら1万8000円程度で入手可能である。ミニカーでも高い!?

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みんなのコメント

7件
  • 昔のRVと言われていた時代とは全然違う
    最近のSUVを名乗る国産はその殆どがFF
    しかも脱輪しても脱出方法すら知らないアホばかり
    タフなイメージも無ければ確かに頼りない存在
  • 速くしても良いけど、いざと言う時に止まれるだけのブレーキなど装備して無いよね、国産のSUVは?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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