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日産「“次期型”GT-R」いつ登場? 歴代「GT-Rデザイン」採用か!? 「R35型の終焉」で後継モデルはどうなるのか

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日産「“次期型”GT-R」いつ登場? 歴代「GT-Rデザイン」採用か!? 「R35型の終焉」で後継モデルはどうなるのか

■「正統なGT-R」 果たして登場するのか

 日産は2024年6月、新型「GT-R(2025年モデル)」を抽選で販売し、納車を開始しました。
 
 この2025年モデルをもって、17年間ラインナップされてきたR35型に終止符が打たれますが、今後後継モデルは登場するのでしょうか。

【画像】「えっ…」 これが「新型R36 GT-R」の姿です! 画像で見る(73枚)

 GT-Rシリーズは、スポーツセダン「スカイライン」をベースに、レースに出場させる超高性能バージョンとして、1969年の3代目スカイライン(通称ハコスカ)に初設定されたモデルが発端です。

 その後、GT-Rは2度系譜が途絶えたことや、搭載エンジンの違いにより大きく3つの世代に分けられますが、いずれの世代においても国産スポーツカーを代表するモデルとして、極めて多くのファンを持ちます。

 第1世代は、レーシングマシン「R380」譲りの2リッター直列6気筒4バルブDOHCユニット「S20」型を搭載する初代PGC10/KPGC10型と、2代目のKPGC110型(通称ケンメリ)です。

 乗用車らしいボディながらレーシングマシンを打倒する輝かしい活躍を見せたものの、ケンメリGT-Rはオイルショックや排ガス規制などを要因とし、1973年1月、発売からわずか4ヶ月ほどで生産を終了。台数も200台ほどと極めて少なく、貴重なモデルとして知られています。

 以後、一時的にGT-Rは消滅しましたが、1989年に8代目スカイラインをベースにした第2世代GT-R(BNR32型)が登場。16年ぶりに復活を果たしました。

 この第2世代では、新たに2.6リッター直列6気筒「RB26DETT」型ツインターボエンジンや、四輪制御システム「アテーサ E-TS」によるフルタイム4WDといった最新の技術を搭載。全日本ツーリングカー選手権などで好成績を収めました。

 この後、スカイラインのモデルチェンジに合わせて進化し、1995年登場の4代目(BCNR33型)、1999年登場の5代目(BNR34型)まで継続します。

 そして2002年、GT-Rはまたも排出ガス規制により生産終了。それから5年のブランクを経て2007年12月、2度目の復活を遂げたのです。

 通算6代目・第3世代では、従来から続いてきた「スカイラインの超高性能版」というポジションから完全に脱却。型式もスカイラインの系譜とは異なる「R35型」が付与されました。

 R35型では、新たに「スーパーカー」としての地位を確立。エンジンは匠の手によって組み上げられる3.8リッターV型6気筒ツインターボ「VR38DETT」型で、登場当初のモデルでは最高出力480馬力・最大トルク60.0kgf.mを発揮。

 進化した四輪駆動システムや6速デュアルクラッチトランスミッション、独立型トランスアクスルなどを採用し、戦闘力を向上させています。

 その一方で、プレミアムなモデルというキャラクターも持ち合わせ、上質な内装や所有する喜びも持たせた、全く新しいモデルとなりました。

 以来、現在に至るまで、度重なる商品改良やマイナーチェンジを繰り返し、デザイン変更だけでなく出力・走行性能などのパフォーマンスの向上も図られてきました。

 しかし、2023年1月に開催された「東京オートサロン2023」で、「R35型の集大成」と称した2024年モデルを発表。

 “集大成”という言葉が直接の生産終了を意味するものではないにしろ、登場から10年以上も経過したことや、新型車に搭載される衝突被害軽減ブレーキを搭載していないことなどから、にわかにGT-Rの終了のうわさがささやかれました。

 そして、そこから1年が経過した2024年3月、再びアップデートが施された2025年モデルが発表されるとともに、ついにR35として最後のモデルとなることも明言されました。

 日産広報部によると、その理由として、「部品供給の見通しが立たないこと」としており、2025年8月に生産終了を予定しているといい、再びGT-Rの名前が消えることになりました。

 その一方で、2025年モデルの公式サイトには、以下のようなキャッチフレーズを掲載。

「これでいいのか。無限にも思える時間、自問自答を繰り返す。究極のドライビングプレジャーの追求。我々が課した永遠の命題である。

『集大成』である最新の型が走り出した瞬間、新たな深化の萌芽に気づく。

 やるしかない。愛し続けてくれる方々のために。魂が駆動を始める。

 GT-Rの深化は決して終わらない。」

 このように、次期モデルの登場を期待させるような意味深な言葉が記されています。

 また、日産広報部によると「次期型については、日産を代表するモデルでもあるので開発の検討はしています。今後はGT-Rに求められるパフォーマンスと世の中に求められる環境性能の両立が出来るように研究開発を行っていきます」と話しています。

 さらに、2023年10月開催の「ジャパンモビリティショー」では、スーパースポーツカーのコンセプトモデル「ニッサン ハイパーフォース」が登場。

 随所に歴代GT-Rの面影を思い起こさせるデザインが取り入れられたほか、とことん軽量化を図ったボディや空力性能を重視したエアロ形状、走りに最適化された電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」の搭載が明らかになり、“次期GT-R”を名乗っても不自然ではありません。

 2024年6月現在のところ、次期GT-Rの具体的な登場時期やデザイン、パワートレインといったものは全くの不明です。

 新型車の電動化や先進化が進んでいることから、GT-Rとして進化を遂げることは非常に難しいことが予想されます。

 時代の変化に合わせ、正統な進化を遂げたGT-Rの登場にますます期待が高まります。

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みんなのコメント

23件
  • wac********
    フツーの人には手が出せないクルマになってしまったのはライターの人が一番わかっている筈だ。
    一般人を煽る前に自身が購入してのレポートをアップした方がまだ面白いと思うよ。クルマのイロハがキチンと理解しているのなら。若いな。

  • for********
    本文を読むまでに至らなかった
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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