現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 大排気量NAエンジン+FRのロマン! 5.0L V8を搭載した「レクサス・IS500 Fスポーツパフォーマンス」に乾杯!【2022、今年のクルマこの1台】

ここから本文です

大排気量NAエンジン+FRのロマン! 5.0L V8を搭載した「レクサス・IS500 Fスポーツパフォーマンス」に乾杯!【2022、今年のクルマこの1台】

掲載 18
大排気量NAエンジン+FRのロマン! 5.0L V8を搭載した「レクサス・IS500 Fスポーツパフォーマンス」に乾杯!【2022、今年のクルマこの1台】

私の挙げる今年の1台は、「レクサスIS500 Fスポーツパフォーマンス」だ。
今さらなぜISという声もあるかもしれない。第2世代となるISは、2020年にビッグマイナーチェンジを受けたとはいえ、そのデビューは2013年と、今やレクサス一番の古株である。それでもプッシュする理由は、ただ一つ。
この時代に、自然吸気の5.0L V8を導入したことだ。

レクサス・IS500 Fスポーツパフォーマンス世界の名立たる自動車メーカーは、電動化シフトにまっしぐら。クルマ好きに愛されるジャーマンブランドさえ、エンジン車の未来に否定的だ。名立たる高級車には、まだ大排気量マルチシリンダーエンジンが残されているが、過給機付きが基本。しかも日本で入手できる非電動の大排気量NAは、ランボルギーニのウラカンやアヴェンタドール、フェラーリ812、アウディR8、シボレーコルベットといったスーパースポーツが中心。セダンに至っては、皆無と言っても良い。

レクサス IS500 Fスポーツパフォーマンス国内導入!500台限定の「ファーストエディション」も抽選受付開始!


もちろん、燃費や性能面の両面で今や過給機付きの方が圧倒的に優秀だ。それでも大排気量NAに拘る理由は、単なる性能ではなく、ピュアな内燃機関ならでは世界観にある。
アクセルと直結したようなエンジン回転数の上昇と高鳴るサウンドは、古来より多くのクルマ好きを魅了してきた。それを現代で求めるのは、オールドファッションといえるが、趣味ならば、そういうものへの探求や憧れも含まれる。

2UR-GSE型 自然吸気5.5L V型8気筒DOHCエンジンISに搭載された2UR-GSE型エンジンは、レクサスの選ばれしクルマのみに搭載されてきた。
トヨタはロータスにエンジン供給を行っていることは皆さんもご存じだろう。かつて同エンジンの供給も望まれたとされるが、トヨタが首を縦に振らなかったと言われる。それだけトヨタにとっても、特別な存在といっても良い。


私自身、このエンジンを初体験したIS Fとのドライブは、鮮烈なエンジンの記憶がある。ただ最新仕様となる「IS500 Fスポーツ ハイパフォーマンス」は、他の搭載モデルのように、「F」を名乗らない。その理由は、スポーツ性能に全振りするのではなく、5.0L V8の余裕を日常で感じて欲しいとの狙いから。だから、IS500の振舞いは、ジェントルで乗り心地にも優れる。ただアクセルを踏み込めば、一気にレブ近くまで吹け上がり、強烈な加速に襲われる。まさに背徳感に溢れる瞬間だ。

2UR-GSE型 自然吸気5.5L V型8気筒DOHCエンジンもちろん、単にV8を収めるだけでなく、フロントベビーを感じさせない前後バランスのチューニングを実施。さらにチーフエンジニアの拘りとして、映えるエンジンルームに仕上げたという。
なんともマニアックなコンパクトスポーツセダンである。

レクサス・IS500 Fスポーツパフォーマンス今やISは、レクサスにとって売れ線ではない。しかし、コンパクトなFRの良さが味わえる貴重な存在として捉え、大切にしている。
かつての多くのスポーツセダンで味わえた世界観を今に伝えるのが、「IS500 Fスポーツパフォーマンス」の存在価値なのだ。
まさにクルマ好きよる、クルマ好きのためのクルマ。その魅力を日本でも楽しめるように取り計らってくれたことを評価したい。

こんな記事も読まれています

「エアブラシ」全盛でも「筆描き」にこだわるデコトラ野郎もいる! 芸術的な「箱絵」の手法による違いとは
「エアブラシ」全盛でも「筆描き」にこだわるデコトラ野郎もいる! 芸術的な「箱絵」の手法による違いとは
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol39. 高岡早紀さん(後編)
愛車の履歴書──Vol39. 高岡早紀さん(後編)
GQ JAPAN
Dstartion RacingスーパーGT初優勝。藤井誠暢手応え通りの圧勝劇「これだけ完璧にまとめ上げられることはなかなかない!」|スーパーGT第3戦鈴鹿
Dstartion RacingスーパーGT初優勝。藤井誠暢手応え通りの圧勝劇「これだけ完璧にまとめ上げられることはなかなかない!」|スーパーGT第3戦鈴鹿
motorsport.com 日本版
「止まれ」かと思ったら…ナニコレ!? 「日本唯一」激レア道路標識、なぜできた?
「止まれ」かと思ったら…ナニコレ!? 「日本唯一」激レア道路標識、なぜできた?
乗りものニュース
[15秒でわかる]メルセデスAMG『ピュアスピード』コンセプト…初のミトスブランド
[15秒でわかる]メルセデスAMG『ピュアスピード』コンセプト…初のミトスブランド
レスポンス
Moto2イタリア決勝|小椋藍、ロケットスタートで5位。ロバーツがスパート決め優勝
Moto2イタリア決勝|小椋藍、ロケットスタートで5位。ロバーツがスパート決め優勝
motorsport.com 日本版
笹原右京、ジュリアーノ・アレジとのスーパーGT初優勝を喜ぶ「遂に勝てた……やっと勝利を手にできてホッとした」|スーパーGT第3戦鈴鹿
笹原右京、ジュリアーノ・アレジとのスーパーGT初優勝を喜ぶ「遂に勝てた……やっと勝利を手にできてホッとした」|スーパーGT第3戦鈴鹿
motorsport.com 日本版
「EVは“電欠”が怖いし…」 実はガス欠より対策ラクかも? 新ビジネスになりそうな“もしものサービス”とは?
「EVは“電欠”が怖いし…」 実はガス欠より対策ラクかも? 新ビジネスになりそうな“もしものサービス”とは?
乗りものニュース
ダンプカーの車体にある「謎の文字と番号」の正体は? 「足立 営 12345」は何を意味しているのか 実は「経済成長」と深い歴史があった!?
ダンプカーの車体にある「謎の文字と番号」の正体は? 「足立 営 12345」は何を意味しているのか 実は「経済成長」と深い歴史があった!?
くるまのニュース
フォールディングバイクの完全体! 移動のクオリティを高める小さな英国製自転車「ブロンプトン」の魅力
フォールディングバイクの完全体! 移動のクオリティを高める小さな英国製自転車「ブロンプトン」の魅力
VAGUE
エンジンの最大回転数は10000rpm!ランボルギーニが「ウラカン」の後継となるHPEVモデルに搭載予定のエンジンを発表
エンジンの最大回転数は10000rpm!ランボルギーニが「ウラカン」の後継となるHPEVモデルに搭載予定のエンジンを発表
@DIME
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年5月26日~6月1日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年5月26日~6月1日)
Webモーターマガジン
ロータスの幻のレースカー「タイプ66」がイタリアのコンコルソ・デレガンツァでデビュー
ロータスの幻のレースカー「タイプ66」がイタリアのコンコルソ・デレガンツァでデビュー
@DIME
車内でスマホを快適チャージ!  新機軸携帯充電アイテムを【特選カーアクセサリー名鑑】
車内でスマホを快適チャージ! 新機軸携帯充電アイテムを【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
Moto3イタリア決勝|山中琉聖が初表彰台獲得! アロンソがポールから逃げ切り3連勝
Moto3イタリア決勝|山中琉聖が初表彰台獲得! アロンソがポールから逃げ切り3連勝
motorsport.com 日本版
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
くるまのニュース
BMW『X1』シリーズに2仕様を追加…ガソリンとBEVのいずれもベーシック
BMW『X1』シリーズに2仕様を追加…ガソリンとBEVのいずれもベーシック
レスポンス
左折するのに右にハンドルを切るのは道交法違反!?「右振り左折」は安全面・マナー面的にも悪癖なので改めましょう
左折するのに右にハンドルを切るのは道交法違反!?「右振り左折」は安全面・マナー面的にも悪癖なので改めましょう
Auto Messe Web

みんなのコメント

18件
  • 5.5Lってサラっと書いてあるけど5.0Lだよね?

    あれ、オレ間違ってる?
  • ほんとにレクサスって価格だけは立派なんだよなあ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481.0900.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

28.0950.0万円

中古車を検索
ISの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481.0900.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

28.0950.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村