現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > これって本当に原付バイク!? ビッグな50ccモデルとは vol.2

ここから本文です

これって本当に原付バイク!? ビッグな50ccモデルとは vol.2

掲載 更新 5
これって本当に原付バイク!? ビッグな50ccモデルとは vol.2

■デカすぎる! 原付に見えない50ccモデル

 排気量50ccのいわゆる原付一種モデルであるにもかかわらず、車体の大きなモデルには、一体どのようなバイクがあるのか第二弾!

【画像】デカすぎ!50ccに見えない原付モデルを見る(12枚)

 前回ご紹介した以外にも、多数のラインナップが存在しました。



 まず1台目にご紹介する車種は、プジョー「ジャンゴ50」です。

 プジョーのネオレトロタイプのスクーターとして、ジャンゴがラインナップされていますが、ジャンゴ50はその50cc版として2019年に発売されたモデルです。

 全長1925mmのクラシカルなスタイルは、生活のさまざまな場面で使われることを想定したもの。シートなど、細部にわたって上質感のある作りとなっていることに加え、スマートフォン用の電源やLEDテールランプなども備えられ、ライダーに必要な便利アイテムが多数標準装備されています。

 エバーションやスポーツなどのバリエーションも設定されており、1度は正規輸入がストップしていましたが、2019年3月15日に再販を開始。現在も新車で購入可能となっています。

 なお、ジャンゴ50の価格(消費税込)は、ジャンゴ50が31万2120円、ジャンゴ50スポーツが32万2920円、ジャンゴ50エバージョンが32万2920円です。



 2台目にご紹介するのは、スズキ「TS50」です。ハスラーの愛称で知られるTSシリーズの最小モデルとして、1971年から1990年代後半まで生産されていました。

 最小モデルとはいっても全長2045mmという大柄ボディに加え、49cc2ストローク単気筒エンジンを搭載したTS50は、入門用のオフロードバイクとしても高い人気を誇り、1983年にはモデルチェンジもおこなわれています。

 また、エンジンこそ原付一種の排気量となっていますが、タイヤは生産時期によって17インチから21インチと大径サイズが採用されており、スズキの本気度がうかがえる1台。

 2022年時点において中古車市場では30万円弱のものが流通していますが、確認できるのは数台となっており、希少性が高いモデルです。

■ホントに原付? な大型モデルが盛りだくさん

 3台目にご紹介する車種は、ホンダ「MT50」や「MTX50」の後継車として発売されたランドスポーツバイク、「MTX50R」です。



 全長2070mmのボディには49cc水冷2スト単気筒エンジンが搭載され、力強さとなめらかな走りを両立。

 フレームには剛性の高い本格セミダブルクレードルフレームが採用されており、未舗装路を走行した際の強い衝撃にも耐え得る性能が確保されています。

 ほかにもロングストロークのサスペンションや足つき性に優れたスリムボディなど、オフロード走行からオンロード走行まで、幅広く対応可能な点も特徴。

 1983年に登場したMTX50Rは1988年にその役目を終え、後継にあたる「CRM50」にバトンを渡しました。



 4台目にご紹介する車種は、ヤマハのデュアルパーパスモデルとして1982年に登場した「DT50」です。

 原付にしては比較的大きい1905mmという全長ながら、スポーティーかつ軽量につくられたボディにより、取り回しに優れシャープな走行が可能な1台。

 搭載されるエンジンは、最高出力7.2psの49cc水冷2スト単気筒で、「オフロード性能を徹底追求してスーパートレールの世界を50ccクラスに実現!」というキャッチコピーにふさわしいモデルに仕上げられています。



 そして5台目にご紹介する車種は、ホンダ「ソロ」です。「乗る喜び、持つ喜びを満喫できるバイク」を目指したNプロジェクトの、「エイプ」、「ズーマー」、「バイト」に続く第4のモデルとして2003年に発売されました。

 全長1995mmのボディデザインは、乗る人の個性を引き立てるようシンプルなものになっています。

 新設計のバックボーンフレームに細身のタンク、シングルサスペンションや大型サドルシートという組み合わせにより、すっきりとした個性的なスタイリングで、斬新なシルエットを演出。49cc空冷4スト単気筒エンジンの採用により、低燃費で環境性能にも優れた走りが実現されています。

 カラーラインナップの多さも特徴のひとつで、タンクやフレーム、シート等、285通りのカラーオーダープランも設定されていました。

※ ※ ※

 2022年現在、市販されている50ccの原付バイクは、多くが全長1600mmから1800mm程度となっていますが、以前は全長1900mmを超える大きな50ccバイクが多数販売されていました。

 今回ご紹介したなかで、現在新車で購入できるのはジャンゴ50シリーズのみとなっていますが、中古車ならほとんどのモデルが所有可能です。

 自らオーナーになるもよし、憧憬の対象とするのもよし、大型サイズの原付バイクはバイク乗りの入門用として最適なものが多いため、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【学生制作のカスタマイズカー】東京オートサロン2025に 車体系の課程を有する愛知校・京都校メンバー
【学生制作のカスタマイズカー】東京オートサロン2025に 車体系の課程を有する愛知校・京都校メンバー
AUTOCAR JAPAN
「LFA-2 GTコンセプト」初展示?  伝説の「LFA」後継機イメージした斬新「カスタムカー」NATSが製作!「流麗ボディ×懐かしいボディカラー」採用!? 東京オートサロン2025に登場!
「LFA-2 GTコンセプト」初展示? 伝説の「LFA」後継機イメージした斬新「カスタムカー」NATSが製作!「流麗ボディ×懐かしいボディカラー」採用!? 東京オートサロン2025に登場!
くるまのニュース
ブレイズ、電動キックボードをオートバックスで販売へ 11万8800円
ブレイズ、電動キックボードをオートバックスで販売へ 11万8800円
レスポンス
ポルシェ911 GT3 RSはどのようにして「1トン」のダウンフォースを生むのか 究極のマンタイキット
ポルシェ911 GT3 RSはどのようにして「1トン」のダウンフォースを生むのか 究極のマンタイキット
AUTOCAR JAPAN
昭和のなつかし旧車が40台も集合! 佐賀県鹿島市で開催された「オールドカーIN肥前浜駅」のあらたな試みとは?
昭和のなつかし旧車が40台も集合! 佐賀県鹿島市で開催された「オールドカーIN肥前浜駅」のあらたな試みとは?
Auto Messe Web
横浜ゴム、SUV向け「アドバンV61」を2025年3月発売 OEで先行導入した製品の市販化は初
横浜ゴム、SUV向け「アドバンV61」を2025年3月発売 OEで先行導入した製品の市販化は初
日刊自動車新聞
百花繚乱の「ホンダ・日産統合」続報、ホンダ株急伸、ゴーン節健在も[新聞ウォッチ]
百花繚乱の「ホンダ・日産統合」続報、ホンダ株急伸、ゴーン節健在も[新聞ウォッチ]
レスポンス
ピアストリ、鬼門F1タイヤマネジメント攻略は“まだ”と認識も初年度から「一夜にして改善」
ピアストリ、鬼門F1タイヤマネジメント攻略は“まだ”と認識も初年度から「一夜にして改善」
motorsport.com 日本版
【2024年まとめ】みんなが読んだバイクニュースBEST10! 車両編
【2024年まとめ】みんなが読んだバイクニュースBEST10! 車両編
バイクブロス
【2024年まとめ】みんなが読んだバイクニュースBEST10! バイク用品編
【2024年まとめ】みんなが読んだバイクニュースBEST10! バイク用品編
バイクブロス
遥か離れた場所でスピード違反、現地の警察署に出頭しなければイケナイ? 「東京在住で北海道での違反でも、再度出向く?」 実態はどうなっている?
遥か離れた場所でスピード違反、現地の警察署に出頭しなければイケナイ? 「東京在住で北海道での違反でも、再度出向く?」 実態はどうなっている?
くるまのニュース
一体どうすればいいの? 突然ハンドルが振動してしまう「シミー現象」が発生した際の対処法
一体どうすればいいの? 突然ハンドルが振動してしまう「シミー現象」が発生した際の対処法
バイクのニュース
マツダ・ロードスターに誕生35周年を記念した特別仕様車が登場!【新車ニュース】
マツダ・ロードスターに誕生35周年を記念した特別仕様車が登場!【新車ニュース】
くるくら
Z顔のステージアに「ケンメリ」の再来、日産学園の学生が驚きのカスタム披露…東京オートサロン2025
Z顔のステージアに「ケンメリ」の再来、日産学園の学生が驚きのカスタム披露…東京オートサロン2025
レスポンス
【TAS2025】日産自動車大学校は学生が製作した意欲作を展示
【TAS2025】日産自動車大学校は学生が製作した意欲作を展示
Auto Prove
レッドブルの苦戦鮮明だった2024年、それでもフェルスタッペンは「一度もパニックにならなかった」とチーム称賛
レッドブルの苦戦鮮明だった2024年、それでもフェルスタッペンは「一度もパニックにならなかった」とチーム称賛
motorsport.com 日本版
ホンダ「N-VAN e:」荷室に“コタツ”搭載!? 冬でもめちゃ暖かい「車中泊仕様」がスゴい! 電気を活用したアウトドアの提案とは?
ホンダ「N-VAN e:」荷室に“コタツ”搭載!? 冬でもめちゃ暖かい「車中泊仕様」がスゴい! 電気を活用したアウトドアの提案とは?
くるまのニュース
年末年始は最大9連休! 各高速道路はいつ、どこが混雑する?【年末年始 渋滞予測2024-2025】
年末年始は最大9連休! 各高速道路はいつ、どこが混雑する?【年末年始 渋滞予測2024-2025】
くるくら

みんなのコメント

5件
  • 中国製よね?

    よう壊れるんよね中国製って。
  • 50ccの時点で、法定速度が30キロだもんな…。
    最近、チョイ乗り用で欲しいと思うけど、30キロ超えて走って検挙されると怖いから買えないわ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村